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2011年9月の20件の記事

2011年9月13日 (火)

いのちを守るために蜂のひと刺しは当然

P9063289  草刈りをしていて蜂に刺されました。15分過ぎ頃には目の前が暗くなり、立っていられなくなりました。全身の力が抜けてしまい、横になって救急車を待ちました。刺した蜂はフタモンアシナガバチでした。先月にもこの蜂に刺されて治療をうけました。今は元通りになってブログを書けるようになりました。皆さん、蜂を甘くみないでくだい。

 23日の参加者が安全に植樹できるように、今日は森戸さんと筆者で階段や道の草刈りをしていたのですが、昼頃に蜂に刺されました。人間の都合で草を刈っては蜂もたまったものではありません。蜂の巣は住処、住処には大事な子どもたちが沢山生きていますのでそのいのちを守るのは働き蜂たちにとっての攻撃は当たり前でした。

 緊急手配をとってくれた岡安、磯崎さんありがとうございました。その後、一日入院の手配をしてくれました松井理事、小林事務局長お世話になりました。

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2011年9月12日 (月)

コオロギの鳴き声を肴に乾杯!

2011912  「どくだみ荘」からは満月の月が見えません。今日も暑い日でしたので中秋の名月を見ながら、小学生の頃の風習を思いだして純米酒を飲もうと準備しましたが、そうした気分を満月は裏切ってしまいました。一週間分の疲れを気分良く吹っ飛ばしてやることはできませんでした。けれどもコオロギや秋の虫の鳴き声を聴きながら、疲れをとりました。明日も頑張るぞ!

 今日も森戸スタッフは8時から作業開始です。本番では500段以上の階段を登って植樹する臼沢の森。その階段に生えている草を刈ってくれた森戸さんでした。また、今日はその上でプライベート森づくりを18日に実施するJREU大宮の組合員の皆さんが、穴を掘り階段を作ってくれました。一方、新松木の杜の植樹準備は終わりました。残す準備は、黒土と腐葉土等を現場に運び込むだけです。

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重機で穴を掘り起こすと鳥たちが近くに寄ってくる様子を見ていると作業の疲れは吹っ飛びます。

2011年9月11日 (日)

ここちよい汗が森づくりの感動を創りだす

Dscf2035  23日の足尾・ふるさとの森づくり準備作業集中日の最終日の今日も暑い日でした。今日は風を感じない日でしたので、高所の臼沢作業でも暑かったと言っていました。臼沢の森の植樹用穴掘りにはJREU東京の皆さん、千葉県と神奈川県ファンクラブの皆さん11名が集まってくれました。責任者・小林事務局長をリーダーにして本日は、272穴を掘ってくれました。皆さん、暑い中での作業お疲れ様でした。

Dscf2041 新松木の杜では、昨日に引き続いて柵の設置をしました。今日もスタッフの森戸さんと鎌田さんが技術力と責任感を持って作業を進めてくれました。午後には柵の入り口が完成し、周囲約400メートルの柵は設置されました。後は最終チェックを行って本番を待つばかりとなりました。柵設置にかかわってくれました皆さんありがとうございました。

 P9112199 今日は稲葉卓夫理事が朝早くから作業に就いてくれました。4日間も雨が降っていませんでしたので、稲葉理事には一日中苗床の撒水をやっていただきました。理事曰く、「一日中撒水していると、天から雨が降ってくれることに感謝できるね」。

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2011年9月10日 (土)

明日は心のふるさとを想い出す日に

2011910  今日も暑い日でした。気温は34.5度で風もなく、食欲もなくなる程の猛暑でした。猛暑だと作業もはかどりません。やっと大雨による新しい雨水の流れが止まりました。松木までの道が川になっていましたが、水が止まって道になっていました。

2011910_2 今日は集中作業日の2日目、埼玉県、千葉県ファンクラブ、スタッフの星野、白井さんが穴掘りに来てくれました。事務局・小川さんと共に掘った穴は175箇所でした。新松木では、森戸、鎌田スタッフによる柵作りの最終設置を行ってくれました。

P9103352  スチィール製の頭部にはトンボが整列して羽を休めていました。大きな目をくるくる回している様子を見ていると、秋風に会わせてリズムをとっているようでした。「赤トンボ」の歌詞もこんな様子を夕方に見て、嫁にいったねいやのことや桑の実を摘んだ頃の故郷を想いだしていたのかもしれません。明日は東日本大震災・原発事故から半年です。明日は、郷土を追われた福島県皆さん、自然の猛威に被災した皆さんの気持ちを改めて共有する日にしたいものです。

2011年9月 9日 (金)

お金に変えられない自然の恵み

P9092194  暑い先月に戻ったような今日は猛暑でした。でも朝はモズの鳴き声を聞きながら清々しい気分で仕事ができました。今日は、足利銀行日光支店の皆さん21名が松木沢の散策をしました。ガイドの足尾井戸端会議・山田さんが「遊働楽舎」(みつくさ)に皆さんを案内し、散策記念に植樹をしてくれました。利息が上がってお互いに嬉しい一時を待てるように、植樹した木はヤマボウシにしました。やがてヤマボウシの実でジャムを作って自然の恵みを味わって、それが利息に感じてもらえれば有り難いとヤマボウシにしました。足銀の皆さん植樹していただき有り難うございました。

P9093340 今日から集中作業日の始まりです。作業には、群馬県ファンクラブ・萩原さん、事務局・仁平、済賀、柳澤、スタッフ・森戸、鎌田、柴田さん6名で新松木の杜用の柵を設置しました。柵の設置は入り口を残すだけになりました。明日は臼沢の森の穴掘りです。

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P9093344 「どくだみ荘」で夜、一人で夕食を食べていると理事・稲葉さんが美味しい差し入れ届けてくれました。朝8時から夕方まで作業しているとさすがに疲れます。稲葉さんが届けてくれた豚肉で明日は元気もりもりです。稲葉さんごちそうさまでした

2011年9月 8日 (木)

自然の畏れを忘れない気持ちで秋を迎えよう

P9083332  久しぶりに夕焼けが見えました。明日も天気が良いようです。森びと広場に植えた桜の葉が日毎に紅くなっています。仕事を終えて木株に座ってその桜の葉を見ているといつものように秋が近づいていることを実感します。そう言えば朝夕の気温が先月と比較すると下がっています。周囲を見つめていると秋がそこまでと言う感じですが、今年はつい最近に大雨が降って土砂を流してきた山の恐ろしさを忘れるわけにはいきません。改めて自然の畏れを心にしまい込みました。今日は松井理事と仁平事務局が作業に来てくれました。

P9083336 また、今日はJRFU関東の穂積委員長以下10名の組合員の皆さんが草刈りに来てくれました。臼沢の森の一角に昨年植えられた苗木たちは、草を刈ってもらって秋の爽やかな風を受け気分が良さそうでした。JR貨物労組の皆さんありがとうございました。

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2011年9月 7日 (水)

松木村で生活していた村人を想い草を刈る

P9062156  今年から松木の杜づくりは「新松木の杜」となります。古河機械金属㈱のご厚意により松木の杜の東側に「新松木の杜」を育むことができました。新松木の杜には事務局とスタッフの皆さんで食害防止柵を設置しています。今年からは柵をスチール製のものにしました。理由は、昨年からイノシシが松木に出没しているので、柵を食いちぎられないようにするためであり、穴を掘って侵入できないようにするためです。

P9073321  今日も秋晴れのような天気でした。午前中は臼沢の枯れ草を片づけ、午後は新松木の杜の草刈りと穴掘りをしました。朝方はカケスの声で田舎の両親の顔を想い出し、午後の草刈りではカマキリの産卵を邪魔して頭を下げました。午後松木で作業をしているといつもよりも早く陽が当たらなくなりました。時計を見ると16時5分過ぎでした。いよいよ松木沢も秋だ、という実感をしました。道具を持って帰る途中、いつものキツネに会いました。元気で生きろよ!と声を掛けてやりました。今日は小川事務局員が大雨で流れが変わった取水口付近の工事をしていました。

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2011年9月 6日 (火)

清々しい風と青空は秋です

P9062167 20日ぶりの足尾は秋を感じさせてくれました。透き通った青空はどこまでも手をのばしても届かない空でした。気温は24度、西風が爽やかで松木の杜の木々、臼沢の木々は風に合わせて踊っているようでした。足元ではコオロギの仲間たちが遠慮がちに合唱をしていました。ヤシャブシでは出番の遅いツクツクボウシが恥ずかしそうに鳴いていました。

P9062166  ところが松木沢へ向かう道が大雨による濁流によって削られていました。6年以上も松木に通っていますが初めての出来事でした。右上の道を通って松木沢に向かいましたが、途中の道は水が流れて川のような部分もありました。想像もつかない大雨が襲ったようです。

P9062174 今日からは23日に開催する足尾・ふるさとの森づくりの準備作業です。今日は先月刈った枯れ草をまとめ、植樹用の穴を掘る場所の検討に入りました。今年の植樹会場は古河鉱業の製錬所跡が見える高所となりました。

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2011年9月 4日 (日)

森から学んだ次世代に残す日本人のこころ

P9032120  筆者は3日から4日まで会津大沼郡金山町で開催されたJREU森づくりサポーターゼミに出席してきました。足尾・ふるさとの森づくりをサポートしてくれる今年度のゼミには25名が受講しました。初日は7月下旬に局地的集中豪雨で被災した只見川の現場を視察し、濁流の脅威を実感しました。現地は濁流によって鉄橋や橋梁が破壊され、家屋が流された傷跡が生々しく残っていました。

P9042138  その後の座学では、東日本大震災と原発事故は私たちに何を発信しているのか、を討論学習しました。教材には『次世代への伝言』(宮脇昭・池田武邦共著)を使い、再び悲惨な歴史を繰り返さないために「自然の摂理を敬い、従うこと」等を学んできました。

P9042134  2日目はナラ枯れ現地に立って、生物社会と人間社会は基本的に「相同・同一(ホモロジー)」の関係であることを確かめました。ゼミを受講したサポーターは、今月23日に開催する第23回足尾・ふるさとの森づくりに参加する皆さんをしっかりサポートすることを誓い合っていました。サポーターの皆さん本番ではよろしくお願いします。

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2011年9月 1日 (木)

生活を脅かすナラ枯れ・・・フォーラム報告

Dscf0045  キャンパスフォーラム2011年in立命館での質疑討論で最初に発言してくれた方は安達弘さんでした。安達さんは前綾部市長の四方八州男さんから紹介して頂き、生活実態からナラ枯れを考えて欲しい、と話されました。

安達さんの発言を紹介(写真)します。「綾部市で50年間、製材の仕事をしている安達です。私は農機具の柄、鉋台、ドラム用のスティックとかを作っていますが、その材木の9割がカシノキです。これがカシナガの被害にあっています。

こりゃーどうしようもならん、こんなことしておったら日本のカシノキ、ナラ、クヌギ、シデなどが全滅するのか、と心配しました。綾部市役所に行って“なんとかならんのか”、と相談したが、答えは“どうにもしょうがない”ということでした。

 今まで木材は京都市北部、兵庫県北部から入れてきましたが、現在はここから木材を入れようとしてもそれはゼロに近い状況になっています。福井県小浜市はシデが多いので、そこから材を仕入れたら9割が虫の害にあっていた。ほんまに困っています。

 このまま放置していたら日本の森、山は針葉樹と竹藪にみななってしまうのではないか。シデ、カシ、ナラ、クヌギ等が被害にあって全滅するのではないか心配しています。ほんまに真剣に取り組まないと、若い人たちに豊かな森を引き継げないのではないか。ほんまにカシナガを退治して欲しい。」(発言の一部を短くまとめました。写真下:吉田神社のナラ枯れ)

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