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2014年6月の29件の記事

2014年6月29日 (日)

今年最初の会津ナラ枯れ調査をしました。

 P6285236  昨日(28日・土)、ナラ枯れを何とか防止しようと始めた炭による樹勢回復の調査を今年初めて行いました。調査は、Aブロック~Fブロックの標準木の状況、カシナガの穿孔状態・樹液の排出状態等でした。雨は今にも降りだしそうでしたが、幸い何とか降らずに調査が出来ました。

P6285238 カシナガ(カシノナガキクイムシ)の活動は見つかりませんでした。勿論、フラスも出ていません。幹からは樹液も流れていませんでした。幹の測定では、木の一本一本にプレートを付けていますが、プレートを結んでいる紐が張っていました。生長している様子が分かりました。

P6285240 只見川の水量は満々と充ちて、山の新緑の姿が川面に映し出されて最高の景色でした。自然の力と美しさを実感しました。そのためにもナラ枯れ防止を何とかしたい、と願って帰路に着きました。森びと福島県ファンクラブの増子さん、東城さんお疲れ様でした。(スタッフ 仁平範義)

 

足尾は決して負だけの場所ではありません

  今朝の足尾は4時から5時30分ごろまでは豪雨だったそうで、松木川は増水と濁りが出ています。8時30分には曇りになり、気温は25℃まであがりました。

P6293692  11時過ぎに車に乗ったダンディーな男性方と上品な女性方が降りて、来舎されました。お話を伺うと、足尾高校の同窓生の方たち11名でした。多くの方がこの辺りまで来たのは初めてのようで、カラミや緑の豊かさを見て驚かれていました。対岸にいたシカを見ようと、子供のようにはしゃぐ姿がかわいらしかったです。人気の森びとTシャツや森びとタオルを購入していただきました。

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  お昼になると、少し雨が落ちてきました。すると、藤岡から来られたMさんが来舎されました。今朝6時30分に出発し、ニゴリ沢の手前まで行ってきたそうです。先週には対岸にあるブナのそびえたつ中倉山から庚申山を登ってきたそうで、中倉山の話に花が咲きました。来月には皇海山を目指すとのこと。来月もお待ちしております。

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(本日の舎人:髙橋・小林  本日の線量:0.182μSV/h)

2014年6月28日 (土)

東屋で楽しい“遊働楽”を創りたい

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P6273629 東屋建設作業は本日、柱の刻みに入りました。午前中は小雨でしたのでテント外で作業できました。

P6273643 昨日は、小井土、橋倉、加賀の3スタッフの協力を得て、東屋の土台用に測量をしました。後は、土台の穴を掘るだけとなりました。

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P6273634 ビニールハウスは二棟目の中心骨格を設置することができました。

 昨日は、昼食後や作業休憩時に東屋の利用方法、ビニールハウスの活用方法について話が盛り上がりました。その中心は楽しく作業ができるように、と言うことでした。

P6273626 朝、コンテナ物置の扉を開けると写真のように黄色く可愛いテントウムシ?が挨拶してくれました。作業前の心和む瞬間でした。(理事 高橋佳夫)

梅雨明けの緑と水が輝く松木沢渓谷が楽しみ

 やっと梅雨らしい雨が降っている足尾・松木沢でした。一日中シトシトと雨が降っていましたので、訪問客はいませんでした。 

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 雨の影響なのか分かりませんが、朝、クライマー3人が下山していきました。

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 先週に続き、今日は山わさびを畑に植えました。来年が楽しみです。

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 みちくさの窓から見るガスに浮かび上がっている足尾グランドキャニオン、中倉山が心を和ましてくれました。

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 みちくさに展示している「松木沢渓谷の沢と滝」(撮影:みどり市・大木賢一さん)が梅雨明けにはさらに緑と水が輝くことでしょう。梅雨明けに森ともの皆さんにお会いできることを楽しみにしています。(舎人:鎌田、岡安。本日の放射線線量は0.19μSv/hでした)

2014年6月27日 (金)

北東北・八幡平の森づくりが終わりました

Img_0209 6月21日(土)、森びとプロジェクト委員会 みちのく事務所は、第12回「八幡平・ふるさとの森づくり」を旧松尾鉱山跡地で開催しました。

Img_0199 今年で5回目を迎えた八幡平の植樹は、天候にも恵まれ、参加しくれたJREU東北3地本の組合員・家族を初め、地元企業のみなさんなど総勢180名が力を合わせ、400㎡の土壌改良した土地に、ミズナラなど9種類、約3000本の苗木を植樹しました。

Img_0263 お忙しい中、地元・八幡平市副市長、林野庁岩手北部森林管理署長にも参加していただき、厳しい気候と酸性土壌という悪条件の中での活動に対して、感謝と激励の言葉をいただきました。

 高所で雪深い厳しい環境・条件ながら、これまで植樹した木々は順調に育ち、近くにはウサギや鹿、熊などが現れるほど緑が回復してきています。

Img_0160 初めて植樹に参加した方からは驚きの声が寄せられ、毎年八幡平を訪れている参加者にとっては、これまでの育樹活動が実感できるほどの小さな森が育っています。参加してくれました皆さん、ありがとうございました。(事務局 関一史)

2014年6月26日 (木)

本当に自然は有難い、青空がこんなにも素晴らしい足尾・松木沢

P6263614 今日は、またまた梅雨明けのような快晴の朝を迎えられた足尾・松木沢でした。写真の通り、足尾のグランドキャニオンはその岩を青空へ向けて突き出していました。

P6263611 勿論、私たちが植林している臼沢の森も青空に緑の風を吹き上げているようでした。

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P6223524 蝶も道端の小さな水分を舐めていました。

P6267841 対岸の中倉山斜面には、数等の若い鹿たちが気持ちよさそうに草を食べていました。

P6263618 そんな爽やかな日差しを浴びながら筆者と星野スタッフ(実習)は東屋の梁を刻みました。

P6263623 そうすると母キツネが作業場に近づき、朝の挨拶をしてくれました。少し余裕をもっていましたので、手を休めてキツネの表情を見ていると、朝陽がとても気持ちよさそうでした。

P6233542 午後は小川スタッフと待ち合わせをして、日光森林管理署を訪問し、中倉山のシロブナ保護に向けたアドバイスを頂戴してきました。それは、来月20日の「森びと設立10年記念中倉山登山」の大切な目的を達成するためです。(理事 高橋佳夫)

 

2014年6月25日 (水)

日本には梅雨が無くなってしまったのか

P6253604 日本には梅雨が無くなった気がします。シトシトと雨が降ってそれがすべての生き物の恵みなっていた梅雨でしたが、数年前から恵みよりも恐怖が伴う局地的豪雨となりました。

P6253595 宇都宮市や足尾町は雷の本場と言われていますが、本場は夏休みになってからと記憶にありました。梅雨の時季から雷雨になるという記憶は筆者にはありません。

P6253600 写真は今日の足尾ダムと松木川の様子です。午後、30分程で一気にドロ水が増水しました。

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P6253584 それでも午前中は東屋建設の作業とビニールハウス設置作業を行いました。

P6243559  昼食後は、雷雨のために作業中断となりました。作業は計画通りにいきませんが、命と安全が第一ですので仕方ありません。(理事 高橋佳夫)

2014年6月23日 (月)

梅雨晴れの清々しい青空の下で森作業

P6233533 梅雨ですが清々しい一日でした。育樹・育苗には撒水が欠かせませんが、夕方から夜に雨が降ってくれますので、今日はビニールハウス設置と東屋建設の作業をしました。

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P6233544 作業はベテランスタッフ達でしたので、スムースにはかどりました。

P6233553 昼食時と作業終了後の話し合いでは、“軍隊は絶対に国民のいのちを守らないことを沖縄から学んだ。その一員に若者達をさせてはならない。そのためにシニアは語り継ごう”、また、鎌田スタッフが刈払い機講習会の報告をしてくれました。

P6233556 その後、今後の打ち合わせをして5時に解散しました。(理事 高橋佳夫)

2014年6月22日 (日)

足尾・森びと広場では苗分け作業が終了しました

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P6223479 本日と昨日は育苗作業中は雨が止み、暑くもなかったので苗分け作業が終わりました。昨日は、東京から樋口さん、大坪さんが忙しい中を育苗作業に来てくれました。久しぶりの作業でしたが、ひとり100ポット以上の苗分けをしてくれました。

P6223485_2 本日は、スタッフ・松村宗さん、小川さん、事務局・岡部さんと筆者が森作業を行いました。午前中は、明日から始まる東屋建設に向けた柱の刻み作業用テントを幕営しました。その後は、新しい苗床になる場所の測量を行いました。

P6223521_2 午後は、苗分けを終了させ、その後、みちくさ畑の食害防止柵を設置しました。柵設置後、何を畑に撒くかなどを話し合って、松村さんと舎人・岡安さんが種と苗を持ってくることになりました。

P6223514 それにしても今年は毛虫が異常発生しています。桜の葉が一気に(写真)のように食べられてしまっています。

P6227805 毛虫をどうするのか、と考えながら帰る途中、足尾ダム湿地帯で夜を待つバンビがのんびりしていました。(スタッフ 仁平範義)

旧松木村村民の暮らしを想い畑づくり

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 昨夜は栃木県らしい強烈な雷雨でした。お陰様で苗木や砂地で乾燥が早い地の若木たちには有難い夜でした。この頃、若い鹿たち数頭が目につくようになりました。今日も朝から雨の中で草を食べていました。

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 昨日は母キツネが大きい肉片を銜えてルンルン気分で巣に帰っていきましたが、今日遭った母キツネは餌にありつけないようでした。

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 昼過ぎには雨が止んでくれました。足尾町に住む塚原さんがお礼に来てくれました。中倉山の稜線で一世紀以上も煙害に耐え抜いて生きているシロブナの写真がほしい、と言っていた塚原さん。そこで写真三枚を塚原さんにプレゼントしましたので、そのお礼にみちくさを訪れてくれました。

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 雨が止むと虫たちも動き出します。トンボがその瞬間を待っているようでした。本日は松木渓谷ハイクには天気が良くないので訪問者は塚原さん以外にありませんでした。

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 そこでスタッフの皆さんはみちくさ畑の食害防止の劣化したネットを外し、新たに柵を設置してくれました。

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 何故かというと、山の恵みを畑に植えてはどうかと、昼食時に話題になったからでした。まずは山わさび(写真上)を植えていくことにしました。岡安スタッフが育ているワサビを植えていくことにしまた。

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 北海道旭川育ちの山わさびの香りとツゥーンと鼻をつく食感が楽しみです。(舎人:高橋、岡安。本日の放射線線量は0.19μSv/hでした。)

 

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