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2012年11月の17件の記事

2012年11月30日 (金)

インド、ケニヤ、ラオス、ミャンマーへ旅だった“森とも”の心?

Pb303062_2  JICA研修(アジア・アフリカ地域における荒廃地植生回復)サポート2日目の朝は昨日と比較すると暖かい朝でした。8時半頃の松木沢の山々は、暖かいのでガスに覆われていました。

 9時30分、研修一行が松木沢に到着。一行の皆さんには、昨日の室内講義で報告したはげ山となった山並みと旧松木村跡を見てもらいました。その後は、8年前から植樹している臼沢の森を案内しました。

Pb303070_2  臼沢の森から下山してからはビニールハウスで始めたタブノキの苗木づくりを紹介しました。1時間程の視察をしているとさすがに身体が冷えてきましたので、「みちくさ」を案内しました。舎内では、宮原事務局員の通訳によって私たちのメッセージであるキャンパスフォーラムで上映したオープニングとNHKが放映した足尾の番組を見てもらいました。

Pb303071_2  2時30分間の研修サポートはあっという間に終わってしまいました。受講者の皆さんとは、アジア・アフリカでも市民と共に本物の森を作っていくことを約束しました。

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2012年11月29日 (木)

“木を植える”心がアジア・アフリカに広がってほしい?

Pb293035  今日の朝も冷えました。道路の水溜まりや車のフロントガラスが真っ白でした。今日は8時半頃には、「みちくさ」の蒔き置き場用の材料を作りました。

Pb293041 9時頃には、星野、白井スタッフが到着。早速、ビニールハウス設置の追い込み作業をはじめました。

Pb293047  午後になって、筆者と宮原事務局員の2人はアジア・アフリカ対象のJICA研修のサポートをしました。今日は室内講義で、最初は高橋副理事長の歓迎のことば、その後は宮原哲也事務局員がパワーポイントを使って私たちの森づくり事業を報告しました。 報告後は質疑応答。1時間にわたって意見交換をしました。明日は足尾・松木沢現地での研修です。

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2012年11月28日 (水)

生き抜くために耐えるアラカシ、生きるために柵を破る鹿

Pb283025  今日の足尾松木沢は風もなく作業日和でした。松村スタッフはビニールハウス内でドロ箱を作り、スダジイを蒔いてくれました。筆者は明日のJICA研修サポートの準備をしました。

Pb283033  松村スタッフが帰って中倉山の陰になって陽射しが無くなる頃、明日のJICA研修で現地視察をする臼沢の森をチェックしました。8年前に試験的に植えたアカガシは足尾の環境に耐えて生長していました。生長は鈍い感じですが、樹高は2メートルを超え、幹周りは人間の腕ほどありました。

Pb283032  上の方でガサガサと音がしたので近づいてみると、鹿が数頭森に入っていました。追い出そうとましたが、1千㍍ある頂上へ逃げていきましたので追うのを諦めました。西側の柵をチェックしたところ、3箇所も柵が破られていました。鹿たちの生き様には頭が下がりました。久しぶりに松木沢の上流を眺めました。沢風にのって冬がそこまで来ている感じでした。

2012年11月24日 (土)

足尾・中倉山を登ってきました

Pb242861  7時05分、登山口を出発、赤土斜面を登って、次はトラロープ使って稜線まで登る。

Pb242863  登るきったところからこれからめざす西側斜面。

Pb242868  ススキ等の枯れ草を掻き分けて足元を確かめてゆっくり登る。

Pb242877  40分程登ると出会ったのがミズナラ。径は35㎝、周囲105㎝でした。緑化事業で50数年前に植えられたミズナラか?

Pb242892  ミズナラが生えだしている所から先はリョウブとミズナラの森を登る。

Pb242898  約2時間登ると稜線から森びと広場の小屋やビニールハウスそして「みちくさ」が見下ろせる。

Pb242899  頂上まで後30分のところ。

Pb242902  9時30分、青空に迎えられ頂上に到着。計画倒れにならずにすんだ中倉山登頂に笑顔の松村スタッフ。

Pb242909  頂上から西側の笹道を眺める。

Pb242913  南斜面にはミズナラの森。1500㍍付近で生き抜いているミズナラは素晴らしい。

Pb242926  反対側を見ると私たちが2005年春から植樹している臼沢の森が見えた。あまりにも狭い森なので自然の大きさに脱帽でした。下山タイムは1時30分程でした。

2012年11月23日 (金)

明日を楽しく生きるためにヤマザクラを植えました!

Dscf7291  今日は楽しい秋祭りができました。心配していた雨は殆ど降らず、足尾町・旧松木村にヤマザクラ40本を植えました。

Dscf7219  森に生かされていることに感謝し、自分が排出する二酸化炭素を吸収してくれる木を植えていこうと、その心を名札に書いて誓いとしました。

Dscf7233  ヤマザクラの木は幹の太さが7㎝程、樹高が3㍍程の樹木でした。未来のいのちを守ってほしいと願いながら、丁寧に穴を掘り、腐葉土などを盛ってあげました。

Dscf7259  110年前に廃村になった松木村に住んでいたお爺さんの孫である星野さんご夫妻(写真下)も2本のヤマザクラを植えてくれました。

Dscf7281 植樹の後は“森とも”の交流会です。今年のB級グルメチャンピ6オンの「せんべい汁」を食べながら、楽しい一時を過ごしました。

Dscf7255 調理してくれたのは、平賀さん、小井土さん、田村さんそして理事の石島さん、有り難うございました。せんべいを送ってくれたみちのく事務所の皆さんありがとう。

Dscf7288 交流会は寒いので、ビニールハウスを使って行いました。「旧松木村でのヤマザク植樹会」に応募してくれました皆さん、有り難うございました。NTTコムウェア・ビリングソリューション㈱のみなさん、サポートしていただき有り難うございました。そして、秋祭りをリードしてくれた鎌田さん、松村さんお疲れ様でした。

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2012年11月22日 (木)

約束は守るためにある!

Pb222825  京都議定書を締約した国は2008年から2012年末までに温室効果ガス削減目標を達成しなければなりません。日本の目標は1990年度比-6%であることはご承知だと思います。ところが締約国はその目標を達成できそうにもないようです。

Pb222821  明日は、地球温暖化の原因である温室効果ガス(特に、二酸化炭素)を削減させる“森とも”が足尾に集います。自分でできることを実行し、いつまでもこの心を忘れないためのシンボルとしてヤマザクラを植えます。天気が心配ですが、秋雨もヤマザクラには有り難いのかもしれません。今日は試験的にヤマザクラを植えてみました。

2012年11月21日 (水)

天気が良いと作業がはかどる!

Pb212895  昨夜から朝方にかけて強風が吹いていたので今日の作業は厳しいなあー、と思っていました。ところが森びと広場に着く8時半頃には風が止んでくれました。ススキも朝日に反射して光っていました。

Pb212892  森ではサルの集団が声を上げて若い雄たちが争って雄の強さを誇っているようでした。

Pb212890  今日はビニールハウス設置メンバーと「秋の感謝デー」準備メンバーが作業をしました。ビニールハウス設置は年末までに完成させるために追い込みをしています。

Pb212814  感謝デー準備は植樹会場の最後のチェックとヤマザクラに付ける名札を作りました。今日の雄鹿の遠吠えは16時過ぎでした。作業を終了しようと空を見ると月が輝いていました。明日の天気を祈って片付けをしました。

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2012年11月18日 (日)

厳冬を耐える木々に襟巻をプレゼント!

 

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 粉雪が風に乗っているのが解りますか。今日の天気は晴れ時々曇り、強風が吹き荒れた日でした。強風に乗って皇海山から粉雪が運ばれてきました。

 

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 今日も23日の準備をしました。新松木の杜では厳冬を迎える若木たちに襟巻を作ってやりました。杜の草を取るということはホオジロをはじめとした鳥たちの寝ぐらを奪ってしまうことになりますが、新松木の杜以外にも草地などがありますのでそちらを寝ぐらにしてほしいと願って草を取りました。

 

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 午後3時過ぎると必ずと言って雄鹿の遠吠えが聴こえます。この声を聴くと私たちも作業終了を準備します。帰りの道で鹿の親子に会いました。「頑張れよ」と声をかけてアクセルを踏みました。

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2012年11月17日 (土)

いろんな想いを込めて植える旧松木村へのヤマザクラ

Pb172790  雨が心配な今日でしたが、午後3時過ぎまで雨は降りませんでした。よって、23日に開催する「秋の感謝デー」準備作業が順調に進みました。

Pb172787 今日の草取りには星野忠司さん(写真前列中央)が来てくれました。星野さんは草取りをしている周辺が松木村として存在していた当時、この松木村で暮らしていたお爺さんの孫です。23日にも奥様とヤマザクラを植えに来ますので、星野さんはその前に何か手伝いたいといって来てくれました。

Pb172776 新松木の杜の草を取ってやると、今年植えた木々たちがしっかり根を張っていました。小さいながらも草を取ってやると、小さい葉は紅く染めていました。手伝ってくれました皆さん、有り難うございました。

2012年11月16日 (金)

森づくりは政治に無関係でない!!

Pb162771  寒さは一段と厳しくなった今日の朝です。車のフロントガラスが氷りました。

森びと広場の気温は3度(8時30分頃)でしたが、気温は次第に上がり作業をしていると汗が出るくらいでした。風がなかったので今日は作業し易い日でした。星野さん、白井さん、生沼さんが到着する頃には青空が一面に広がっていました。

Pb162774  昼食中では、衆議院解散・総選挙の話が盛り上がり、40年前にはこのような政治情勢下では労働組合がリードして“自民党政治打破!”と選挙に突入したものだが、今では連合加盟労組出身議員が原発を推進し、その議員の選挙をやっているのが連合だ、等の話になりました。

Pb162767  ビニールハウスは今月中に全て完成させる意思統一をして本日の作業は終了しました。

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