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2015年1月の14件の記事

2015年1月12日 (月)

新たな10年の森づくりへ、志と情熱を振り返る・・その6

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Dscf1260 私たちの合言葉は「山と心に木を植える」です。この合言葉には10年間をかけて森ともの魂を培ってきました。その場は情報収集・提供事業の「心の森探訪」でした。探訪では、森と人間の係り、森の力、森の文化などを現場に立って森ともの心に耕してきました。

Img_2921 白神山地のブナに寄り添って生きている人々、その森を破壊しようとした自治体とそれに抵抗して森を守ってきた人々、森と共に生きていくためには大人の勇気と責任が伴うことを学びました。

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Cimg2445 西表島ではマングローブの働きが島に生きるすべての生き物のいのちを育んでいる素晴らしさを感じました。

Pa135520 都心でもすべての生き物のいのちを育む明治神宮の杜をつくった先人の情熱と志に遭えました。

Pa135514 その森は100年前に設計され、森を実現させるためには当時の総理とも対立してきた先人の勇気を知り、その史実を守り抜いている杜の番人の情熱に感動させられました。

Dscf0982  ドイツでは森の中に都市をつくっているドイツ人と交流。

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P9010025 その人々からは、森を壊した具体的反省の証としてドイツの森林政策、環境教育として実現させ、その保育園児の環境教育を目のあたりにして驚き、

 

034 また、暮らしの中では自然の力を暮らしに役立てていました。

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Pa031638 アメリカのヨセミテ公園では自然(森)の巨大さに驚き、そして巨大な森と生きる大人の心構えを学び、その恵みでレモンやブドウが暮らしの生業になっていることを感じとりました。

Pa041051 この「心の森探訪」は現在も継続されていますが、今後も各地を訪れる森ともの合言葉に魂を入れていくことでしょう。これからの探訪地を紹介してください。(理事 高橋佳夫)

2015年1月11日 (日)

新たな10年の森づくりへ、志と情熱を振り返る・・その5

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091129_2_640x480_640x480 間もなく4年目を迎える3・11の今日。その日から私たちは“原発に頼らない森と生きるライフスタイル”を創造し、描き、実践することを提案しています。これはスローガンだけではなく、私たちが2008年から開催してきた「森と生きるキャンパスフォーラム」の5年間の実績に基づいているものです。

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Dsc06690_640x489 当会の事業のひとつである「文化交流事業」として、08年の横国大から始まった「森と生きるキャンパスフォーラム」では、日本人の森と生きてきた先人の知恵の結晶たる日本の文化を探り、日本の森をめぐる現状を把握して、討論を深めてきました。

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Dsc04965_2_640x480 そこでは日本の森が衰弱している現状に危機感を持ち、早速、新潟県佐渡市、山形県小国町、福島県会津若松市の森を調査しました。

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640x480 その結果とフォーラムでの討論をまとめ、2009年12月には「日本の森を救う緊急提言」としてまとめ、林野庁長官、当時の民主党政府へ提出してきました。それ以降も林野庁には森を元気にする話し合いを続けています。

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Dscf7142_640x427 また、3・11以降の東大安田講堂での第5回キャンパスフォーラム(最終回)では、宮大工の技術力と木材建築の素晴らしさを再認識し、同時に、飯田哲也氏からは原発の恐ろしさと暮らしの在り方を提案され、それならば私たちは何をなすべきかと、それを理事会と通常総会で審議し、結果として“原発に頼らない森と生きるライフスタイル”を創造・実践し、社会へ拡げていこうとなりました。

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Dscf7086_640x427 その実践のひとつが南相馬市の復興事業のひとつである森の防潮堤づくり応援であり、原発事故に被災した南相馬市民と向き合って今もその暮らしのスタイルを探っています。3月15日招集予定の第10回通常総会では、森ともの皆さんと共に進めてきたこれらの事業を振り返り、今後10年の事業計画を審議していただきたいと思っています。

P1116453_640x479 東京の花屋さんには小さい桜の花が咲いていました。また、仕事を終えて事務所から自宅へ帰る途中、日の入りが遅くなっていることを感じるこの頃です。(理事 髙橋佳夫)

 

2015年1月 8日 (木)

昨日、足尾では森作業をはじめました

P3226369_640x592 群馬県安中市では老梅が見頃だ、というニュースが流れました。足尾・松木の杜にも数本の老梅が生きていますが、まだ、開花するような気候ではありません。

2014_1229651 昨日は森作業始めをしました。天気は、強風と雪が舞う厳しい天気でした。その中を鎌田スタッフとビニールハウス内のタブノキに少し水をあげました。その後は、民集の杜植樹会場の枝などを片づけました。

散水はポット苗の水分保持が良好なので、「軽め」で済ませました。ただ、トロ箱のタブノキの苗は枯れが先月末より少し進んでいました。何が原因なのか二人で考えましたが分かりません。分かる方は教えてください。

2014_1229649 ヤシャブシの枝などは運びやすい状態にしておきました。残った枝などは15日と18日の作業で運び終えようと考えています。森ともの皆さん、今年も未来のいのちを育む森を一緒につくりましょう。(スタッフ 橋倉喜一) 

 

2015年1月 1日 (木)

未航海の海原へ進路をとって、生きていることが最高の幸せな暮らしへ

P5241367 全国の“森とも”の皆さん、明けましておめでとうございます。当NPO法人は、今年から新たな10年へ向けて“森とも”の皆さんと第一歩を踏み出したいと思います。どうぞよろしくお願いします。

Photo 合言葉は今年も“山と心に木を植える”ですが、今年は山に木を植えながら、地球温暖化防止へ向けた悔いのない運動を創りだすために、当たり前のことを実行したいと考えています。

Pc279180 今年は年末にパリでCOP21が開催され、京都議定書に次ぐ2020年以降の温暖化対策の新枠組みの合意が目指されています。IPCCは、「対策を打たなければ人々の健康や生態系に深刻な影響が及ぶ」(IPCC第5次報告で)、と警告しました。

Pc279185 当NPO法人の目的は「森づくりを通じて自然環境と人間の生命を大切にする心を育む人づくりをめざす。志を同じくするすべての人々と連携を図りながらこの活動を次の世代へつなげる」としています。

Photo_2 目的はお飾りではありませんので、地球の最期の悲鳴に応えるために、環境省へ、政府へ、そして連合へ、市民へ、これからも森(自然)に寄り添って生きていける地球を守っていくアクションを呼びかけていきたいと思います。(写真上:一世紀以上煙害に耐え抜いている足尾中倉山に生きるブナの実です)

Img_0199 2015年も元気で健やかに、生きていることが最高の幸せと感じる海原へ、進路をとっていきましょう。(理事 高橋佳夫)

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