生命の源が動き出した桜の開花宣言
ガソリン給油の心配が無くなったので足尾から東京に夕方返ってきました。途中高速から見えた青空と足尾の青空の違いに気づきました。足尾の青空は突き抜けるような空という感じでしたが、埼玉県から東京に入るとそのような感じがしませんでした。
今日、作業の合間に松木の杜を散策していると写真のように食害防止のネットが刃物らしき物で切られていました。以前にはネットの支柱が折られていたこともあり、どんな理由でこんなイタズラをするのか疑問です。この地は森であったところを人間が耕し、小さな集落を形成していました。村人は生きていくために、自然には逆らわず、森には畏敬の念をもって暮らしてきたようです。命の源が森であるならば森を元気にしていくことがすべての生きものを元気にしていくことに繋がっていくことになるのですが、どうしてこんなイタズラが起こるのでしょう。
高速道路運転中にラジオニュースでは東京で開花宣言されたと報道していました。足尾の桜は未だつぼみも膨らんでいませんが、松木の杜の春は水仙の芽、ミツマタの芽そしてホオジロの鳴き声などから手の届くところまで来ているようです。桜の開花宣言とは、桜の花にメジロが蜜を求め、ミツバチも蜜を求めて寄ってくる、そしてそのミツバチが作った蜜を人間やクマなどの命の源になっているように、開花宣言はすべての生命の源が動き出したということでしないでしょうか。報道各社は開花宣言を毎年同じようなことばかりを繰り返していないで、開花の意味を様々な角度から報道してもらいたいですね。
コメント