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2013年5月の25件の記事

2013年5月31日 (金)

木も心も人に支えられて生(成)長します

P5314835  五月も今日で終わりです。天気は梅雨の中休みで気持ちよい一日でした。

P5314829 雪解け水は何十年もかけて浄化され、森はミネラル分の多い美味しい水を私たちに与えてくれます。

P5174737  足尾の森づくりで、この自然への感謝の心が育むことができるのは多くのインストラクター、スタッフそしてサボターの情熱に支えられています。

P5174743  320名分のテント幕営、苗木等の準備。

Dsc07091  穴に入れる黒土を運び出す作業。

Dscf0858  臼沢では、安全第一の植樹をするための様々な準備。

Dscf7853  全ての植樹が終わっても最後の最後まで点検を欠かさないインストラクター。

Dscf7920  参加者全員が帰路についた後は後片づけをして、大成功の祝杯をあげました。

P5314848 10年後には、ヤマザクラは可憐な花を咲かせ

P5314609 ミズナラは小さなドングリを実らせることでしょう。山と心に木を植えてくれたインストラクター、スタッフ、サポーターの皆さんありがとうございました。皆さんの支えで、100年後のいのちを守る森が動き始めました。

2013年5月30日 (木)

自然の恵みに感謝する心を育みました

P5254553  今年は10日も早く梅雨を迎えました。1300㍍の森ではツツジやウワミズザクラ等が五月雨に打たれながら輝いています。

Dsc07153  この自然の輝きに多くの方々が癒やされ、自然の恵みに感謝しています。そんな心の交流が30回足尾・ふるさとの森づくりでは行われました。

Dscf0915  足尾町の活性化を応援している若者

Dscf7902   津波で運ばれた松に家を壊され、混交林の防潮堤づくりをすすめるWさん

Dscf7905  木の恵みで暮らしているマリンバ演奏者のOさん

Dscf7892  みちくさで出会って、チェンソーで間伐作業を手伝いたいと申し出た若者

Dscf7873 参加者のメッセージを聞いて頷く“森とも”の皆さん。この他にもコメントしてくれた皆さん、ありがとうございました。

Dscf0924  交流会の最後は、水落事務局の多くの“森とも”に出会ったお礼と植樹活動の報告がありました。山と心に木を植えてくれました皆さん、18日に植えた幼木たちは五月雨に濡れて嬉しそうですよ。

2013年5月27日 (月)

房州の“森とも”がすすめる森の防潮堤づくり応援

P5274771  梅雨前線が本州に近づいて来ていますが、爽やかな風が若葉の香りをあちこちに運んでいます。今日は、JREU千葉の皆さんが育てている苗床を見学してきました。

P5274776  この苗床は、昨年から始まった南相馬市の森の防潮堤づくり応援の苗木を育てるところです。

P5274777  場所は佐倉市内にあり、昨年播いたタブノキ、トベラが芽を出していました。

P5274778  昨年芽を出しただタブノキは40㎝程に生長していました。案内してくれた寺西さん、森田さんはその生長に驚いていました。

P5274784  ここは間もなくホタルが飛び交うところで、生態系豊かな地に育てようとNPOの皆さんが活動しているところです。田んぼや湿地ではトンボが舞っていました。

P5274780  周囲の森にはアカシデ、シラカシ、アベマキ等が生きものの命を支えていました。

 P5274790 JREU千葉の皆さんは今後、苗分け、草取りそして撒水に嬉しい汗を流したいと言っていました。千葉の皆さん、100年先のいのちを支える森づくりを楽しみましょう。

2013年5月26日 (日)

「自然の恵みを暮らしに活かす」ことをまず1つやってみる

 今日の足尾・松木沢の9時の気温は27℃で天気は晴れでした。27℃の割には、みちくさの窓を開けていると涼しい風が通り抜けて、過ごしやすい環境でした。

 10時に事務局スタッフの岡安さんと第3期インストラクターの若田部さんがJREU東京が行う金精峠での炭撒きに使用するスコップ・唐鍬・背負子を積むために寄ってくれました。若田部さんは久しぶりに訪れたそうで、みちくさに吊してある一夜干しネット(乾物ネット)を見て、興味をもったようで、乾燥野菜についての話に花が咲きました。野菜などを乾燥させると素材のうまみが凝縮されて、栄養価が高まるそうです。何よりも太陽の光などを利用することから電気やガスなどは一切利用しないで済みます。野菜が苦手な私ですが、乾燥野菜ならばいけそうな気がしてきましたので、これからチャレンジをしてみようと思います。

 さて、今日は午前中は晴れていたのですが、午後になると黒い雲がたちこめ、13時30分頃になると、強い雨が降り出して時折雷が鳴り出しました。1日来訪者はおろか、通る人もおりませんでした。

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                ↓   

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 関東は今月末には梅雨入りかと言われておりますが、樹木にとっては恵みの雨となっているに違いありません。少しづつ緑が回復してきている足尾へ足を運んで下さい。

(舎人:仁平・小林 本日の放射線量は0.243μSv/hでした)

今が一番良い季節

 昨日(25日)は東海村の原発被ばくのニュースを聞きながら、舎人の担当のために朝6時に自宅を出発をしました。この事故の報道は、事故発生から相当な時間が経ってから報道されたとラジオで流れていました。被爆者も出ていると聞かされ、心配をしています。

 今、自然界は新緑の季節真っ只中です。言い過ぎかもしれませんが、若芽はこの季節を待っていたかのようにすべてが発芽し、里山を森を緑色でペイントします。人工美ではない自然の命の芽吹きです。人工的造形にはおごりがあると思います。

 さて、昨日は子ぎつねと対面し、「おまえは誰だ」と言われた気持ちになりました。気持ちよく寝ていたようです。厳しい自然界で「頑張って生き抜いてほしい」と願いました。

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 訪問者もいました。以前も来ていただき、差し入れをいただきました。ありがとうございました。

「また来たい」と森ともノートに記載してくれました。お待ちしております。
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(舎人:鎌田・仁平 線量0.299μSv/h)


2013年5月25日 (土)

多くの方々に支えられている足尾の森づくり

Dscf7866  森づくりは地域の方々のご支援ご協力によってすすめられていることは言うまでもありません。第30回足尾・ふるさとの森づくりには、栃木県、日光市、草木ダム管理所そして土地所有者の古河機械金属㈱足尾事業所の皆さんが参加されました。

Dscf7865  昼食後の「森とも交流会」では、まず、岡部事務局員が岸井成格理事長のメッセージが読み上げられました。

Dscf7878  続いて、来賓の挨拶がはじまり、最初は私たちが植樹している土砂流出防止保護林を管理している栃木県県西環境森林事務所から、

Dscf7880  次に挨拶した古河機械金属㈱からは、約18千㎡の新たな植樹会場が提供されました、Dscf7889

Dscf7886  次は、毎年土壌改良用の粉炭を提供してくれている草木ダム管理所から、

Dscf7887  最後には、日光市足尾総合支所から歓迎のあいさつを受けました。

Dscf7862 交流会の進行は、今年の通常総会から新しい事務局入りした福澤さんがすすめてくれました。来賓の皆さん、お忙しいところ現場に立っていただきありがとうございました。

2013年5月23日 (木)

色々な想いを込めて植えた松木の杜

Dscf7851  「年々生長していくのをみて嬉しくなります」(千葉県・Iさん)、

「今日は楽しい思い出になりました。私が植えた幼木が立派に大きく生長することを夢見る思いでいっぱいです」(下野市・三さん)、「話しには聞いていたが、参加してみて聞くだけでは分からない事を実感しました」(バス労組・Tさん)等、松木の杜に補植してくれた皆さんの感想が届いています。

Dscf7792  松木の杜には、福島県南相馬市から森の防潮堤づくりを共にすすめていく市民の皆さん

Dsc07144  毎年元気な声を発して植えてくれる鹿沼市「希望の家」の皆さん、

Dscf7847  そして、川崎市から参加してくれている「もんぺ座」のみなさん、

Dscf7802  孫に先代の志を伝えている旧松木村の子孫・星野さん

Dscf7804  一心に苗を植えている子と親子、

Dscf7806 松木の杜では様々な想いを胸に植えてくれました。Dscf7842 それを支えてくれたスタッフの皆さん。松木の杜では、未来のいのちを支える木々へ参加者の魂が注ぎ込まれているようでした。”森とも”の皆さん、ありがとうございました。

2013年5月22日 (水)

ヒトは森の扶養家族

 

 

 

Photo


「生態系」という言葉をよく耳にする。しかし、その意味を正しく把握している人は少ない。ほとんどの場合、「自然」と同じ意味にとらえ、貴重な生態系が....とか、生態系が破壊される....とか言っている。しかし、生態系は都会の中の貧弱な公園にもあるし、ドブ板の下にもある。そこに「生産者」「消費者」「分解者」の三者がそろっていれば、生態系と言えるのである。ただ、自然と言った場合には、この三者は念頭にない。

 

 もっとも立派な陸上生態系は「森林」である。それは聳え立つ高木が率いる亜高木、低木、草本、コケに至るまでの植物からなる「生産者」、植物や動物の遺体を処理し、分解する役目を担うミミズ、ワラジムシ、トビムシ、ササラダニなどの土壌動物やカビやバクテリアなどの土壌微生物からなる「分解者」、それに生産者が作った有機物に依存して生活する鳥獣、虫などの「消費者」から成り立っている。ここで重要なことは、生態系の主役は「生産者」と「分解者」の二者であって、もし生態系を家族にたとえるならば、生産者は世帯主、分解者は配偶者に相当する。この二者が生態系をささえ、扶養家族である「消費者」を養っている。ここで胆に銘じなければならないことは、この地球上で一番威張っている人間も、消費者すなわち森の扶養家族の一員にすぎないと言うことである。残念ながら、ヒトはケムシやナメクジやダニと同格なのである。

 

 したがって、生産者と分解者が豊かで活力に満ちている金持ちの森は、たくさんの扶養家族を養える。人工林や都市の植え込みなどに消費者である動物の種類や生息数が少ないのは、その森が貧乏だからである。消費者である動物は主役ではないが、生態系の経済状態を示す指標となる。生態系の家計が苦しくなると、森は高次消費者から切り捨ててゆく。大型の肉食獣や猛禽類がいなくなる。ついで、小型の鳥獣が姿を消し、さらに虫が減ってくる。本当を言えば、生態系が劣化してきた時、消費者の頂点に位置するヒトが真っ先に消滅するはずなのである。その時はいつかやってくるかもしれない。

 

人類にとって大切なことは、生態系の中で「生産者」の主役を務めている樹木にまず敬意を表し、普段は地面の下にいて目に触れない「分解者」の働きに思いをいたし、自分たちはこの両者に生かされている「消費者」であることを自覚することである。消費者の中では例外的に強い力を持ってしまった人類は、生産者である森を破壊することもできるようになってしまったが、同時にまた森を守り、創造する力をも与えられているのである。そこにこそ、森の民である日本民族の中から立ちあがった「森びと」の存在意義があるのであろう。青木 淳一(横浜国立大学 名誉教授)

 

足尾の森・爽やかで清々しい風は森が運ぶ

Dscf0864  18日に行われた足尾ふるさとの森づくりで臼沢の森に登ってくれた方々から、「爽やかな風がとても気持ちよかった」と言う声が多くありました。

Dscf0866_2 今年の植樹会場まで登っていくには600段者階段を登りました。階段の両脇には9年前に植えた60㌢程の幼木が7㍍以上に育ち、この若木は臼沢の森を登る“森とも”の皆さんを若葉のトンネルで迎えることができました。このトンネルを通って吹きぬける風が緑の香りをいっぱいに運びあげていました。

Dscf0874  昨夜、「今年は植樹に参加でき、その上臼沢の森まで登れて嬉しい年でした。麓に植えた樹は森になって上では涼しい風が吹いて最高でした。また、今年は参加者の幅が一層広がっている感じで、森びとへの期待の大きさを感じました」、と東京・Nさんからメールが届きました。Nさん、ありがとうございました。

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2013年5月19日 (日)

夕方からの雨が苗木たちを元気にしています

P5194753 昨日集ってくれた“森とも”の皆さんの自然と人間のいのちを大切にする情熱によって昨日の森づくりは事故と怪我無く成功しました。有り難うございました。

P5194751  天気予報に期待して昨夜は雨を待ちましたが、雨は降りませんでした。丸一日経った現在(21時頃)、雨が降っています。屋根に落ちる雨音でホッとしています。

P5194760  今日は、昨日のゴミ分別、コンテナ片付け、背負子の修理をしました。昼は風がありましたので暑く感じませんでしたが、ハンミョウが飛び回っていたので地表は暑つかったのでしょう。(スタッフ:小川、仁平発)

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