草刈りが終わりました。蒸し暑い日のボランティァに感謝します。
草刈りが終わりました。先月29日から始まった草刈りは、JREUの皆さんのご協力で2日の15時に終わりました。自然環境と人間の生命(いのち)を大切にする皆さんの情熱を感じる5日間でした。心から感謝申し上げます。
昨日(2日)は、小黒陽矢君(小1)がお父さんとともに草刈りに参加してくれました。小学校入学する前に植えた木はどれだけ大きくなったの?、昨年植えた「絆の森」はどうなったの?、と現地を訪れてくれました。昨日は草刈りに参加してくれた30数名の皆さんと一緒になって、陽矢くんはノコギリ鎌を使って草を刈ってくれました。陽矢くんの期待は、今年植えた木々が自分の身長よりも大きく育っている、ということであったそうです。しかし、その期待は見事にはずれて、苗木が生長していないことにがっくりきていました。それを見ていたお父さんは、「でもその木は歯をくいしばって生きているんだよ」、と話している様子が伺えました。
最終日となった昨日は、通称ガレ場の草も刈りました。写真の左側の場所のように急斜面で石が多く、足場の悪い場所ですが、心をこめて植えた小さな苗木を大きく育てようと、最新の注意を払って若木に元気を与えることができました。延べ120名程の皆さんの情熱で、木々たちは爽やかな風と栄養物を得られました。
自然の力で森がつくられることを待っていられない私たち。たかが50年先、足尾の岩山が自然の力で森ができる環境になることを待っていられない私たち。だから私たち人間が少しばかりの力を自然環境に手助けをしています。これは人間が森とともに生きていくための当たり前な営みです。自然と人間の営みは私たちの意思しだいです。森を壊したのも私たち大人の意思ですし、それは政治の反映です。その責任は大人にあります。
帰りの車中で、陽矢君のお父さんと話していると、お父さんの陽矢君への期待は大人になったら自然環境と人間の生命(いのち)を大切する人になってほしい、ということでした。こんな話をしていましたが、陽矢君は車の窓から入る涼しい風を受けながら外を見ていながら、怪我をした子鹿のことを心配している様子でした。
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