里山にも酸性雨の被害・ナラ枯れで悲鳴をあげている樹木
会津若松市内の里山は衰退していました。ナラ(コナラ、ミズナラ)枯れが相当進展し、ナラは悲鳴を上げていました。木に活かされている私たちは、早急に恩返しをしなければならないようです。
当委員会は昨日(24日)から本日(25日)にかけて会津地方のナラ枯れ調査を行いました。昨日の調査は西会津町のナラ枯れ(白骨化したミズナラ)、本日は会津若松市内のナラ枯れを調べました。西会津地方(山都町、反口地区)のミズナラの枯れは白骨化した幹が天を突いている様子があちこちで見られました。会津若松市内の里山(飯盛山周辺)ではコナラ、ミズナラが胴ぶき(恐怖の芽)を精一杯出して、助けてくれ!と悲鳴を上げている様子でした。また、東山ダム湖の山肌を見ると、枯れた広葉樹(ミズナラ?)が100本以上見られ、これを見ていた私たちはこのままではこのダムは貯水ダムでなく砂防ダムに変身してしまうのではないか、と心配するほどでした。
飯盛山の周辺の里山のナラ枯れは一刻の猶予もない、という状況のため、私たちは早速、ミズナラを元気にするために炭を撒く計画を検討し、調査に同行してくれた福島県、宮城県のインストラクター3名を中心にして実行していくことにしました。
今回の調査にアドバイスしてくれた森林管理署の皆さん、会津若松市役所の皆さんありがとうございました。調査結果の概要は後日、発信します。
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