田中正造魂を社会へ活かす時はこれからだ!
昨年は田中正造没後100年の年でした。一年前、読売新聞社宇都宮支局・末吉記者から電話があり、その後、末吉さんは足尾・臼沢の森で私たちを取材しました。
秋になって、末吉さんを中倉山で鉱害に耐え抜き一世紀を生きぬいているブナに案内しました。これらは読売新聞栃木版に掲載されました。(写真:ブナを見上げる末吉記者)
これらの取材と記事は、正造さんの魂を現代に活かしたいと一冊の本にまとめられました。著書は、『伝える正造魂』(宇都宮支局編集・随想舎)として発行されました。その出版記念パーティーが16日、佐野市で開催されました。その写真が末吉記者から送られてきました。
昨日は、小川、橋倉両スタッフが5月24日開催の足尾・ふるさとの森づくり準備用の道具類を足尾現地に運びました。臼沢の森写真は9日のものですが、雪は春陽に温められて融けているようです。『伝える正造魂』に紹介されたことは、森びとを10年間も支えてくれた全国の“森とも”の賜物です。全国の森ともの皆さん、そして著書で紹介してくれた読売新聞社宇都宮支局の皆さん、ありがとうございました。文明の岐路に立たされている私たちは、今後も正造さんの魂を現代に活かしていきたいと願っています。(理事・高橋佳夫)
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