足尾銅山・“幻の集落”跡は探せず!
今日は114年前に開村して僅か41年で閉村となった「幻の集落」と言われている集落跡を探しました。集落の名称は「根利林業所」と言われ、この集落は古河鉱業が銅を製錬する燃料等を生産していました。集落跡へ向かうには、現昭和町から皇海山登頂入り口へ向かって林道を走ります。
何故、「幻の集落」跡を探そうとしたのか。この集落民は木を伐採した後にカラマツを植林していた、という記録があったからです。100年以上生きているカラマツを触ってみたい、当時の集落と生活を想い浮かべてみたい、ということでした。
ところが林道は昨年の台風14号で土砂崩壊があり、あと少しのところで寸断されていました。仕方がないので、途中にあった林道を下って探しました。林道が行き止まりの所から沢に降りました。ササが茂っている林道から下って30程には平らなところがあり、そこは生活の跡らしい様子でしたが何とも言えません。沢の水は清らかで、両岸にはミズナラやサワグルミなどの巨木が生きていました。 急傾斜を1時間登り、出発点で昼食を摂って帰ってきました。
周囲の林様はカラマツが多く、その他はウリハダカエデとイヌシデが非常に多く、シラカンバ、ミズナラ、等が森を形成していました。集落跡地にはクリンソウが咲いているという情報もありましたので、それも楽しみでしたが見つかりませんでした。それでも道端に数株咲いていたクリンソウが鮮やかに咲いていました。帰り道には、群馬県の県鳥ヤマドリの雄が姿を見せてくれました。
再度、チャレンジしようと3人は約束し、帰路につきました。松村さん、小井土さんお疲れ様でした。
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