2025年8月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

« 2012年5月 | メイン | 2012年7月 »

2012年6月の27件の記事

2012年6月19日 (火)

台風に負けない、いのちを育む足尾の森に感謝です

 

P5201407
 今日は足尾・ふるさとの森づくりから一カ月目です。台風4号が猛威をふるっているので注意しなければなりません。足尾に植えた苗木が心配ですが、多分台風には負けないでしょう。

 

P6174398
 写真の様に8年前に植えた60cm程の苗木は樹高6㍍を超え、幹の太さは大人の腕ほどに生長しています。草地だった臼沢の地は見事にすべての生きものの生命を育む森となっています。台風4号の強風や豪雨には負けないでしょう。新松木の杜も木々の葉の緑が輝いていますので、多分、台風をかわしていくことでしょう。

 

P5212783
 ところで生命を育む森に生長させていくには日々の地道な育樹・育苗活動が欠かせません。今年の森づくりでも、多くの皆さんのボランティアで支えられました。写真で振り返ってみます。

 

P4102622
 最初は階段作りから始まりました。

 

P4042625
 足場を確保して雪降る中で草を刈りました。

 

Dscf0117
P4212694
Dsc06270
 苗木は土がいのちですので黒土、腐葉土そしてマルチング用の藁等を荷揚げしました。

 

Dscf0161
P5152741
P5122720
 穴掘りは最後の作業です。傾斜のために早くから穴を掘って雨が降ると砂土が流れます。

 

P5182788
 森づくり前日は、ミーティングからスタート。今年はみちのく事務所から田中所長とスタッフが手伝いに来てくれました。

 

P5182770
 それぞれが道具を持って現場へ。

 

P5182765
P5182760
 苗の選定、テント設営、苗木置きをテキパキを行う。

 

P5182776
 作業の合間の昼食時間は、吹き上げてくる沢風に気分も爽やかで、未来のいのちを守る森づくりに充実感を感じる。

 

Dsc06268
 JREUの組合員の皆さん、スタッフの皆さんそして準備作業を手伝ってくれた皆さんありがとうございました。この森づくりは毎年、イオン環境財団様から助成金をいただいております。お礼申し上げます。

 

2012年6月17日 (日)

初夏の爽やかな風と緑は最高!

 

P6173051


 
雨上がりの初夏を感じさせる今日一日でした。松木沢の緑は新鮮に輝き、南風は爽やかでした。本日、みちくさを訪れた方はいませんでした。今日一日は二人で森びと広場の環境整備をしました。外で作業をすると暑いので昼頃、温度計を見ると30度ありました。と言っても木陰に入ると何とも言えない爽やかな風に当たるので木々のもつ恵みの素晴らしさを実感しました。

 

P6171925


P6173032


 松木川沿いの岩山を見るとニホンジカがのんびりと初夏の爽やかな風に当たっていました。足元では太陽の陽をいっぱいうけて輝いているハハゴクサが咲いていました。昨年まではみちくさ周辺にはは生えていなかったのですが、今年は黄色い花を見せてくれています。8年前に植えた臼沢の森では写真(上)の様に全ての生きものの生命を育んでいました。いのちを吹き込んでくれた多くの皆様に感謝です。(舎人:岡安、高橋・本日の線量:0.32μSv/h)

P6173044

 

2012年6月16日 (土)

元気な男女の声が松木沢を吹き抜けていきました

P6163025  小鳥たちの巣立ちシーズンの松木沢です。今日は一日中小雨でしたが、ノビタキの幼鳥が巣の外で親にねだっているようでした。草地の石の上にはキジの幼鳥が小雨の中をうずくまっていましたが、怪我などではないようでした。P6161877 P6161911 今日は畑にウドとフキを植えました。植えた後に草地を歩いていると小さな白い花を付けている草を見つけました。もしかすると雪融け後に蒔いたソバがかもしれません。5~6本が小さいながら白い花を咲かせていました。シカやウサギに食べられてしまうのか、食べられずに実を付けるのかこれからが楽しみです。

P6163024  今日は小雨なので訪問者は来ないとおもっていました。昼食を摂った後に松木村の歴史を調べていたら、10名の男女が「おじゃましま~す」と入ってきました。皆さんは愛知県安城市からやってきた方々で、庚申山と皇海山登頂をめざしているようです。ところが雨なので登頂を止めて「日本のグランドキャニオン」を見に来たそうです。皆さんはお茶を飲んで直ぐ、松木沢渓谷へ向かっていきました。お茶をご馳走すると、皆さんはカンパ箱にカンパをしてくれました。安城市の皆さん!有り難うございました。元気はつらつとした声が吹き抜けていきました。(舎人:高橋・本日の線量:0.31μSv/h)

P6163028

2012年6月15日 (金)

ナラ枯れ調査へ観察会を準備!

Dscf1429  森びと山形ファンクラブの皆さんは今月23日、森の観察会を実施します。ナラ枯れ被害が最も多い県に危機感をもったクラブの皆さんは、山形市等に相談してナラ枯れ防止の炭撒きを今年中に実施しようと計画しています。

Dscf1447  その前に森の現状をしつかり観察しようと観察会の会場予定地の草刈りを本日行いました。写真のように現地は篠竹が森を覆っていました。天気が良かったせいで汗を流しながらの作業でした。(山形F発)

Dscf1445

森の中は分からないことばかり?

P6141865  森の中をじっくり見ていると足元から目の前までの草木には様々な虫たちが生きている。写真の虫も何という虫たちなのか分からないし、どのように生きているのかも分からない。 

P6144369 足元のスミレをよぉーく見ていると、スミレの小さな周囲には蟻が働いている様子が見る。調べてみると、どうもスミレが生きていくために蟻に蜜を与え、受粉を手伝ってもらっているようだ。蟻はスミレが組成した糖、アミノ酸をいただいて蟻の子孫を残している、という。

P6144328  森の中は生きものたちの共同体である。その生きもののひとつが私たちである。私たちは食物連鎖の頂点に立っているが、他の生きもののために何を与えているのかと問われると答えが出てこない。

P6141847  「植物は人間がいなくても少しも構わずに生活するが、人間は植物が無くては生活の出来ぬ事である」(『牧野富太郎自叙伝』)と言うように、私たちが生きていられるのは植物のお陰であり、森の恵みのお陰だ。特に、ゲンノショウコ、ドクダミ、センブリ等の「和薬」と言われている日本の代表的な薬は、いのちを守ってくれている分かり易い森の恵みである。

P6144336  森の共同体の生きものとして私たちは何をなすべきかを掴むには、森の恵みを体感してみないと分からない。しかし、森の中は分からないことばかりだから、“森とも”になって分かり合える努力が面白い。森が「真の文明」へ舵をきるところかもしれない。(OWL)

2012年6月13日 (水)

何事も現実に向き合ってやり抜くことは大変ダー!

P5261703  いのちを守るということは守ろうとしているその人の現実に向き合わないと単なるスローガンで終わってしまう気がしている。

物忘れが多くなった両親のいのちを守るということは、一緒に暮らしてみると大変なことであると分かった。何度も同じ話に付き合う、何度もトイレの場所を案内する、階段を上り下りする度にフォローする、風呂は一緒に入らないと背中も流せない等々とぶつかったが、いつものように暮らしている両親と向き合ってみると、少しでも傍にいることが一番の長生きの素である気がした。

P6123012  いのちの源である森と生きるということは、森に生かされている生物のひとつである人間が森の恵みを独り占めにしないことであり、使い果たしてはならないということである。

そこには“我慢”が内包され、独り占めにして使い果たそうとしている勢力に警告を発しなければならない。

 前回に紹介したメジロの巣から親が立ち去ったようだ。一週間後に巣を覗いて見ると卵がひとつだけ残っていたが、次の日にはその卵もなかった。森の有り難さを独り占めしようとした私の行為がそうさせたのかもしれない。これを見た私は、“いい写真が撮れた”という自慢みたいなことを“我慢”できなかったことを恥じる。“森と生きる”ということは、メジロに負担を与えない方法で写真を撮ればよかったと反省している。

P5211533  地震や津波からいのちを守るためには“逃げる”ということが一番であることを3・11で学んだ。未来を生きるいのちを守るためには津波に遭っても“親と一緒に逃げる”時間を稼いでくれる森が自然の恵みだ。森の防災堤づくり応援も東日本大震災で犠牲になった皆さんの現実に立ってスローガン倒れにならないようにしたい。

P6113001 原発再稼働を認めようとしている民主党・野田代表も原発事故で避難生活を強いられている県民の現実に立っていないし、高齢化社会で介護生活をしている多くの国民の現実に立たないと民主党の社会保障制度も自民党に流されてスローガン倒れになってしまう。エゾハルゼミの合唱にもメッセージがあるのかもしれない。野イチゴが間もなく美味しい恵みをくれる。(OWL)

P6051830

2012年6月12日 (火)

森の恵みを採り入れます!

 6月10日の日本農業新聞のコラムにニセアカシアの記事が出ていました。冒頭には、「花の天ぷらをいただいた。ほんのり甘く、サクサクとしておいしかった。地方によっては当たり前の初夏の味覚」と書いてあり、東京事務所では足尾ではお馴染みのニセアカシアが食べることができることに驚きました。

  ある山間地のJA組合長の「こんなにうまいものを知らないなんて。都会の人は・・・」とため息をついたとも紹介をされるほど、食せることは有名なのだと思います。

  調べてみたら、ホワイトリカーに漬け込んでつくるアカシア酒は強い甘い花の香りがして精神をリラックスさせる効果があるそうです。

  函南の原生林に入った際に、私は「森の中で1日も生活できないのではないか」と言われましたが、ものすごく納得しました。それは森の中にある木の実やキノコなど何が食べることができて、何が食べることができないのかを知らないからでした。

Dscf0222

  現代はお金があれば、例えばおにぎりやパンを買ったり、おかずを買うことが簡単にできる社会で、私はそこにどっぷり浸かっていました。森の恵みや旬の味などは意識をし、行動をしないとできませんので、まずは次に足尾に入った際は、ニセアカシアの花を摘んで、天ぷらを作って自分の舌で初夏の味覚を感じてみたいと思うのでした。

 

2012年6月11日 (月)

“森と生きる”心を育む松尾鉱山跡地の森づくり

P6082909  ご存じのように当会の植樹会場は、人間の都合で自然(森)を壊したところです。ですから参加者の皆さんの中には、岩山と堆積場の草地になった森づくり会場の歴史を振り返り、未来のために何かしたいと思った方が大勢います。前回紹介した松尾中学同窓生はその方々です。

P6082916  新年を迎えると同窓会の幹事の方からみちのく事務所にメールが入り、今年の森づくり日を確認して同窓会日を決めるそうです。同窓会が森づくり日にする皆さんのそんな心が伝わってきます。松尾中学校卒業生の“森とも”の皆さん、“山と心に木を植えていただき”有り難うございます。

P6092974  心に木を植えるには事務局、スタッフの前段準備を疎かにしないことです。事務局、スタッフは、昨年から行ってきた800㎡の開墾と盛土つくり、2ケ月前からの草刈りや最終的な盛土つくりそして育樹・育苗の作業を手を抜かずに、現場に立って自然の都合に合わせて進めてきました。この心が苗木に通じて苗木が生長し、この生長過程が参加者の心に木を植えているのだとおもいます。

P6092999  森は人を励まし、時には元気を与え、小さな森が育まれると未来のいのちを守ってくれることでしょう。みちのく事務所の皆さん、お疲れ様でした。この森づくりはイオン環境財団からの助成金で進められています。

P6082937

鳥たちの合唱を聞きながら

Photo_2


足尾の空は、雨が降ったり、お日様が出たりとめまぐるしく変化していました。

気温も22℃ありましたが、すごしやすい一日でした。

放射線量も0,300μSV/hです。

昨日雨の影響かハイカーの人たちのあまりみうけられませんでした。

那須の方から、ご夫婦で来られた方が、最初の来舎でした。 雨が降ってきた来たので、雨宿りをしていただこうと声を

かけました。クマとアナグマのDVDを見ていただきました。(お菓子の差し入れをいただきました)

お昼前に大勢で松木沢に行かれる方に「どちらまでいかれるのですか」と聞いたところ松木沢の途中まで行ってくると

言っていました。かえりにでも寄って休んでいってくださいと言ってみました。

一時間くらいしたら、先ほどの方々が、よってくださってました。

610_4

矢板市の「みんなの輪」というボランティアグループの方々で、代表の方が、「志」をおいていかれました。

ありがとうございました。(エダマメ・ラッキョの酢漬けもいただきました)

みなさんは、とても元気で、明るくてたのしい方々でした。 

コーヒーを飲んで元気が戻ったのか、楽しそうに帰路についていきました。(みちくさのコーヒーは元気も元がはいっているのかな)

舎人 (まつい ・たけだ)Photo

2012年6月10日 (日)

梅雨入りを味方に植樹や研修に励んでくれた森とも

 関東地方が梅雨入りした6月9日、これまで支援、ご協力頂いているJR東労組東京地本の皆さんが、元気に朝早くから第28回「足尾・ふるさとの森づくり」の準備を行っていました。スタッフ40名、植樹者99名の皆さんは小雨降る中、8年前に植えた苗木が青年の木に育っているのをゆっくりと観察しながら、植樹会場目指して600段の階段を登りきり800本の苗木を植えてくれました。植樹を終えて来舎した家族や職場の仲間は、DVD(カラミ索道)、本や資料に目を通したのち、10名の方が感想を記載してくれました。①植樹して生命の神秘を感じました。夢をありがとう(Aさん)。②森林欲で癒されました。ありがとう御座います(Oさん)。③公害からの再生を知りました。夢をありがとうございます(ARさん)

P1010040 P1010038  P1010039

 午前中に、群馬大学の先生・学生の皆さん29名が来舎され、DVD観賞、昼食後潜在自然植生に基ずく、土地本来の木を密植・混植したふるさとの木によるふるさとの森を、石島理事と仁平事務次長の案内で散策をされました。散策後の感想は、他で行われている植樹方法とは異なることへの、驚きと感動を述べてくれました。代表の先生からは、またお伺いしたいので宜しくお願いしますとの挨拶がありました。参加者からお茶とクッキーを頂きました。ありがとうございました。

P1010047 P1010073 P1010069

 最後に訪れてくれたのは、スタッフ(舎人)の小井土ご夫妻と友人4名でした。友人から小井土さんがボランティア活動をしている現地を是非見たいと訪れてくれました。友人からは、驚きと感動の言葉を頂きました。雨降る中を50名以上の森ともが訪れて頂いたことに感謝申しあげます。(舎人:かまた、まつい)<線量:0.287μSv/h>

 

 

森びと検索

最近のトラックバック