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2009年5月 1日 (金)

乾燥しきった土に元気の基をあげました

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 今日の足尾の気温は25度(昼)になりました。15時には27度になっていました。周囲ではモズが、キジが雌を気にして盛んに大きな声で鳴いていました。天気は快晴、乾燥しきっている様子は苗床を見れば即、分かります。ポットの土色は白っぽくなっていました。
 今日の作業には事務局員の小黒さん、高橋よし子さんがやってきてくれました。作業は撒水です。今日の足尾現場に立つと苗木が水分を浴していることが肌で感じます。早速、水を汲み入れて、午前と午後にわたって撒水をしました。耳をすましていると土が水を吸収する音が聞こえてきました。“シュー”という土に水が吸収それていました。
 小黒さんは重機を扱い、松木の杜づくりの穴を掘ってくれました。午後から始めた穴掘りでは62穴を掘ることができました。帰り道、インストラクターの森戸さんから電話あり、「天気があまりに良いので苗床が心配だ」、ということでした。この電話を聞いて、私は本物のインストラクターの声だ、と思いました。
 人間の都合に合わせることができない植物たち。そのことが分かれば私たちは植物に合わせる他ない。多くの方々の熱意で植えられた木々の命を守りきるには、植物の叫びに合わせるための少しばかりの我慢(自己犠牲)がつきものだという、ことを実感しました。評論だけでは地球を守ることはできない、ということでした。

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