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2014年12月の13件の記事

2014年12月 9日 (火)

森に寄り添って生きるために努力と経験をしてきた先人の知恵

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 足尾松木沢の山々は深い眠りに入っている。早いもので今年も間もなく冬至(22日)を迎える。いつもの自然界の移り変わりであるが、四国の徳島県山間部の皆さんは、その移り変わりを「初めての雪害」として経験している。

 集落へ通じる道路がストップしても、停電が続いていても山間部の高齢者の皆さんの暮らし振りはニュースで観る限り落ち着いて見える。むしろ余裕がみられ、そこには自然界や人間(地域)社会の掟を生きる知恵として身に着けていることが垣間見える。

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 がんじがらめの規律や法律でなく、それは自然の摂理や地域社会の人間同士の決まりごとである。この掟を破ろうとすれば、“バチが当たる”と小さい頃に言われたものだ。この掟に律せられて私たちは自然界の恵みに寄り添うことができ、地域社会から支えられて生きていける。

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 それにしても毎年振り返ると、想定外の異常気象、それによる犠牲と災害が世界各国で増えていることが心配だ。要因は海水温の上昇による偏西風の蛇行による、と言われているが、原因は自然界の掟を無視した人間の活動結果である、と言わざるを得ない。

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 宮脇昭先生は、「自然界が発している微か(かすか)な情報、現場で発している微かな情報から、見えない全体をどう読み取って、どう問題が起きる前に対応するか。これが人間の叡智であり、感性である」と述べている。(松崎明対論集『バチが当たる』・創出版)

 また、故・松崎明氏は、「洞察とか予見というのはある種の感性だとわたしは思うのですけれども、感性と言うのはやっぱり経験と努力によって磨かれるもので、実践なしには感性などというものは絶対に磨かれない。やっぱり実践もある種の理論的な基礎づけと言うか智慧というものを取得しないと、実践というのは生きないのです。」と述べている。

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 世界各国で猛威を振るっている異常気象という見えにくい自然界を読み取っていかなくてはならない私たちですが、森(自然)の恵みに寄り添って森と生きる努力と経験をしてきた先人たちの知恵を現代に活かしていくことによって、その洞察や予見が、そして問題が起きる前の対応が見えてくる。人間社会に“バチが当たらない”ようにしていくためには、生物社会の掟をこれ以上ないがしろにさせてはならない。

 蝋燭の炎で雪害を乗り越えている徳島県山間部の高齢者からはこんなことが発信されているのではないか。(理事 高橋佳夫)

 

2014年12月 2日 (火)

原発に頼らない森と生きる暮らしはまず経験だ

 

Dscf3641_2「感謝の集い」報告の続きです。乾杯をしてからは、出席者から“原発に頼らない森の生きる暮らし”を実現していくための「ひとこと」をいただきました。最初は、原発の恐ろしさが忘れられようとしている中で、原発事故に遭って暮らしを奪われたチェルノブイリ現地で取材してきた平田誉典「社団法・世界の子供たちのために」)さんから現地の報告を話してもらいました。

Bz1p5894_2 次は、アジアの大学生達へ足尾の植樹祭参加、南相馬市の植樹祭に参加させることによって森の有難さや原発の事を考えてもらっている認定NPO法人アジアの新しい風・上高子さんから大生たちの声を紹介してもらいました。

Bz1p5898_2 また、千葉県千葉市内で里山の暮らしの素晴らしさを子供たちへ体験していただき、森と生きるを養っている佐藤聰子さん(NPO法人バランス21谷当里山計画)

Dscf3639_2 山梨県北杜市の再生可能エネルギーで暮らしている様子を紹介してくれた跡部治賢さん(自然とオオムラサキに親しむ会)

Bz1p5902_2 これから原発の頼らない暮らしを実現していくための日本人の課題をオーストリア訪問で学んできた高橋利明さん(監事)

Bz1p5909_2 最後のひとことは、原発に頼らない森と生きる暮らしを実現していくための労働組合のやるべきことを語ってくれました。吉川川英一さん(東日本旅客鉄道労働組合中央執行委員長)

 原発のない森と生きる暮らしは、まずは自分の暮らしを見つめなおすことからはじめる。(理事 高橋佳夫)

2014年12月 1日 (月)

平和で“原発に頼らない森と生きる暮らし”を願って人を選ぶ

Pb290006 今日から師走です。足尾では今年最後の越冬森作業が進められています。29日には鹿などの食害防止柵の設置と幹をガードしました。冷たい雨の中で、事務局とスタッフが作業してくれました。(写真撮影:仁平スタッフ)

Pb290016 明日は「今のうち解散」による衆議院選挙が公示されます。民意が無視されている!と不満を感じている皆さんが多いと思います。しかし、その不満をどこにもっていくのか、という方は私だけではないと思います。

Pb290028 だからと言って前回の衆議院選挙のようなことでは、再び、民意が無視されてしまいます。基本的には選挙制度に欠陥がありますが、最終的には人を選ばなければならないのではないでしょうか。

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Photo_2 不満や疑問は候補者や政党に投げかけ、あるいは選挙事務所に行って、脱原発なのか、戦争政策に反対するのか、貧富の差を無くすのか、少子高齢化対策をどうするのか、国の借金をどうするのか等々を質問して、納得した候補者を選ぶ必要がありますね。

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Pa070395 今は便利で早い、多くの人々に拡がるインターネットを活用していきたいですね。

5 足尾での現場はそのような話を積み重ねながら、候補者や政党に民意をぶつけようと思っています。平和で“原発に頼らない森と生きる暮らし”を願いながら!(理事 高橋佳夫)

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