悲鳴を上げている小国の森
先月に引き続き、28日から29日かけてナラ枯れ調査を行いました。場所は山形県の大朝日岳麓と西置賜郡小国町の貝少地区です。結果は、朝日鉱泉ナチュラリストの家から鳥原山へ向かう途中のミズナラ、貝少地区のミズナラとコナラ、そして小国町周辺のクリ等は衰退しており、悲鳴を上げているようでした。
佐渡の調査と同様に、ミズナラ、コナラ、クリの幹には恐怖の芽が出ており、衰退している木にはカシナガが侵入しているようでした。貝少地区では、小国町役場の二馬係長さんに現地を案内して頂き、ナラ枯れ対策の説明をしていただきました。
帰り道には、小国町の農家の方の森に入り、クリ林を調査しました。小国町役場の報告では、クリにもカシナガが侵入し、クリを枯らしている、とありました。調査の結果、クリは枯れたり、衰退していましたがカシナガは侵入していませんでした。衰退率は60%~80%のクリが目立ちました。 佐渡との共通点は、佐渡はミズナラ、コナラが枯れていたがカシナガが侵入していない木があったこと、小国もクリが枯れ、衰退していたがカシナガが侵入していない、ということでした。
木は根、根は土ですので、採取してきた土壌に原因が隠されているのではと思います。“酸性雨 集めて悲し 最上川”という感じでした。2日間の調査でしたが無事に終わることができました。
小国町役場の二馬係長さんと職員の皆さん、ご協力ありがとうございました。朝日鉱泉の西澤さん、小国町の農家の方、そして朝日鉱泉て話が弾んだ仁木さん、米澤の加藤さんお世話になりました。
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