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2021年7月 7日 (水)

森びとプロジェクト第2回総会への意見・・・その②

 政府は、放射性物質を含む100万トン以上の処理済の汚染水を福島県沖の太平洋に放出する計画を承認しました。放射性物質を含んだ水はALPS(多核種除去装置)により処理され、ほとんどの放射線物質が取り除かれているものの、トリチウムなどが残存しています。

P7057474  南相馬市に住む私は処理水の海洋放出に反対です。処理されたというトリチウム水には基準を超えるストロンチウム90、ヨウ素129等の放射性核種が含まれ、他にはルテニウム106、テクネチウム99等が基準値を超えて含まれていることが最近の研究で発覚しました。トリチウムの半減期は12年から13年と言われていますが、そのリスクが低下するまでは100年以上かかるとも言われています。その意味では内部被ばくのリスクが非常に高いと思っています。こうした民意を無視する政府・東電には怒りと疑念が残ります。

P7050119  気候変動の脅威とコロナウイルス感染の猛威で世紀末の私たちの生存は不安定ですが、私は、地球上で原発が存在する限り、私たちの生存は不安定だと思います。

Photo  次世代の生存基盤を健全にしていくためには、私も含むシリアのアクションが不可欠だと思います。できることは限られますが、私たちは命を守る森の防潮堤づくりを継続していきたいと思います。今年は、多くの市民との出会いを目指していきます。ちなみに、汚染水の貯蔵方法とその候補地は検討の余地があると思っています。(福島県・Iさん)

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