生存の危機?!100年後はアッという間ですよ!
「明治の時代にこんな文を書いていたという石川啄木さんはまるで予言者のようだ。できることならこんな予言は当たってほしくないと思うが、現状は予言通りに進んでいると思う。何とか自然を守るために、私は自分にできることを取り組む。地球に住む人間皆がそういう気持ちになれば、地球はきっと守れると思う」。
これは北海道旭川市立第3小学校6年生の感想文の一部です。当会発行の絵本・『サルと人と森』を読んだ感想文の一部です。
IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)は昨日、横浜市で開いていた第2部総会の報告書を発表しました。それを読むと、このままの経済成長優先の暮らしを追い求めていくと地球温暖化は21世紀末の人類の生存を脅かす、と読み取れます。感想文を寄せてくれた児童たちはそんなことを敏感に感じていますが、大人たちは目先の享楽と経済成長神話に惑わされているのではないでしょうか。
一昨日、東京事務所に旭川市立小学校児童の感想文がたくさん届きました(写真)。これは1年前、旭川市「MS会」が旭川市へプレゼントした『サルと人と森』を読んでくれた児童たちの感想文です。感想文を書いてくれた児童たちは、日章小学校4年生、第3小学校4年生と6年生、北海道教育大学付属旭川小学校1年生と2年生でした。感想文を書いてくれた皆さん、ありがとうございました。
一部学校ではMS会メンバーの本田さん(元教諭)が絵本の話をしてくれました(写真)。
自然(森)と共にこれからも生きていけるのかを問う、まったなしの時代を迎えている私たちですが、この感想文を森づくりの大切な糧にしていきたいと思います。(理事・高橋佳夫)
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