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2012年5月の29件の記事

2012年5月31日 (木)

ビールが旨かった!みそ汁も美味しかった、よぉー!・・その5

 

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 早いもので5月も今日で終わりです。初夏のような陽差しと午後の雷雨によって19日に植えた幼木たちは大地の恵みに感謝しているようです。

 

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 19日も初夏の様な天気でしたので用意した缶ビールが美味しかった、という声がありました。また、今年も昨年に引き続き「自然の恵みを暮らし活かす時代がやってきた」というスローガンでした。Dscf0109
  昼食・交流では、森びとロゴマークを木材に焼印したコースター作り、空瓶とワインコルクを使ったオイルランプ作りを用意しました。準備をしてくれたスタッフも休む暇もないほどの人気でした。

 

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 各テントへの呼び込みにも助けられて各テントに立ち寄ってくれる方が多く、参加者の皆さんとの出会いがつくられました。臼沢の森で植樹してくれた方は、「汗をかいた後のみそ汁は美味しかった」と言ってくれました。各イベントとみそ汁を作ってくれた皆さん!ありがとうございました。

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2012年5月29日 (火)

心温まる気配りに励まされて森づくり!

P5291767  足尾は初夏を思わせる日が続いています。朝9時頃の気温は20度を超し、若葉が眩しくなってくると昨日からエゾハルゼミが鳴き始めました。P5291779  キジの囀りと羽ばたきを聞きながら森びと広場を見てみると、ハンミョウが飛び跳ねています。凄く綺麗ですがよぉーく見ると牙みたいのがあり怖い感じがします。巣昼頃になると西・皇海山(すかいざん)方面に入道雲が見え始まると、北・中善寺湖側からは暗雲が臼沢を覆います。暫くすると雷雨です。そうなると一旦「どくだみ荘」に戻って室内作業です。雷雨が過ぎた頃に現場へ向かいます。  

P5291795 昨日、「遊働楽舎」(愛称名:みちくさ)をチェックしているとコーヒー瓶がビニール袋に入って薪の上に置いてありました。忘れ物かと昨夜メールを開くと、昨年、「みちくさ」を訪れてくれた茨城県のWさんからのプレゼントであることが分かりました。Wさんからは、「いつも素晴らしい取組をされていて“樹木を大切にされている”ことに対して関心させられます。実は、昨年の今くらいにそちらに釣りに出掛けた際にお昼前から雷を伴った大雨に遭遇。一時避難をさせて頂きました。その時には、冷えた体を温めるためにコーヒーを入れて頂きました。加えて、帰り道に困っている私たち二人とその他の4人を親水公園の駐車場まで車で送って頂いたこと、とてもとても感謝しています。一昨日(25日)に当初計画を変更し足尾へ行くことにしました。昨年のことに対して心からお礼を述べたくての再訪問でした。残念なことながら昨日はご不在でした。お礼にもなりませんが、インスタントコーヒーなどを川側の薪置き場に置いて来ました。来年、また訪れたいと思います。」と書かれていました。

P5211533  茨城県のWさん、またお会いできることを楽しみにしています。写真・下は草地だった松木の杜がいのちの森に育んでいる様子です。

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2012年5月27日 (日)

自然に誘われて

 今日の足尾は、午前中は快晴でした。しかし、午後2時少し前にポツポツと雨粒が落ちてきました。放射能測定定点観測は、A地点0.333、B地点0.280、C地点0.420いずれも昨日より上回っていました。今朝の毎日新聞には「青天にむきだしの鉄骨」と大見出しで、福島原発の4号機が報道陣に公開された記事が掲載されていました。このようななか、今日の“みちくさ”の最初の訪問者は「鹿の群れ、20頭を見ました~」というご夫婦が立ち寄ってくれました。「日本カモシカをみたかったのですが~」「残念でした~」という気持ちを、森びとの声のノートに記載してくれました。わたらせ未来基金の活動に携わっている方は、安蘇沢の植樹の手入れ後に立ち寄ってくれました。”みちくさ”のような話し合える「場」があることは、雰囲気も良く、素晴らしい事ですね~と感想を頂きました。是非、ブログを見ている森とものみなさん”みちくさ”に立ち寄って森びと話に花をさかせましょう!もう一人の立ち寄り人は釣り人です。「今日は、今までで一番多く釣れました~」と明るい声でみちくさに入ってきました。松木沢をはじめ仁田元沢にも入ったことなど楽しく話してくれました。今日は日曜日ですので多くのハイカーが松木沢を散策していましたが、雨模様の天気であり、帰りは残念ながら急ぎ足のもどりでありました。(舎人:鎌田、仁平)

子供たちの声が松木沢に響いていました

 

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  昨日は天気が良く、ヘリポートでは県造園建設業協会主催の植樹会が行われていました。約300名の皆さんは、10時開会式後、全員が河原でペットボトルに水を汲み植樹地では1本植えて終了しているようでした。昼食後には解散式をやって13時頃にはヘリポートを後にしました。植樹は樹高3m程の桜の苗木とアセビを植えていました。みちくさの訪問者は真岡市から来た足尾初参加の一家族のみでした。天気が良かったので苗木に水を撒きました。ホースが破損および穴が多数空き、途中で半分くらいが流出してしまい散水に苦労しました。(舎人:星野、白井)

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函南原生林の森で英気を養いました

 

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 久しぶりに原生林と言われている森を散策しました。しかもJR熱海駅から車で40分程にある森でした。不伐の森「函南原生林」という森で、500年以上も生きているアカガシ、ブナそして巨木のヒメシャラ等が逞しく生き、貯えた水で住民のコメ作りを助け文字通り“いのちの源”としての森として存在していました。

 

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 この森は面積223㌶で、箱根外輪山のひとつです。海抜500㍍から700㍍にはヒメシャラ、アカガシの巨木が生きていましたが、700㍍を超えるとブナがその仲間に入って森の主役を演じていました。森は観るだけなら2時間もあれば歩けますが、私たち「心の森探訪イン函南原生林」は観察的な散策でしたので10時から昼食を含んで15時頃まで散策しました。

 

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 腐葉土の匂いがする道をゆっくり歩くと、チドリノキ、シキミ、コクサギ等はじめて知る樹木と遭えることができました。コクサギの葉を住処にして卵をたくさん産み付けていたので疑問を持ち、葉の香りを嗅ぐとミカンの香りがしていました。この虫も香りに誘われてきているのか、と改めて生物同士の共生の素晴らしさを感じました。また、足元の低木を見ると、アワフキムシが一生懸命になって産卵の準備をしているようでした。

 

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 ブナ、アカガシの巨木を観察して驚いたことは、元気がないということでした。巨木の上を観ると、とても考えられないことですが葉の隙間が大きく、空が見えていました。若いブナと比較しても隙間だらけの枝と葉を観て、皆さんは“元気がないあー”と言っていました。

 

 16時頃からは熱海駅前で一杯飲みながら函南原生林を素晴らしさを振り返りました。準備をしてくれました事務局の小黒さん、小林さんありがとうございました。

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2012年5月25日 (金)

幼木が自立できるまでは育樹が必要ですよ・・その4

Dsc01709  19日参加してくれた”森とも”の皆さんから感想が届きました。

今回の森づくりにはある想いを持って参加しました。今回をもって一定の区切りをつけると聞いていたからです。植樹場所を見て、正直「あそこまで登っていくのか」と思い、自分の体力でたどり着けるかとおもいました。登りはじめてみると確かにきつかったのですが、最初に植樹した木々が大きく育って日陰をつくるまでになっており、そこから吹き抜ける風は心地よく肌に伝わってきました。

最上階?での植樹場は多くのボランティアで埋め尽くされて賑やかに活発に動き回って植樹はアットいう間に終わりました。あの心地よい疲れを忘れることなく「森づくり」に支援・参加していきたいと考えている。準備をしてくれた事務局・スタッフの皆さんに感謝を申し上げます。(立川市・Nさん)

Dsc01688  まさか足尾でS先輩とお会いできるとは思いませんでした。以前、弟から「少し足尾の奥に入るだけであんなに木が生えていない風景があるとは思わなかった」、と聞かされていましたので、実際に自分の目でみたいとおもい職場の同期を誘って初めて森づくりに参加しました。足尾・間藤駅あたりから見る山に木がないことに驚かされました。また、現地に着いてみると、密集した間隔で植樹していて育つのだろうかと?同期と話しをしながら植樹しました。過去に植えた場所を見ると20~30本に1本根付けばという森を観て、さらに驚きました。また機会がありましたら隣の彼を誘って参加したいと考えています。(高崎市・Iさん)

Dsc01698  感想を送って頂きありがとうございました。Nさん、足尾の森づくりは今回で区切りをつけません。来年も植えますし、植えた後は草に幼木が負けないように草刈りを行います。これからもよろしくお願いします。

2012年5月24日 (木)

大奮闘!元気の息吹を幼木に吹き込んだ新松木の杜・・その3

Cimg2717  新松木の杜に木を植えてくれた“森とも”の皆さんは約390名でした。今回植えた面積は約1300平方㍍、植えた本数は2677本でした。参加者の中には自宅で育てた苗木を植えた方がいました。1人約7本の苗木にいのちの息吹を吹き込んでくれましたので、普段使っていない身体は疲れたようでした。それでも最後の一本までマルチングを行い、全ての幼木を大地に植えることが出来ました。

Cimg2625 390名の皆さんをエスコートしてくれたのがインストラクターとスタッフそしてサポーターでした。9時には現場で植樹会場をチェック、硬い場所はスコップで堀り直していました。昨年は苗木の植え方が優しすぎたので、昨年冬の西風で苗が倒れました。「今年は一本一本しっかりと植えてください」、と参加者にお願いした皆さん。

Cimg2644 Cimg2663 子どもたち、心身にハンディキャップのある方も一生懸命になって乾いた砂地に黒土と腐葉土をたっぷり混ぜ、“ガンバレよ!”と心で声をかけて植えてくれました。杜の周囲には、低木のレンギョウ、ヤマブキ、ヒサカキを植えました。

Cimg2707 昼過ぎになると引き上げる皆さんが多くいましたが、最後の一本まで植えてくれたのは千葉県から来てくれた皆さんでした。大奮闘してくれました“森とも”の皆さん!ありがとうございました。

Cimg2640 22日には乾いた地に雨が浸みこみ、元気のなかった幼木達の若葉はその先を上にピーンと立てていました。

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2012年5月23日 (水)

“森とも”の皆さんの情熱が1200本の苗木に届く・・その2

Img_0583 森を作るのにお金と時間を拠出して参加してくれた“森とも”の皆さん。その皆さんが臼沢の森のゲートを入ると、「すごーい!」と言う感激の声がありました。また、8年前から植樹に参加している方は自分が植えた苗木の生長している姿を見て喜んでいました。

Dsc01686 初めての方、ご年配の方そして親子、タイから参加した女学生などは600段以上の階段を登りました。あるご年配の方は「登りだけで大変であった」と言いつつも登りきってくれました。

 Dsc01692 既に見張りのスタッフは植樹会場の上を監視、落石による怪我を防ぐ目を光らせていました。青空の下の急斜面の会場では親が子に話しかけ、あちこちからは笑い声が聞こえました。臼沢の森では約190名が汗を流してくれました。東の眼下には旧足尾銅山精錬所跡が見え、ある方は休憩しながらその方向をじぃーっと見つめていました。Img_0557

Dsc01701  植樹は約2時間程で終わりました。階段を下りた皆さんの顔には清々しい雰囲気が漂っていました。参加者の皆さん、サポートしてくれた森びとインストラクター、スタッフ、サポーターの皆さん最後まで緊張の連続でお疲れ様でした。

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2012年5月20日 (日)

今年も“山と心に木を植える”ことができました・・その1

Img_0607_2  第27回足尾・ふるさとの森づくりには550名の“森とも”の皆さんが参集し、3877本の木を山に植え、心には“自然の恵みを暮らしに活かす”木を植えることができました。

Cimg2673  澄みきった青空の下で眩しい黄緑色の若葉が風に揺れる中を、“森とも”の皆さんは幼木に元気の息吹を吹き込んでくれました。植樹会場は標高約1015㍍地点の急斜面にある臼沢の森、もう一箇所は旧松木村であった石がゴロゴロした緩斜面の新松木の杜でした。

Cimg2734 今回の植樹には南相馬市長・桜井勝延さんが参加してくれました。桜井さんは新松木の杜で木を植え、その後は臼沢の森の生長を観察してくれました。13時には2つの会場での植樹が終わり、昼食後には「森ともの集い」が開かれました。

Img_0659 詳細は次回から紹介しますが、今年は桜井勝延市長から地震・津波と原発事故で避難生活を強いられている市民の生活、いのちを守る事を第一とした防潮堤・防災林づくりの復興事業案の話を伺いました。当委員会と参加者からは防潮堤づくりの応援を桜井市長と約束しました。それを目録にして桜井市長にお渡ししました。

Cimg2719 今回の森づくりは事故・怪我もなく無事に終わることができました。準備を完璧に作りだしてくれました事務局、スタッフとサポーターの皆さん、参加者へアドバイスしてくれたインストラクターの皆さん有り難うございました。

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森ともとの出会いに感謝!

 9:20現在の気温は23.2℃、日中には26℃を超えましたが心地よい風の吹く快晴の一日でした。

 1番目の来舎は、桐生市からの来られた畑佐さんです。

畑佐さんは桐生で織物用や編物用の原糸などの仕事をされている方で、足尾に興味をもたれ、朝早くから訪れ散策の帰りに寄ってくれたそうです。応対した田岡舎人と同年代の方で、足尾銅山や田中正造の話でずいぶん弾んでいました。かつてここ足尾でも強制連行が行われていた歴史の話になった際、「桐生でも若者がぶらぶらしていると、足尾に連れて行かれるぞと言われていた」という話があったということでした。森ともノートには「足尾から松木エリアまで歩いてきました。日本のグランドキャニオンというだけあり、山と空と季節が5月ということもありよかったです」と記してくれました。

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 2番目の来舎は、植樹イベント後に参加された宇都宮市の二瓶さん他4名の方々です。お子さんがいましたので、「足尾・臼沢のアナグマとツキノワグマ」のDVDを見てもらいました。森ともノートにも「植樹の帰りに寄らせていただきました、貴重な映像を見せていただき、ありがとうございました。足尾にクマがいることは知りませんでした。ふと寄ったつもりでしたが、寄らなければできないようなことを知ることができて良かったです」と記してくれました。

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 3番目の来舎は、鈴木さんと宇都宮から来られた雫さんです。

雫さんは森ともノートに「足尾が好きでよく通っています」と書いてくれました。また、「労働現場のみならず、昔の足尾の町の様子に興味がある」と言っていましたが、話を聞いていても足尾が好きという本気度がうかがえました。鈴木さんは足尾記念館にある世界遺産の登録の理事をされている方です。「もし世界遺産に決まったら、観光客が訪れてやたらに住民の生活を写真で撮り、そのことに住民の方が耐えられるかが心配」と複雑な心境を語ってくださいました。

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(舎人:田岡耕司・小林敬 線量:0.328μSv/h)

 

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