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2013年8月の20件の記事

2013年8月16日 (金)

祀ることは新たな自分を確立すること?!

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  旧松木村の村民の祖先が天に帰って行きました。私たちの森づくり会場は今から112年前までは、松木村の村民が暮らしていました。その地は現在、古河機械金属㈱が所有していますが、この故郷で暮らせなくなった祖先はお盆にこの村に帰ってきます。

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  日光市や足尾町住民の一部は7月に先祖を迎えるようですが、私たちは旧のお盆にお迎えしています。立秋の7日、旧松木村の村民の墓や祠周辺の草を刈り、花を添えました。

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 足尾ダムから旧松木村までの間には、村民の祖先の墓が三か所に集められています。祠は旧松木村の中心地にひとつ保存してあります。

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 私たちは森づくりを始めてから毎年、古河機械金損㈱が所有する以前からこの地に暮らしていた村民の祖先を迎えるために草刈りをしています。

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 とくに中心地に保存されている祠は、二度と人間が同じ行為をしない約束を結ぶ村人代表として祀っています。私たちはこの気持ちを絶対に忘れてはいけないとおもっています。

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 わたしたちはそんなおもいで草刈りを行い、花を添えて、清々しくお盆休みを迎えました。昼過ぎは、松木の杜内の草刈りを全てやり抜き、スタッフは家路につきました。鎌田さん、橋倉さん、仁平さんお疲れ様でした。

 

2013年8月12日 (月)

自然も人間も水を欲するこの暑さ

 本日の足尾・松木は、8時50分で32.9℃です。昨日に引き続き大変暑い日でした。しかし、終日弱い風が吹いており、風があると大変涼しく感じました。

 昼過ぎに、釣り帰りと思われる男性(60才くらい)にお茶声かけをしましたが、足早にゲート方向に行きました。

 スタッフの金子さんが撒水の為に来てくれました。苗木にたっぷりと水をやって頂きました。ありかとうございました。

 ビオトープでは、トンボが頭を下にして逆立ちをしていました。また、蜂がビオトープの水を飲んでいました。自分は始めてこの光景をみて驚きました。

Dsc01065  木々の緑の色がしばらく雨が降らないのでくすんで見えるように感じます。早く雨が降って欲しいと願っています。

 15時過ぎに伊勢崎市からの親子3人の方が寄ってくれました。伊勢崎市内は連日の暑さで「外では息もできないくらい」なので、涼しい足尾に来ました。と言っていました。これからグランドキャニオンを見に行くと元気に出かけて行きました。

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 涼しさを求めて足尾・松木へどうぞお越し下さい。

Dscf0447 (舎人:済賀・岡部  0.233μSV/h)

 

2013年8月10日 (土)

松木も暑かった。でも・・

朝、昨日から猛暑の東京で、逃げるように涼を求めて松木にむかいました。
でもついたら、9時時点で34度、ここ松木も暑かったでした。
風も少なく、空気がもやっとしている感じでした。

Img_4549_2でも、木陰にいると時おり涼しい風がふき、東京では感じられないなんとも
気持ちいい風でした。

Img_4551_2 本日は来客はありませんでした。
しばらく雨も降ってないようですので、小井戸さんが苗木に散水をたっぷりしました。
小川さんと、済賀さんもきて、水源の修理などやっていただきました。

宮原は臼沢を散策しました。

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暑い中でも木々は秋の準備をしているようです。

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しばらくこの暑さは続きそうです。
松木にこられる皆さん、暑いですので、みちくさへ、ぜひよって休んでください。

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本日の舎人:小井戸、宮原 (線量0.289μmsv/h)

 

2013年8月 6日 (火)

できることを実践すればいのち第一の暮らしは実現できますよ!

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 いのちが第一の暮らしは実現できますよ。原爆68年を迎えた本日、茨城県の高校の先生方とお会いしてそんなことを感じました。

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 今日は、茨城県高等学校教育研究会の皆さん13名とお会いして、松木の杜に木を植えてもらった時に、先生方と色々な話をしてそんなことを感じました。

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 植樹前には橋倉スタッフから植樹のアドバイスを行い、先生方はひとり2本のコナラを植えてくれました。

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 先生方の顔を拝見していると、清々しい顔で木と向き合ってくれていました。

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 最後は、臼沢の森を背景にして記念写真を撮って分かれました。きっと先生方は森と生きる大切さを生徒達に伝えてくれると確信できた一時でした。

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 昼食後は、気分良く旧盆の休暇を過ごそうという気持ちをもって、松木の杜の草刈りをしました。

スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

2013年8月 5日 (月)

若木には人が元気を与える作業と時間が必要?

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 東北地方が梅雨明けしましたが、相変わらず九州地方、中国地方を雷梅雨が襲っています。足尾は雷雨が発生しそうで発生していません。

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 と言うわけで、午前中は仁平スタッフが苗たちに撒水してあげました。

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 午後は松木の杜の草刈りをしました。昨年植えた苗木たちに太陽のエネルギーを沢山あげようと苗木の背丈よりも高い草を刈ってあげました。 

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 刈った後は写真の通り、若木が顔を出し、爽やかな風を浴びていました。

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 仁平スタッフは刈り払い機をスムースに扱い、松木川添いの草地からは“ありがとう”と言う声が聞こえてきそうでした。

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2013年8月 4日 (日)

舎人としての自己研鑽の1日でした

 今日の足尾は朝から30℃を超える暑さでした。足尾に来るまでの道ではバイクや車が行き交っていましたが、ここ松木沢は静かな1日でした。

 その中でホオジロの鳴き声がやけに大きく聞こえていました。

Photo_3  午前中、雨が少し降ってきましたが、すぐに止んでしまいました。訪問者が見えないようだったので、パソコンの勉強とみちくさのまわりを草刈りをしたり、植物や草花、昆虫の写真を撮りながら、名前は何だろうと調べていました。

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Photo_2  これは調べたら、ゴマダラカミキリという名前でした。
 

 お昼過ぎにラジオを聞いていると、緊急地震速報が鳴りました。少しすると、足尾でも軽い揺れを感じました。「3・11」以降、震度4以上を観測したのは300回目で、大震災の余震だそうです。この地震大国の日本に原発があるというのは危険であり、必要はないと思います。原発が1基も稼働していなくても、深刻な電力不足に陥ることを免れました。私は未だに16万人の方がふるさとを後にして避難を余儀なくされていたり、幼子を抱えて低線量被ばくの不安を抱え続ける母親の立場に立ち、NO!と行動していきたい。

(本日の舎人:田岡・小林 線量0.295μSV/h)

 

季節の移り変わりに変化を感じませんか?

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 ここ数年、季節の移り変わりが“一気”に変わっている感じがします。アザミの花、キキョウの花そしてハギの花が同時季に咲いています。

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 アザミは7月に咲き、ハギとキキョウは8月中旬以降に咲いていたと思います。

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 今日と昨日の足尾では雨が降りそうで降りませんでした。苗床の苗木は草との競争ですので作業は草取りと草刈りをしています。

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 今年からタブノキやスダジイの苗木を育てているので、苗床の整理をしています。今日は下の苗床にあるコナラを上の苗床に移しました。

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 下の苗床は常緑樹の苗床にして、タブノキやスダジイの越冬試験をする予定です。今夜は雨の恵みを期待しています。(仁平発)

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 ヤマグワの実よりもブルーベリーの実が早く熟しています?。

 

森の恵み(水)に感謝

 8月に入りました。夏本番です。苗床の苗木が一番水を欲しがる季節(時期)です。

 今日は森ともの来舎が少ないようですので、夕方の撒水の準備で取水口とホースの点検を行いました。取水口の水は十分にあり、ホースがさっそく満水となり小さな穴から水が噴き出していました。さっそくテープで修理をしましたが、すべての修理をすることができませんでした。撒水に不都合ではありませんが、修理が必要です。

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Cimg5957  今日の来舎は桐生から散策に来たIさんでした。「とても気持ちの良いところなので、また来ようと思います」と森ともノートに記してくれました。

 夕方、宇都宮大学の先生と3名の学生が来舎してくれました。大学4年生のFさんは「もっと足尾に緑が増えますように!勉強になりました」、Tuさんは「足尾の森が少し筒豊かになりますように!」、Taさんは「足尾銅山のこと、将来の子供たちにも伝えていかなければならないと感じました」、S先生は「足尾にこれからも来ます。これからも宜しくお願いします」と森ともノートに記してくれました。

 最後にS先生から「学生に何かできる作業がありますか」と聞かれましたので、「ぜひどんぐりのポット苗づくりを足尾で一緒にやりましょう。連絡をします」と約束をしました。

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 来舎してくれた皆さん、本日はありがとうございました。

(本日の舎人:田岡・松井 線量は0.272μsv/h)

2013年8月 2日 (金)

自然界の警告に耳を傾けて森づくり

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 8月に入りましたが、局地的集中豪雨が各地を襲って梅雨空けが嘘のようです。世界に目を向けると中国、インド、アフガニスタン等も集中豪雨で市民の暮らしを襲っています。アメリカでは大山火事が発生し、市民を恐怖に陥れています。こうした自然の脅威は人間が想定した防御基準をはるかに越えています。これらを素直にみると自然界は世界の人間に何かを警告している感じがします。

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 先月30日、足尾・森びと広場にはスタッフ・星野さんと星野さんお連れした土屋さんご夫妻が来てくれました(写真中・下)。星野さんは南相馬市へ嫁ぐコナラ100本を運んでくれました。これらは南相馬市の森の防潮堤づくり応援のひとつで、未来のいのちを支えてくれる森づくりです。

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 今日(2日)は、鎌田、橋倉、松村スタッフが6日に行われる茨城県高等学校の先生方の記念植樹の準備をしました。(仁平発)

掃除は電気掃除機でするもの?!

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 日本の住まいの特徴は畳と板張り床です。玄関では靴を脱いで部屋に入ります。掃除にはほうきを使い、念を入れて掃除をするときにはお茶がらを畳に蒔き、綿ぼこりが飛ばないようにしました。掃除の後には、綺麗になった畳の上では横になったりして家族の団らんを過ごした経験があります。

「ところが掃除は電気掃除機でするもの」となってしまいました。今では「700万台以上の電気掃除機が買われたり、捨てられたりしています。この掃除機を動かす電力は原発1.6基分」とも言われています。

 藤村靖之さん(発明家)は、「そもそも電気掃除機は今から120年前にアメリカで発明された。彼らは毛足の長いカーペットを敷いて土足で暮らしている。その土はほうきで取り除けない。だから電気掃除機を開発したのです。・・・戦後、高度経済成長期に入ると、カーペットが富の象徴となり、皆が競って敷き、電気掃除機も普及してきます。その後、子供のアレルギーなどの問題が出現して、今度はフローリングに変わっていくのですが、すでに“掃除は電気掃除機でするもの”という習慣が人々の中に刷り込まれていました」、と述べています。 

小さなことでいいからできることをやる

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  藤原さんはさらに、「エネルギーは、食料と同様にグローバリズムに乗りやすい。今、国内で太陽電池を作っている会社は海外生産を準備している。10年後にはもしかしたら僕たちは、中国が原発から得たエネルギーで作った太陽電池を買うことになるのかもしれない。でもそのときに、そんなお金が日本にあるのか。やっぱりエネルギーは、地域レベルで循環し、それで環境や雇用が地域レベルで持続できるようにするしか答えはない。

 そう考えたら環境やエネルギーに関してできることが山ほど見えてくる。選挙民の一員として国全体のエネルギーや経済に関する政策がどうあるべきかを考えるのはもちろん、小さなことでいいからできることをする。大きいことを言う人は、言うだけで何もやらない。それは実行できないことを、自分を正当化する言い訳でもあるんだよね。人は「正しい」ことをではなく「楽しい」ことが好きだから。小さいことを楽しくやる。ひとりじゃなくてできるだけみんなでやる。これが長続きの秘訣です。」、と述べています。(2011年4月『生活と自治』より)

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 私たちのライフスタイルを振り返ると、スタイルは各国の経済や政治が無関係ではないようです。原発に頼らない森と生きるライフスタイルの創造は、その主人公である私たち一人ひとりの本物を見極める知力が大切ですね。理事・高橋佳夫

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