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2008年8月29日 (金)

「望星の森」は人を育てる・・・08キャンパスフォーラムその④

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 第2部の2番手は東京都渋谷区にある東海大学付属望星高等学校。宮村教諭から生徒達が紹介され、3名の生徒達はDVDで望星の森づくり活動を報告しました。間伐作業、植樹そして高い屋根に登っての除雪ボランティァをしている活動が報告されました。その後、高等学校の授業で得られている人づくりと森づくりについて、宮村先生は熱く語ってくれました。
 中学校を卒業した後、どこにも行けない子たちが望星高校に入学しました。この生徒達と森に通い、森に入って草を刈り、穴を掘って、木を植えました。下を向いてゲームをやっていた生徒が森に入ると大きな声を出し、汗を流すようになりました。生徒たちは明るくなりました。生徒たちは一回森に入ると、その三分の二はリピーターとなって森に通います。色々なハンデがあっても森に入るとみんな同じになってしまいます。これが望星の森です。高校を卒業した生徒の一部は東海大学に通えるようになっています。
 さらに先生は、“森は人を育てていることが明確です。私が自信をもって言えることは、森の価値は木を生産・販売すだけでなく、森には人を育てるエネルギーが宿り、人間は本能的にその力を身体に染み込ませていく、というすばらしい価値が孕んでいる”、と語ってくれました。
 26日、渋谷区内に本社がある㈱ingの竹永社長と山口社員が当委員会の事務所を訪ねてくれました。その目的は、19日に開いた若者たちのあるイベントで集めたカンパを、森づくりに活かしたいということでした。カンパは女子高校生が中心になって集めまた、と言っていました。
 環境(場)が変われば意識も変わり、ヤル気もでてきます。若者たちがヤル気を出せるのは、大人達の環境(場)づくりにかかっているような気がしました。

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コメント

私も「08キャンパスフォーラム」に参加しました。
高校生が、こんなにも森を守るために
闘っているとは思いませんでした。
もっと、大人が自然を守るために動かねば成らないと感じました。私も、必ず森びとインストラクターなって、「森や人を育てる」ことが出来ればと感じます。sign01
そういえば今日は29日、
しまったー
レポートがあと一つ残ってたーcrying

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