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2012年5月の29件の記事

2012年5月 9日 (水)

全農バイオエタノール製造所から燻炭をいただきました

Photo  昨日は新潟県から燻炭を足尾町と山形県新庄市の二箇所に運びました。これは昨年秋に実施したナラ枯れ防止の実証調査で粉炭を会津の国有林に撒くことが『日本農業新聞』に報道された時、JA全農バイオエタノール製造所から燻炭を提供すると連絡がありました。この心のこもった提供に甘えて雪解けを待って、昨日、二箇所から受け取りに行きました。

現地では所長の佐藤惚衛さんと工場長の巻口秀彦さんが燻炭を用意してくれていました。燻炭は500㎏入りフレコンに17個が用意され、山形県ファンクラブと東京事務所の2台のトラックに積み込みました。山形県Fは5時に出発、東京事務所は高崎を5時半に出発しました。柳澤事務局員は、自宅~新潟~足尾~自宅を運転し、その距離は700㎞を超えました。これは一日で走った距離の最高と彼は言っていました。

 佐藤所長さんからは、「これからも協力しますから」と言ってくれました。巻口工場長からは、「ドングリを地植えしたが数本しか出なかった」という話しもありました。JA全農バイオエタノール製造所の皆さん、ありがとうございました。この燻炭は山形県内のナラ枯れ防止に撒き、足尾では19日の植樹に撒きます。運転した皆さんお疲れ様でした。(小川事務局発)

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2012年5月 6日 (日)

急な天候の変化を詠むそして待避

P5062687  今日の作業は午前中だけとなりました。午後は雷雨と雷雨の合間のちょっとした時間での作業に終わりました。事務局の仁平さんが手伝ってくれました。五月晴れと雨が交互に訪れると木々の若葉がみるみるうちに増え、新緑が眩しく感じるとはこのようなことかと思います。苗床の若木も日に日に若葉を大きくしています。

P5062682  今日は、19日の植樹会場である新松木の杜の開墾と腐葉土を運びました。それにしてもここ数年、竜巻の恐ろしさを肌で感じるようになっていますね。雷雲を感じたら即、待避するようにしています。

自然の恐ろしさを風や臭いで感じる?

Dsc06210  茨城県と栃木県の一部では竜巻が発生し、一人が亡くなり怪我人や家屋倒壊などの犠牲と被害がありました。足尾・松木沢も昼頃から雷と豪雨が急に発生しました。30分も過ぎると晴れ間が現れたとすると、また、雷と豪雨という半日でした。

P5062680  そんな日でしたが舎に寄ってくれた方々は5名と犬1一匹でした。昨日寄ってくれた方も帰りに寄ってくれましたので、岩魚の話と新緑間近の山の様子を伺いました。彼によると、冷たい風が吹いたのでやばいと思って引き上げてきた、と言っていました。彼は自然の動きを風で感じ取っていたようです。雷と雨が止まないので車でダムへ送りました。釣りに来たYさんと友人からは天然岩魚の釣果の話を伺いました。Yさんは「松木川の天然岩魚を釣ることができありがとうございました。雨宿りさせてもらってありがとうございました」とノートに書いてくれました。

P5061265  雷雨の合間にはオオルリと遭うことができました。新緑を背景に瑠璃色が映えていました。(舎人:済賀・0.324μSv/h)

2012年5月 5日 (土)

顔に塩が吹き出しました

P5051235  子供の日の今日は立夏でもあり、日本の原発が全て稼働中止となった日でした。森づくり準備をしていると、顔に塩が出るほどの初夏のような日でした。足尾町の隣町であるみどりの市では鯉のぼりが初夏の風に泳いでいました。

Cimg5475 鎌田スタッフは「空瓶で作るランプ」の実習のために自主的にみちくさを訪れていました。本日の森づくり準備では、新松木の杜会場内に450袋の腐葉土を運びました。

P5052668 長屋のドクダミ荘ではヤマブキの黄色が輝き、新緑の香りを醸し出していました。ニュースでは原発稼働停止に関して報道されていました。42年ぶりの全停止だそうですが、みちくさではこの話題が語られていました。その核心点は、「原発反対だけを叫んでいてもそれは無責任だ。原発に変わる電力をどうする、ということが大切だ」と言うことでした。

P5052665 周辺ではキジが囀っていましたが、キジは必ず囀った後に羽ばたきをしているようですが、この羽ばたきはキジを襲った蛇がキジを巻き付けますが、その蛇をやっつけると言います。桃太郎がキジを伴に選んだ意味がこれにあるようです。

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立夏は新緑が眩しい、顔も輝いている足尾・松木沢でした。

Cimg5479  昨日までの雨が上がり、子供の日の今日は立夏に相応しい快晴でした。立夏に誘われた今日は、来舎してくれた方が7組11名でした。Cimg5481 わたらせ未来基金の内田さん、田中さんからコーヒーを頂きました。Cimg5484 40年前から足尾を訪れている山男のMさん、千葉県から来たTさんはハンミョウに遭えたと言ってくれました。茅ヶ崎市から訪れたKさんはバードウォッチングに来ました。Cimg5487 宇都宮市から来たNさんは「自然を守る活動には感心しています」と言ってくれました。苗床のブナは黄緑色の若葉を輝かし、文字通り今日は眩しい立夏に感謝でした。Cimg5485 (舎人:松井・0.295μSv/h)

一雨ごとに森の緑が青々と(5月4日分)

5月4日の足尾の天気は、朝から雨が降っていましたが、お昼頃には雨もあがって夏のような日差しが降り注いで

きて、気温も徐々にあがり午後には26℃になっていて、体を動かすと汗ばむくらいでした。

放射線量は、 0.318μSv/hです。

前日から降った大雨の影響か、みちくさを訪れる森とものみなさんもいませんでした。

天気になると、多くの森ともの皆さんが、訪れてくれてにぎやかになるでしょう。

対岸の土手では、親子づれの鹿たちが、夏のような日差しを体いっぱいに、あびながらやわらかそうな草をたべていました。

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5月19日は「第27回足尾ふるさと もりづくり」です。多くの「森とも」のみなさんと、すこしでも木を植えていきましょう

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(舎人 松村・武田)

2012年5月 3日 (木)

人間は自然からパワーをもらい、生きている

 昨日からの低気圧や前線に伴う発達した雨雲の影響で、関東地方で雨が強く降りました。横浜、東京、宇都宮では5月として過去最高となる雨量が観測されたそうです。今日は足尾でも強い雨が予想されていましたので、みちくさは閉舎をさせていただきました。昨年、足尾でも台風による土砂の崩壊がありましたので、この雨による被害がないか心配です。

 舎人の2名は東京事務所にてみちくさで展示する写真の整理と5月19日の第27回「足尾・ふるさとの森づくり」の準備をしました。この間、足尾で撮影した写真156枚を“昆虫”、“植物”、“鳥”、“動物”のジャンル分けをし、図鑑を用いてそれぞれに撮影日と名前を記入しました。今後、プリントをして、ジャンルごとのアルバムに入れて、みちくさで展示をしますので、是非ご覧下さい。

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 かつて足尾は緑の豊かな山でしたが、煙害や山火事などによって木が全くない山並みとなってしまいました。私たちは2005年からここ足尾臼沢地区で植樹、育樹・育苗活動をしてきました。今では小さな森が出来、みちくさ周辺でも鳥、昆虫や動物を頻繁に見かけるようになりました。コツコツと地道な積み重ねによって、少しずついのちの森がつくられていくと共に、私たちも元気を与えられています。

 私たち舎人は、みちくさを訪れてくださる皆さんのためにも正確な情報を提供出来るよう、日々勉強中です。この間も森ともの皆さんから大変貴重な資料・データを提供していただいていますので、皆さまと情報を共有・交換ができたらと思います。気軽に“みちくさ”へお越し下さい。

舎人:宮原哲也・小林 敬

足尾の森づくりに南相馬市長・桜井様が参加しますよ!

P5031217  久しぶりにのんびりしています。今日の天気は関東周辺が激しい雨でした。土砂流出がニュースで報道されていましたが、足尾の苗床では恵みの雨です。先週は夏日が突然やってきたので苗床のポット内では水分が蒸発して乾いていました。そこに雨が降りましたので今日は苗木たちには感謝の日でしたでしょう。

P4292681 また、みちくさ畑では昨年植えた行者ニンニクとウルイが芽を出していましたので、ここでも今日の雨は感謝でしょう。山でも今日の雨は全ての生物たちの命を育んでいることでしょう。オオカメノキの花も雨の中で薄い黄緑色を輝かせていました。秋には紅い実を大きくさせて、私たちに元気を与えてくれることでしょう。

P4292680 間もなく日本の全原発が稼働停止となります。けれども電気を使った暮らしは少しばかりの我慢をすれば原発に頼らない暮らしは可能でしょう。いのちを犠牲にしない原発に頼らない暮らしを変えるには少しの我慢と私たち市民のアクションではないでしょうか。

 Dsc06206 ところで19日に実施する第27回足尾・ふるさとの森づくりには、南相馬市長・桜井様が出席するとの連絡が入りました。原発事故で避難生活を強いられている市民の声を桜井市長から伺い、市民が進めていく防災林づくりを応援していきたいと考えています。

2012年5月 1日 (火)

支え合い・分かち合いが命を繋ぐ

P4301134_2  みちくさの昨日(30日)の天気は予報通りの曇りで、時々晴れ間がありました。足尾・松木沢ではやっと春の花が咲き始めたので生物たちが蜜を求めて動きを活発にしています。今日はヒヨドリが桜の花を探していましたし、メジロが群れをなしていました。P4301195 ムラサキバナダイコンの花には、ホウジャク(蜂雀)に似た蜂?が蜜を求め、スミレ?の花の蜜を求めていたのはスジグロシロチョウとキタキチョウに似た蝶が羽ばたいていました。地面ではウサギや鹿の糞を転がしている虫があちこちで働いていました。それぞれが命を支え合っている自然界でした。

 P4291115 P4301204 今日の訪問者はいませんでした。朝9時頃には釣り人が松木沢渓谷上流に向かって行きました。そんなわけで今日は静かな一日でした。15時頃からは日差しがあり、ノビタキが囀っていました。みちくさ西側に調査用水場にはアメンボウが棲み着いているようでした。どこで水場を発見してどこからやってくるのでしょうか。小さな命が様々な命を守る動きが始まっています。有り難いことです。なお、急に夏日が続いていましたので松木川の水かさが高くなっていますのでご注意ください。(舎人:高橋、放射線量:0.344μSv/h)

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