被災地・三陸町に春が訪れました!
被災地の三陸町ではワカメが初入札され、質の良いワカメは昨年よりも倍近い値で取引され、被災地に春が訪れた、と本日の毎日新聞(「余録」)に書いてありました。昨年、三陸でひとつのめかぶが発見され、めかぶから胞子が飛び散って岩や砂に根を張り、海水や太陽からエネルギーを吸収して生長して質の良いワカメが収穫できたようです。余録の筆者も書いていましたが、自然の復元力は素晴らしいもので人間には絶対できないことです。
昨日は、雪が降った後に公園を散歩しました。水分の多い雪でしたので木々の枝はしばらく堪えたでしょう。今日から3月に入りましたので雨や雪が降る毎に春は早まるようです。いつもの通勤道路には木の芽が膨らみ、葉を拡げはじめました。
事務所の机に『週間東洋経済』が置かれていましたので、読んでみると「長老の智慧」の欄に宮脇昭最高顧問(当委員会)が、「地球という小さな星に、今からおよそ40億年前に原始の命が生まれた。そのDNA、遺伝子が切れずに続いているから、われわれのように今日生きている人たちがいます。・・・本物の森林は、このようなDNAをつなぐための母体です。災害から生命を守り、多くの生物を育む場を提供しているのです。」(一部)、と述べていました。
胞子が海を遊走して岩や砂に着生して根を張れるのも、生物を育む場を提供している森林が存在しているからでしょう。
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