南相馬市・森びと苗床で今年最後の草取り
木々が眠りにつく森があり、最後の秋祭りに酔う森もあるようですが、南相馬市の苗床では今年最後の草取りをしました。今月2日、南相馬市民サポーター10名は、原町区苗床で草取りを行ないました。秋空の下で久しぶりに気持ち良い汗をかきました。
今回の草取りには、福島市から遠藤さん(女性)が初めて参加してくれました。遠藤さんは東日本大震災でご家族を奪われ、それ以来、前向きになれなかったそうです。しかし、9月の鎮魂の森の草取り作業の様子を『福島民報』記事で読み、森びとの活動に協力したいとの連絡があり、福島市から参加してくれました。今後は友人を誘って参加したいと言ってくれました。この森作業後に遠藤さんから連絡が、「今日はお世話になりました。ありがとうございました。みなさんと一緒に作業をさせていただき、本当によかったです。少しだけ、前に進めた気がしてうれしかったです。よろしければ、ぜひ、またお声をかけていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。」、と、嬉しい声が寄せられました。
遠藤さん、ありがとうございました。南相馬市の第2回目の鎮魂の森植樹祭が来年3月29日に決まりましたので、来年からその準備に入ります。その時にまた、お会いしましょう。早く、鎮魂の森でも木々たちの秋祭りを見たいものです。(事務局 岩橋 孝)
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