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2013年1月の17件の記事

2013年1月14日 (月)

寒気の裏に潜む人間活動に目を向けて!

 

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 朝9時から20日に開催する「森びらき」オープニングの編集作業をしていました。10時半頃に、小黒事務局員が外は雪です、いうので窓を開けて見ると重そうな牡丹雪が降っていました。昼過ぎになっても雪は止みそうにないので、ラジオニュースに耳を傾けると強風が吹くというので帰宅しました。

 

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 明日は「舎務室」(仮称)を完成させる日でしたので、降雪による交通障害を心配していました。スタッフと電話で話し合って、安全第一を貫いて明日の作業は延期しました。

 

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 昨年も寒気が居直って全国17地点で最深積雪を記録しました。新聞報道によると、先月のシベリアで氷点下60度に達し、全土で120人以上が亡くなったそうです。そういえば今月5日、北海道陸別町で氷点下30.2度が記録されました。

 

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どうも海水温の上昇とジェット気流の蛇行が影響しているようです。勿論、海水温の上昇は温暖化が原因のひとつです。米政府によると米国の平均気温は19世紀末に比べて1度近く上昇したと報じています。その主な原因は人間活動だとしています。このままのペースで温暖化が進めば、農業、健康被害等が発生するとも報じています。しかし、COP18では温室効果ガス削減に向けた米国や日本の姿勢は積極的ではありません。削減目標で対立している中国・北京では車の排ガスによる有害物質を含んだ大気汚染によって市民・農民の健康を脅かしています。(写真下:北京排ガス・毎日新聞より)

 

 

 

2013年1月11日 (金)

「舎務室」(仮称)は15日に完成予定?

 

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 風が無いと太陽の陽が差し込んで厳冬でも暖かい日に仕事ができます。昨日は天気予報では北風が吹き荒れるという報道でしたが、足尾・松木沢では北風が吹きませんでした。さすがに朝9時には冷え込んでいましたが、10時過ぎると太陽の陽に感謝でした。感謝は人間ばかりでなく、猿たちも陽に当たりながら樹皮を食べていました。

 

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 昨日は執務室(今後は舎務室と言おうか?)の外壁に甲羅板を張り付けました。鎌田スタッフと二人の作業で執務室の外壁80%に板を張ることができました。15時過ぎには暖かい陽は中倉山に遮られて冷えてきましたので、後片づけをして帰路につきました。

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日光高速道路・清滝付近を通り過ぎる頃、フロンドガラスに見えたのがトンビの群れが舞っている様子でした。こんなにも群れて舞っているのは珍しいのではないか、と思ってシャッターを切りました。

 

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 いのちを守るのは食べ物からですので、何か、群れている地上には美味しい餌があるのかもしれません。それにしてもこの数のトンビが一気に下降してくると、自然の畏れを感じます。執務室は15日に完成する予定になりそうです。

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2013年1月 9日 (水)

“森とも執務室”が今月中に完成します!

P1093438  陽が沈む時間が伸びています。今までは午後4時には薄暗くなりましたが、今日は午後5時頃になって薄暗くなりました。今日は青空が見え、風も無かったので暖かく感じました。鹿たちものんびりと草を食べていました。

P1093444 今日も執務室作りを4名で行いました。「森びと広場」(自然の恵みを暮らしに生かす講座)担当の舎人執務室作りは、後1日で完成するまでになりました。明日は、外壁用の甲羅板を張り付けます。

P1093446  執務室が完成すると舎人が培ってきた暮らしの知恵と技を調査・研究します。また、足尾・松木沢の生態を分類・整理したり、顕微鏡などによって菌や微生物などを調べたりします。その結果は森びと広場を訪れた皆さんへ公開していく予定です。お楽しみに。松村さん、小井土さん、柳澤さんお疲れ様でした。

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2013年1月 7日 (月)

暮らしの基本は食べること?

P1053050  今日も冷え込みました。朝の気温は零下15度でした。雪の結晶が朝陽に反射して小さな星のように輝いていました。山道を歩くと道はカチカチに氷って歩きづらいので、このような時には雪が残っている上を歩きました。雪の森散策の後に昼食を食べました。

 今日は七草がゆを食べてみました。セリ、ナズナ、ハコベラ等の七草はスーパーで売っていましたので、それをお粥に混ぜ合わせただけでしたので春は感じられませんでした。

ビニールハウス栽培の七草ですから、セリやナズナの香りは殆ど感じられませんでした。

P1013016  いのちから食事を考えてみると、食材や調理方法が大事になってくると思います。満腹になれば良いというのでなく、いのちを基本にすると「食べることは生きる基本」になりますね。風邪をひいた時にニンニクを使ったおかずを作って食べると、身体の血が動くようなことが感じられます。

 セリやナズナの香りそして食感を感じられるのは、旬の春にそれらを体感したからでしょう。幼年時代にはビニールハウス栽培は盛んでなかったので、野菜はいつも旬の時季に食べられました。この時期に、臭覚と味覚が身体に染みこんだと思っています。今では有り難く思っています。

P1013011 散策の途中、ニホンカモシカ、イノシシ、野ウサギ、リス等の足跡が目につきますが、厳冬を生き抜く動物達のいのちの鼓動が感じられました。(写真上:5日・足尾のロッククライミング・OWL)

2013年1月 6日 (日)

零度以下の森びと広場で“仕事はじめ”

P1053413_2  昨日は足尾・森びと広場で仕事はじめをしました。朝、自宅を出発する時の気温は零下20度、車を30分動かしてもフロントエンジンカバーの霜が消えない程の冷え込みでした。足尾の気温も終日零度以下でした。

P1053412_2 スタッフが持参した大工道具をスタッフは使いこなし、使用品価値の低い木材、使い道のない製材板を削ったり、切ったりたりして、午前中は床を張り、午後からは室内の壁に板を張りました。

P1053409_2 このハウスは今月中に完成させ、来月からは東屋風の小屋建築に着手する計画です。鎌田、松村、小井土スタッフのてきぱきとした作業で完成の見通しがつきました。

P1053416_2  このハウスは5月までに完成させますが、このハウスの側には東屋風の小屋も同時期までに建てます。新年早々、来年の事を語るのは笑われますが、来年は森づくり10周年を迎えますので、その記念事業として本格的に始めたい「みちくさ広場」(自然の恵みを暮らしに生かせる講座)の基盤を築いています。スタッフの皆さん、寒い中での作業をしていただきありがとうございました。

2013年1月 3日 (木)

原発に頼らない森と生きる暮らしとは?

P1013023  今日の朝の気温は零下13度でした。日中でも零下5~6度の森の中での暮らしはやることが多い。夜10時頃には太いミズナラの薪をストーブに入れて寝床に入り、朝方に起きて用を足したら、またストーブに薪を入れる。寝床に入る前に、窓から積雪の様子を見て布団にもぐる。天気の良い夜は月の光りで森の様子が分かる。

P1033398  朝、積雪があれば除雪機で雪をはらい、薪置き場から窓際に薪を運び、さらに必要だけ薪を室内に運ぶ。運びながら積雪の上を歩いた動物の足跡を見て、必死になって森と生きていることを知る。足跡を見て、生ゴミに気をつけなければということが頭を過ぎる。

P1013037 ストーブは薪の種類によって燃え方が違う。4~5年経った薪はどうしても雨や雪がしみ込み腐る、あるいは虫が薪に入って木質が劣化してしまう。このような薪は燃え尽きる時間が早く、炎の勢いが弱く暖かさもぬるい。燃え尽きる時間が短いといっても1時間は燃えてくれる。木の種類によっても燃え尽きる時間や暖かさが違う。ヤマハンノキやヤシャブシは燃え尽きる時間も短いし、暖かさが弱い。最高な薪は、2~3年間自然乾燥させたミズナラ。安定した暖をめぐんでくれる。

P1023044  厳冬の日でも有り難いのは、天気の良い日の朝9時頃になると、太陽の陽が部屋を暖めてくれることだ。さらに、ログハウスなので2日間もストーブを燃やしていると、木が暖かい空気を取り入れ、部屋の温度を調整してくれることだ。そして、除雪した後に飲む雪割りの酒は実にうまい。

 森(自然)と生きていくということは難しいことではなく、昔の生活に戻れと言うのでもなく、寒い時は少しばかり厚着をして、少しの汗を流して身体を動かし、その合間に森の動きを見ながら森と向き合い、そこから得る知恵と技を暮らしに活かしていくことだと実感している。森と人との関係を“ほどほど”にしていけば森と生きていくことは可能なのである。

P1023396 昨年、私たちは全ての原発が稼働しなくとも電気のある暮らしを経験した。この事実に自信をもち、時代が求めている原発に頼らない森と生きていくライフスタイルを創造・実践していくことが私たちの急務だと思う。(OWL)

2013年1月 1日 (火)

森と生きるライフステージへ歩き始める2013年

Pc133208 森年(しんねん)明けましておめでとうございます。今年も“山と心に木を植えよう”を合い言葉にして、全国の“森とも”の皆さんといのちの源である森を元気にし、原発に頼らない森と生きるライフスタイルを築き上げていきたいと願っています。

昨夜は40数年ぶりに三輪明宏さんの歌を聴いて元気をいただきました。その勢いで筆者の気持ちを述べてみます。

Pc133196  昨年末の選挙では誰もが願っていた原発に頼らない暮らしが遠ざかってしまいました。それどころか、私たちのこれからの暮らしは原発推進、そして若者たちを国防軍へ駆り立てようとしている気がします。失望感を与えた政党の問題はありますが、私たちは民(有権者)の罪は認めなくてはなりません。棄権は己の意思表示としての意味はありますが、反面、それは有権者資格を持たない若者や子どもたちへの犠牲が伴い、その責任は民にあるのではないでしょうか。

Pc313395  新年を迎えて、私たちに求められていることは、安全な所で「一億総評論家」的になるのではなく、原発に頼らない森と生きるライフステージへ一歩踏み出していくことではないでしょうか。今年はそんな年へダッシュしたいと願っています。今年も全国の“森とも”の皆さんと苗を育て、森をつくり、森を元気にしながら新しいライフサイクルの創造・実践に向けて汗を流していきたいと思います。今年もよろしくお願いします。(副理事長・高橋佳夫)

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