カテゴリ「根を張り育て!苗と木々」の96件の記事

2009年5月21日 (木)

松木の杜に食害防護ネットを張りました

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 今日も良い天気でした。昨日に引き続き、今日の作業はネット張りでした。総延長350㍍のネットを張りました。、ネットは張るだけでなく、鹿が嫌がるネットの外に張るネットが重要です。ネット張り作業は高崎市、八王子市、松戸市等から駆けつけてくれた方々によって張ることができました。
ありがとうございました。
 また、森びと強者達が二日間の作業をしてくれました。どうしても「足尾ふるさとの森づくり」看板の出来上がりが心配なようでしたので、森びと強者は今日も汗を流していました。看板の主柱が建ちました。しかし、強者達の現実は色々あるようです。昼食時、ある強者は、二日間足尾に行くと妻に言うこと、「二日間の弁当を作ってもらう妻に頭を下げんだよ」、と言っていました。強者達は家に帰ると、もっと怖い強者に頭が上がらないようです。とはいえ弁当のおかずをご相伴している私たちには、奥さんの愛情が込められている感じをうけます。
 私たちの森づくりは多くの方々の支えによって創られていることに、改めて感謝する日でした。今日も1日ありがとうございました。
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2009年5月19日 (火)

森びと広場ではいい汗をかいていますよ

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 夏日と雨の日が繰り返すことによって足尾の小さな森は緑が眩しくなっています。明日は、今年から始める「松木の杜」づくり会場のネット張りです。二日間で植樹会場の一部周囲の約400㍍にネットを張ります。JREUの皆さん12名が作業に来てくれます。
 昨年播いた苗床では、日光中禅寺湖周辺で拾ったミズナラのドングリが芽を出し始めました。3㌢以上はあるドングリですので、元気な芽はドングリからの栄養と太陽からのエネルギーをもらって大きくなります。なにしろ幹の周囲が5㍍もある1千年も生きているだろうミズナラのドングリですから、ふるさとの地にしっかりと根を張る若木に育ってくれることでしょう。楽しみです。昨年秋、交通渋滞にもめげずこのドングリを播いてくれた皆さん、ドングリたちは元気ですよ。
 10日後は森づくりの本番です。事務局とスタッフそしてボランティアの皆さんは、ドングリたちから元気をもらって最後の準備を進めています。

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2009年5月15日 (金)

風薫る松木沢の小さな森

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 新緑の風薫る1日でした。今日は、明日、記念植樹をしたい、というグループ12名の準備をしました。苗床ではさんさんと太陽のエネルギーを吸収して、元気の素を作っている苗木が若葉を大きくしています。その苗床から明日植える苗木を選別しました。ミズナラ、コナラ、ヤマザクラ、トチノキ、シラカンバ、カエデ等を選び、ポットを水に浸して十分な水をあげました。その後、植樹する場所に移動し、土の状態と安全確保のための危険箇所のチェックをしました。
 昼食後は、古河機械金属㈱足尾事業所の総務課と森づくりの打ち合わせをしました。30日のテント交流には足尾事業所も出展し、参加者との交流を深めていくことにしています。お楽しみに。
 現場に帰ってからは、苗床に撒水をしました。写真のように苗床の苗木は元気に育ち、大きくなる過程では二酸化炭素を吸収し、酸素を放出してくれています。苗床に立って水をやっていると、清々しく、そこに弱い風が吹くとまさしく風薫る、という感じを身体全体で受け止めることができました。臼沢の森では下の写真のように、2005年に植えた木々は間もなくみどりのトンネルを作ってくれるようです。ちなみに写真に写っている松井東京所長の身長は180㌢以上あります。

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2009年5月14日 (木)

黒土600袋を運びました

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 風の強い1日でした。夜、7時頃になっても強風は吹き荒れています。明日朝の気温は零下になるかもしれません。今日は、土のう袋に詰まった黒土を今市市から森びと広場に運びました。この黒土は、今市市に住む鎌田孝夫さんが約750個作ってくれました。奥さんも手伝ってくれましたが、1日100個の袋詰めをするのは大変なことだと、鎌田さんは言っているように750個もの土のう袋を作るの並の精神力ではできないものです。
 今日の作業では600個の土のう袋を運ぶことができました。土のう袋は1個の重さが20キログラムもあるので大変な作業でした。この作業には、千葉県、横浜市、東京都、地元のインストラクターと事務局、そして鎌田さんご夫妻が汗を流してくれました。
 この黒土は写真下のように、苗木が元気に育つためには大切なものです。特に、この土は落ち葉が土壌動物に分解されたものが含まれており、苗木にとってはもの凄い元気をもらうことができます。私たちの命の森づくりは、このように見えない所で支えている方々の心と汗によって支えられています。今年の足尾・ふるさとの森づくりは、見えないところで様々な方々の協力があって成り立っています。鎌田さんご夫妻ありがとうございました。
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2009年5月 1日 (金)

乾燥しきった土に元気の基をあげました

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 今日の足尾の気温は25度(昼)になりました。15時には27度になっていました。周囲ではモズが、キジが雌を気にして盛んに大きな声で鳴いていました。天気は快晴、乾燥しきっている様子は苗床を見れば即、分かります。ポットの土色は白っぽくなっていました。
 今日の作業には事務局員の小黒さん、高橋よし子さんがやってきてくれました。作業は撒水です。今日の足尾現場に立つと苗木が水分を浴していることが肌で感じます。早速、水を汲み入れて、午前と午後にわたって撒水をしました。耳をすましていると土が水を吸収する音が聞こえてきました。“シュー”という土に水が吸収それていました。
 小黒さんは重機を扱い、松木の杜づくりの穴を掘ってくれました。午後から始めた穴掘りでは62穴を掘ることができました。帰り道、インストラクターの森戸さんから電話あり、「天気があまりに良いので苗床が心配だ」、ということでした。この電話を聞いて、私は本物のインストラクターの声だ、と思いました。
 人間の都合に合わせることができない植物たち。そのことが分かれば私たちは植物に合わせる他ない。多くの方々の熱意で植えられた木々の命を守りきるには、植物の叫びに合わせるための少しばかりの我慢(自己犠牲)がつきものだという、ことを実感しました。評論だけでは地球を守ることはできない、ということでした。

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2009年4月26日 (日)

新緑の香りを浴びて、いい汗を流しました

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 「松木の杜」イメージが日毎に膨らんでいるような気がします。今日は636穴を掘ることができました。34名の皆さんが爽やかな?汗を流してくれたおかげです。JREUのボランティアの皆さん、「松木の杜」を形成する若木たちに元気を吹き込んでいただきありがとうございました。 日光駅を出発する時の気持ちはさぞかし暗い気持ちでしたでしょう。あんなに激しい雨の中を足尾に向かっていたのでしたから、それは仕方がありません。ところが日足トンネルを抜けたら、足尾町側は間もなく青空が顔を出す天気になっていました。この天気に反射して、木々の若葉は鮮やかさを増していました。
 風は強かったものの青空がのぞく爽やかな日に、未来もこの地球とともに生きていく大切な環境をつくることができました。今日は、「足尾の緑を育てる会」の皆さんが植樹際を行っていました。そこに参加していた事務局スタッフの皆さんも午後の作業に合流してくれました。
 「松木の杜」の穴掘りは3日間で、1千穴以上を掘ることができました。以前、村人は協働して開墾をし、土を耕し、自然(植物)からの恵みを糧に生活をしてきました。だから自然と村人に感謝し、森と村人から支えられて生きていくことの大切さを後生に伝えてきたのではないでしょうか。そんな気持ちが湧き出る「杜」につくりあげていければと願っています。ボランティァの皆さん、ありがとうございました。

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2009年4月24日 (金)

少し肌寒い中、263穴を掘りました

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 今日の朝は冷えました。毛布と布団をかけて寝ましたが、朝方は膝小僧を抱いて丸くなっていました。朝9時の森びと広場の気温は11度でした。天気は晴れ、清々しい日の作業となりましたが、午後は肌寒くなりました。
 暖かい陽を浴びている苗床の若木も芽を出しはじめました。淡い肌色をした芽が苗床一面に輝いています。昨年秋蒔いたドングリたちも間もなく命の輝きを見せてくれます。ドングリに命を吹き込んでくれた皆さんの熱い思いに感謝します。
 今日も昨日同様の作業をしました。午前中は、階段用の間伐材を中間地点からさらに上の場所に運びました。午後は、松木の杜会場で263穴を掘りました。穴掘りは、松木川岸から遠ざかるほど石が多くなり、かなりきつい作業となりました。JREUの皆さんありがとうございました。
 天気予報では、明日は荒れ模様なので明日の作業は中止します。安全・健康第一です。
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2009年4月23日 (木)

いのちを吹き込む穴を掘りました

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 足尾町の桜の花びらも散り、木々の若葉が顔を出してきました。若葉の色は、はげ山の岩の固さを和らげている感じをうれました。今日は、あと1カ月後に迫った足尾ふるさとの森づくり会場の穴掘りを行いました。
 ボランティアはJREUの皆さんです。今日から4日間、毎日16名が植樹会場づくり作業に汗を流してくれます。今日の前半は臼沢会場の階段用間伐材を中間地点まで150本程運び上げました。後半は「松木の杜」づくりの穴を掘りました。ここは強風が吹き荒れるため、西側に防風用のユキツバキ、ヤブツバキを植えるのでその穴を掘りました。穴は70㎝×70㎝×70㎝の大きさに掘り、ここへ黒土と腐葉土等を入れ、それらを混ぜ合わせて盛土をつくります。今日は穴だけを51箇所掘りました。
 昼食後の休憩タイムには、「昨日、誕生日を祝ってやれなかった」として、テントの中ではバースデーケーキが用意されていました。そのうちに“ハッピーバースデー“の声が広場に響き、ケーキがカットされました。私たちもご馳走になりました。
 「どくだみ荘」で夕食準備をしていると、美味しい米が届けられました。森づくり本番を向かえた私たちに有り難い贈り物でした。千葉県の寺西さん、ありがとうございました。
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2009年4月11日 (土)

未来の森へ、階段を一歩一歩踏みしめて

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 今日も気温が26度になりました。快晴の中での作業は階段作りです。今日の作業は私と岡安事務局スタッフの二人で行いました。竹かごに杭を8本程いれ、直径20㎝長さ130㎝のヒノキの間伐を担いで、作業現場まで登ります。今日の作業では18段の階段を作りました。
 ところで午後の作業に向かう途中、梟と遭うことができました。今回で2回目でした。翼を広げると約1㍍ーもある大きな梟でした。梟が棲める環境になっている自然の力に感謝しました。
 連日、高所で階段作りをしているとはげ山となった山に土を貼り付け、草の種を蒔いてきた方々の苦労が胸に染み込まれるようでした。私たちのように2~3日の苦労でなく、何十年間も重労働を続け、植物が生長できる環境をつくってきた方々の苦労を考えると、その労苦に頭が下がります。仕事とは言え、その心に感謝がいっぱいです。
 連日20数度を超す気温が続いたせいか、「森びと広場」に植えたマメザクラのつぼみが膨らみました。このサクラは、3年前に北海道旭川市から植樹に参加してくれた「MS会」の方々が植樹してくれたものです。はげ山となった松木の山々を背後に、このつぼみを見ている時間は心が和む瞬間です。

2009年4月10日 (金)

救命処置の手順を修得しました

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 今日の朝もウグイスの鳴き声で目が覚めました。天気は朝から快晴で、昼の気温は26度もありました。午前中の作業は、階段作りと撒水でした。連日の晴天で苗床の水分は蒸発し、ビニールポット内の土はカサカサ状態となっていましたので、たっぷりの水を与えました。他のメンバーは351階段を登り、その上の階段10段を作りました。
 午後は13時から16時まで、日光市消防本部足尾消防署の山中隆緊急教命士から応急手当の講習を受けました。受講したのは森びとインストラクター、事務局員、事務局スタッフの10名でした。
 森づくりを行っている松木沢周辺で緊急事態が発生した場合、携帯電話の発信が困難な環境で、その上悪路を走ってこなくてはならない場所では、119番通報しても救急隊員か現場に到着するのに時間がかかります。そんな時、病院に行くまでに応急手当をすることで、怪我や病気の悪化を防ぐことが大切です。特に、心臓や呼吸が急に止まってしまった場合、そこに居合わせた人ができるのが応急手当です。講習では、応急手当の基礎知識、救命処置、止血法とその他の応急手当を学びました。実習では、心肺蘇生法とAED使用の手順を訓練しました。
 受講してみて感じたことは、心臓や呼吸が止まっているのかいないのかを発見することで、早期発見には、呼吸音を聴く、目や手そして腹などを見る、顔色や汗などを感じる等、私たちの五感の働きが重要である、ということでした。常に、五感を磨くことの大切さを改めて学びました。山中さんありがとうございました。

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森びと検索

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