« 心をウキウキさせる足尾・松木沢の小さな森の秋の装い | メイン | 「パリ協定」離脱表明撤回をトランプ大統領に要望しました »

2017年9月 8日 (金)

JREU東京・森づくり推進委員会が足尾で草刈り

9月6日、足尾・松木沢の朝の気温は18度、天気は小雨。今日はJREU東京の組合員による育樹作業、皆さんは10時「森びと広場」に集合、出迎えたのは、大野理事、鎌田、福原、岡安4人のスタッフ、そして応援に駆けつけてくれた磯崎さん。まず、育樹作業に来てくれた皆さんに大野理事から歓迎挨拶、その後、育樹作業をサポートする4名を紹介し、育樹する「民集の杜」へ向かった。

Photo  現場では、鎌田スタッフから作業説明と注意事項を伝達、秋の足音が聴こえる小雨の中、草刈りを開始した。12時30分には作業を終え、3年間植えてきた森を散策して昼食タイムに入った。

Photo_2

Photo_3  昼食は、弁当と前日に現地にいた高橋、仁平両氏が用意してくれた味噌汁と浅漬けいただいた。その後は、鎌田スタッフから、「小学校4~5年になると木を植える授業があった。爺さんは孫のために木を植えた。家を建てるのも暖を取るのも暮らしのすべてが、木と人間の共存で成り立っていた。先日、樹徳高校の先生と生徒が足尾に来て“自分は木を植えるのだ”と目の色を変えて植えていた。いろいろな出会いを大切にして、75歳以降の暮らしをしている。宮脇昭さん本以外はすべて捨て、20年後の森を育てている」等の人生の話を聞くことができた。

Photo_4  参加した皆さんからは、①木は大事だと感じた。職場に若手がどんどん入ってくるが、この活動を知らない人が居るので機会をつくりたい。②10年前に階段づくりやシカ対策をやった。森びとのようにやるのが森づくりだ。③臼沢の森を見てビックリした。飯もビールも美味しい、生きていると実感した。④雑草も大事だが、木を育てるためには刈らなければいけない。

1  ⑤金儲けのために人に森が壊された、その森を人間が再生していることに深さを感じる。原発事故も6年がたった、風化させてはならない。⑥仲間たちをここに連れてくればよかった。家を出る時に嫁に「家では草取りをやらないのに」と言われた。帰ったら家の草取りをやる。⑦自分が植えてきた木を見て大きくなっていることに感動した。作業はきつかったが、やってきたことが正しかったと思った。自然の力は偉大だ。

Image3  ⑧回りは禿げ山が残っている。草に負けて苗木が分からなくなっていたが、懸命に生きていた。それを子供や職場で伝えていきたい。⑨10年前と違い、大きくなっていて、森になっている事にすごく感動した。人間も同じことが言える。丁寧にやらないと木も人も育たない、と感想を言ってくれた。

Photo_5  岡安スタッフから「あまりにも軽い草刈り作業だったので気が抜けてしまったかもしれない。ここは皆さん達のOBが中心となって森を育てている。現社会でもっとも大切なことは、命の源である森づくりだ。皆さんは南相馬の森の防潮堤も応援しているが、今日のような体験を通じて自分の暮らしにとって森づくりは大事だということを思ってほしい。これを機会に皆さんたちの労働組合が牽引して全世界から森づくりを広めてほしい。これからも足尾の森づくりでお会いしたい」と熱いメッセージがあった。

Photo_6  15時にはJREU東京の育樹作業は終わった。組合員の皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。(理事 大野昭彦)

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/330076/34081316

JREU東京・森づくり推進委員会が足尾で草刈りを参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

森びと検索

最近のトラックバック