菌と根が互いに譲り合って生きている森の中
今朝の気温はマイナス9度で、日中は粉雪が舞っていました。今日は仕事始めの日ですのでストーブに薪を入れて通常総会の事業計画案を練りました。「森の鼓動が心に響く」とはどんなことなのかを考えてみましたが、それは森に入ってみないと感じられないとおもいました。
昨日は森に陽が射しましたのでシャクナゲの葉が手を広げているようになっていました。寒風が吹き付けている日には葉を丸めているシャクナゲと葉を広げているシャクナゲを見ていると、そこにはシャクナゲの鼓動が聞こえてくるような気がしました。
11時過ぎ、小川眞先生から新年のあいさつとレポートがメールで届きました。レポートには、「相利共生の状態に達するまでに何度も試行錯誤があったと思われるが、相手の成長を抑えたり、殺したりしていたのでは共生は成り立たない。パートナーが死ねば、自分の生存も危うくなるというのが本当の共生であり、双方が互いに譲り合って暮らすほかないのである。この危険を避けるために、樹木は複数の菌と菌根を作り、菌は複数の宿主に菌根を作っている。」(一部)という部分が書いてありました。“森と生きる”ということはこのようなことかと思いました。
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