人生には“みちくさ”が必要なんだ!
「どくだみ荘」では夜になると雄鹿の鳴き声が聞こえてきます。今もはぐれ雄鹿が鳴いています。夜の星空の下で仲間の雄鹿を呼んでいる鹿の鳴き声は寂しさを感じます。
今日の足尾は風が吹いていましたので気温は零度以下でした。朝8時45分頃に事務局員の柳澤さんを足尾ダムで待っている間、水面を見ていると水鳥が羽を休めていました。何という水鳥かは分かりませんが、冷たい水に浮いている様子はカメラを構える手の冷たさを忘れさせてくれました。
今日の作業は「遊働楽舎」の杭打ちを行い、午後には土留めの杭打ちを終了させることができました。作業は昨日と違って、皇海山(すかいざん)方面から松木沢を下ってきた冷たい雪混じりの風の中で行いました。しかし、150㌢の長さ、直径20㌢ほどの間伐を1本づつ打っていく作業にはその風が気持ちよく感じました。杭を打った後は重機で土と砂利をまぶして杭を強化しました。
近くのヤシャブシの枝に止まったホオジロはこの風が寒そうでした。こんな吹雪まじりの日でしたが、大型バスで松木村跡を訪れていた方がいました。このような光景を作業しながら見ていると、この地を訪れる皆さんが気軽に寄っていける“みちくさ処”みたいな場に「遊働楽舎」がなってほしいと杭を打つかけやに力が入りました。
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