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2020年3月21日 (土)

森を育てているだけでは安心できない南相馬市の今

202018  間もなく第15回通常総会が開かれます。正会員の一人として出席します。私は、南相馬で森の防潮堤づくりを応援していますが、心配な事があります。それは、森の防潮堤から南へ20数キロのところにあるフクシマ第一原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含んだ汚染処理水のことです。海洋放出をすべきだという声が高まっていますが、地元の市町村議会では反対意見や反対決議が出されています。私も反対ですが、どうすればよいのかの案は見つかりません。

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1_2  さらに心配な事は、この汚染水を溜めている場所に大雨が降った時、土砂流出が起きない対策がとられているのかです。この頃は一時間に100㍉の雨が降ることが珍しくありません。しかし、この地の対策は一時間に70㍉を基準にしているようです。

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Photo_2  津波が発生した時に人間が逃げる時間を稼いでくれる森づくりですが、今は、原発事故処理と異常気象と向き合わなくなりました。森の防潮堤づくりを応援している私たちですが、この二つの課題とも向き合っていかなければと思います。総会では、このようなことを話し合っていただければ有難いと思っています。(事務局員 東城敏男)

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