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2010年11月の16件の記事

2010年11月28日 (日)

冬を迎える雲上の森

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昨日の盛岡の最低気温は氷点下2.1度でした。放射冷却現象で外気温は下がりました。空気は澄み渡り、久しぶりに雲ひとつない気持ちの良い天気でした。真っ青の空に雪化粧の岩手山がくっきりと

望むことができました。爽やかな転機に誘われて県民の森と松尾鉱山跡地の植樹場所を観察してきました。

Dscn3541 県民の森はひっそりと静まり返り、広葉樹は全て葉を落とし冬支度です。苗床を周辺を観察した結果、アカネズミ等からの食害はまだないようでした。松尾鉱山跡地はまだ雪はなく車もスムースに通れました。周りを観るとまるで水墨画の世界にでも入ったようです。そんな中でひときわ目についたのが中和処理施設の色鮮やかさでした。この施設がないと北上川には生物が棲むことができません。施設を見るたびに森の家族の一員である人間の傲慢な行為に反省です。植樹会場ではアキグミだけが何物かに食べられていました。ミズナラなどの根は大丈夫なようです。土を見ると5~6センチの霜柱が浮き上がっていました。根がしっかりと根付いていないと霜に持ち上げられてしまいます。     

日中は風もなく、小春日和でゆっくりと観察を行うことができました。来年は八幡平ふるさとの森づくり5周年です。雲上の森の楽園を夢見て帰路につきました。(みちのく事務所・仲崎事務次長発)

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2010年11月26日 (金)

来年は旧松木村で花見だ!

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 今日は旧松木村を栃木県小山市の小学校6年生が大型バス一台で訪ねてきました。その後、中型バス一台に乗った皆さんが訪れました。桜を植えながら6年生に聞いてみると、旧松木村の墓を見に来たと言っていました。鉱毒事件で国会議員として明治政府と闘い、最後には農民の生活と人権を守るために明治天皇に直訴した田中正造の歴史が小中学校の教科書から無くなろうという悲しい現代にあって、児童と先生が現地に立って歴史を学ぶということに接して私たちは先生に拍手をしました。

 Pb261721 桜の苗木は写真のように3メートルを超すもので、すでにつぼみを付けているようでした。寒さと西風に負けないように、松木の杜の大地に植えました。インストラクターの大塚さんからは「寒桜を植えていませんので植えましょう」と提案があり、それは来月に植えることにしました。植え終わって松木の杜を見ていると、頭の中では松木村が蘇っていました。帰路につく前に松木の杜の畑担当の松村さんから畑で育てた筍芋を土産にいただきました。来年は旧松木村を訪れる多くの皆さんから、「わぁーきれいな桜!」という声が聞こえてくるのが楽しみです。

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2010年11月25日 (木)

生きものたちは冬支度が終わっているようです

Pb251688  明日は桜の木を20本植えます。「早く松木村跡地で花見をやってみたいなあー!」という声に応えて大きな桜の木を植えます。その声に応えてと言うこともありますが、多くの方々が訪れるようになった旧松木村で岩山を背にして咲く桜(木)の素晴らしさを感じ取っていただきたいからです。

来春オープン予定の“憩いの場”(仮称:「遊慟楽舎」)で多くの皆さんとの出会いを楽しみにしている私たちの歓迎の気持ちとして桜を植えます。今日はその準備で作業しました。松木の杜を歩いていると幼木たちの冬支度の様子を見ることができます。トチノキの冬芽には防寒用のヤニが塗ってあり、ナツツバキの芽は毛糸の帽子で覆われているようでした。

対岸の岩山にはお尻が真っ白に冬毛に覆われた鹿9頭が草を食べていました。森びと広場は強い西風が吹き荒れる厳冬を迎えようとしています。

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2010年11月24日 (水)

パキスタン洪水に被災した子どもたちへ寄付

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 本日、アフガニスタン現地で救援活動をしているペシャワール会に12300円を振り込みました。寄付してくれました森を愛する皆さんありがとうございました。

 当委員会は神奈川県川崎市で開かれた「第7回ネイチャーフェスティバル」(9月)に出典した祭、事務局はパキスタンの洪水に被災した子どもたちへ寄付を訴えました。引き続いて第3回「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」でも寄付を募りました。その善意は12300円となりましたので、ペシャワール会を通じてパキスタン洪水に被災した子どもたちに届けてもらうことにしました。

 皆さまの善意が厳冬を迎えるパキスタンの子どもたちへ届くように願っています。寄付してくれました森を愛する皆さんありがとうございました。未来の子どもたちに森の大切さが残せますように。

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2010年11月23日 (火)

未来の子どもたちに何を残しますか

 2008年のキャンパスフォーラムで安田喜憲Pb221672 (国際日本文化研究センター教授)さんから「環境問題は政治の問題だ。未来の子どもたちのために大人は責任をもって政治を変えなくては駄目だ!」と言われ、その時から私もそのことを森づくりで貫き通すことにしています。

昨日は、私と同じ思いをもって地域で地道に子どもたちの未来のために奮闘している方々と出会うことができました。場所は群馬県桐生市の群馬大学工学部内の教室でした。入り口の庭園にはしだれ桜の葉が小雨に濡れて晩秋色を見せ、イチョウは今年最後の黄金色を輝かせて私たちを和ましてくれました。

会合は来年春に開催する「アースディin桐生2011」の準備委員会でした。会合には群馬大学工学部長・板橋英之教授、元群馬大学工学部長・根津紀久雄工学博士をはじめ、桐生市職員、地域で環境問題を取り組んでいる皆さんが出席していました。会合では、大人たちは未来の子どもたちに何を残していくのか、と言うことを軸にして話し合われました。

松木の杜の柵がイタズラされていますが、子どもたちの未来を考えるとイタズラでかたづけられません。森は全ての生きものの生命の源です。鹿が苗木を食べてしまう、鹿の遊び場となって苗木を折ったり踏みつぶしてしまうと全ての生きものの生命の源がつくられません。生きものみんな家族、地球も森も生きもの共同体として存在するには自然界のバランスが大切なのかもしれません。勤労感謝の日、近くの森に触れて疲れた身体と頭を休めています。

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2010年11月19日 (金)

イタズラも度が過ぎると犯罪です!

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 今日の足尾は小春日和でした。でも朝は冷えて霜が降り、薄氷も張りました。雲ひとつない青空の下では猿が20数頭の集団で臼沢の森で食事をしていました。食べ物はこれから大きくなっていく野生の大根みたいな植物です(写真)。Pb191669 30日に現地を訪れるJICA研修のアジア・アフリカの皆さんのために植樹会場の草刈りをしようと階段を昇り始めると、森戸スタッフが“鹿だ”と叫びました。上を見ると若い鹿が柵から出ようと左右を行ったり来たりして焦っているようでした。臼沢の森の左右から鹿を下へ誘導し、臼沢の森入り口から逃がしてやりました。侵入現場は西側上部で発見しましたので柵の補強をしました。

 星野スタッフと白井スタッフは「憩いの場」の改装作業をしてくれました。部屋の金属製内壁に間伐材を張り付けてくれました。室内に入ると間伐材は早速、温もりをつくっていました。木の香りも室内を柔らかい肌触りがするようでした。来年の春のオープンが楽しみです。

 それにしても“イタズラ”が本当の話らしいです。昼食を食べながら私たちは情報交換を行っていますが、キャンパスフォーラムの翌日の15日には道路の脇に張ってある柵のポールが倒されていたということです。垂直に立てているポールが地面と水平になる程倒され、鹿が松木の杜に入っていた、と言っていました。

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2010年11月18日 (木)

自然の力は計り知れない

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 「どくだみ荘」での泊は先月22日ぶりです。焼酎のお茶割りを呑んでいても石油ストーブを焚かないと足腰が冷えてたまらないです。今日は26日に植える桜の苗木用の穴を20掘りました。来年の春には桜の花を観て一杯呑みたいものだという声がありますので、松木の杜に大きな苗木を植えることにしました。今年の春には「森びと広場」に桜の苗木を10本植ましたので、来年の春は楽しみがひとつ増えそうです。

 Pb181646 今日の10時頃の気温は7度でした。午前中の仕事を終えて作業場に戻ってみると気温は5度に下がっていました。ミゾレ混じりの小雨が降りましたので昼頃には冷えました。ところで午前中の作業は、作業引き継ぎノートに松木の杜に鹿が侵入していたと書いてありましたので柵のチェックをしました。西側の柵にはノートに書いてあったように支柱がグラグラしていました。点検してみると写真のように折れていました。「これはイタズラだ!」と思いました。柵の外は急斜面で鹿が駆け上がって支柱に体当たりできない。例え鹿が支柱に体当たりをしても支柱を折ることはできない、ということでイタズラ以外のことは考えられません。

 残念なことです。松木の杜では9月にも支柱が曲げられました。一昨年には臼沢の中腹でアルミ製の看板の二本の足が曲げられました。情けないことですが生物多様性の向上とか、自然界の摂理とかを訴えていかなくてはならないのかもしれません。明日は今月下旬、JICAの研修がありますのでその準備です。足尾・松木沢では間もなく木枯らしが吹きそうです。

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2010年11月16日 (火)

実証してみようとしているのに実証データがないと調査はできないという不思議

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 厚木市七沢周辺の森にも紅葉前線が来たようです。今日は神奈川県環境保全センターが厚木市に行ってきました。用件は丹沢のブナ枯れ調査を県有地内で行えるようにと県に申請していましたのでその話し合いをするためでした。同行したのは山崎誠衆議院議員の秘書・榎本さん、森びと神奈川県ファンクラブ事務長の小林さんでした。

 保全センターは小田急電鉄の本厚木駅からバスで20分程七沢温泉方面に走ったところです。バス停から徒歩で5分程の保全センター周囲には広葉樹が植えてあり、サクラやカエデ種が紅葉していました。話し合いでは一昨日のフォーラムで採択されたフォーラム宣言の趣旨を説明し、保護センターからはこれまでの丹沢のブナ枯れ調査過程とその結果の説明がありました。結論的には、特別保護地区に指定されている場所での実証調査をするには、公共性を示す実証例等のデータがないと難しいと言うことでした。

 日本の27都府県に広がっているナラ枯れを虫の駆除防除では防ぐことができない現状の中で、私たちは酸性土壌を中和できる炭で土壌を元気にしようとしているのですが、科学的な実証データがないと難しいという話を聞いて目の前が真っ暗になりました。

農水省の資料では、農作物の生産には炭の効果を認めていますがコストがかかりすぎる、と書かれていますし、科学的にも炭の効果が期待できる調査結果があるのですが、僅かな土地で実証実験ができないのは残念です。

 保全センターの皆さんも私たち同様にナラ枯れを心配していました。何とかしなくてはならないという立場いましたので心強く感じました。保全センターの皆さんありがとうございました。

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2010年11月15日 (月)

文明の終焉を迎えないように日本の森を元気にしよう

昨日閉会した第3回キャンパスフォーラムは政官学民が日本の森を良くしていこう、という微風が日吉キャンパスから吹きはじめたようです。フォーラムには森を愛する皆さん250名が集まってくれました。

Cimg0748 主催者を代表して岸井成格理事長から挨拶を受けた後、ご来賓のあいさつを皆川芳嗣林野庁長官からいただきました。皆川長官は、「旧来の考え方だけというのでなく、幅広い観点で日本の森を良くしていこう。来年は国際森林年、来年のさきがけとしてのフォーラムであってほしい」(挨拶の一部)と話してくれました。講演では林野庁・森林保護対策室室長の中村毅さん(写真下)から森林の保護の取り組みが話され、会場からの質問にも応えていただきました。Cimg0767 シンポジウム開始前には「日本の森を元気にする議員連盟」事務局長・松浦大悟参議院議員も出席され、御挨拶をいただきました。質疑討論の場では浦河治造さん、NPO法人、学生の皆さんから討論参加がありました。

12時から17時のフォーラムでは、森の悲鳴と人間への警告に黙っていると永遠に恵みの母たる森を救うことはできないとして、「政府は、日本の科学者の総力を結集してナラ枯れの原因(虫以外の)解明とその対策を早急に行ってください。等・・。」ということを政府に決断を求めた宣言を採択しました。キャンパスフォーラム報告は今後、その都度ブログで行っていきます。

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2010年11月13日 (土)

森の家族は地中にもいます

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 昨日のブログで紹介した土の中の話は、10月24日に実施した「秋の会」(足尾)にゲストとしてお迎えした金子信博先生(横国大教授)の講義の一部です。明日は第3回「キャンパスフォーラム2010in慶應」の本番です。事務局は最後の準備に緊張しています。

今回の司会は多摩美大4年生(日本画)の太宰初夏さんです。宮脇昭先生の生き方に興味を抱き、まず現場から学ぼうと八幡平の森づくり、足尾の森づくりや育樹感謝デーなどに参加しています。彼女は現場の森に入って、森から森びとたちから、森と人間との大切な関係を身体に染みこませているようです。

草原の地中や岩の中にはたくさんの微生物が生きているようです。草原に木を一本植えると地中で眠っていた微生物たちは自分の出番が来たとばかりに動き出すそうです。私たちが植樹をしてうまく育っていると言うことは、土の中で出番を待っていた微生物のお陰でもあるようです。(金子信博先生より)

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2010年11月12日 (金)

資源は使い果たすのでなく未来を見据えてほどほどに

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 COP10では遺伝資源の奪い合いが露呈しました。その資源は土の中で生きている微生物、菌、土壌分解動物などと植物(樹木や草)だそうです。人間にとっても繁栄のエネルギーは森からつくられてきました。原油や石炭がその代表格です。木が遠くなるほどの時間をかけて森の有機物が繁栄のエネルギーの基となってくれましたが、人間はたった100年ほどでその有機物を使い果たそうとしています。その過程では酷い殺し合いや戦争が起こりました。

土の中でいのちの源である森(木)と共生している土壌分解動物や微生物そして菌などが、今、土の中で生きていけなくなっているようです。土壌の酸性化がそうさせていると言われています。ミミズはpH5以下では生きていけません。中には土の中がレモン汁の中と同様な状態に土壌が酸性化し、とても生きていけない状態になっているところもあります。これでは恵みの母たる樹は根から栄養を供給することはできません。14日に開催するキャンパスフォーラムでは、全国的に広がっているナラ枯れ、土壌の酸性化・森の衰弱に私たちは何をすべきかを探り、森を元気にする活動を拡げます。

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2010年11月10日 (水)

森の囁きに応えましょう

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 昨日はフォーラム会場の下見と会場担当者との打合せをしてきました。藤原洋記念ホールは音響設備が素晴らしく整っており、DVD上映やシンポジウムを盛り上げてくれる会場であると感じました。

会場から見える慶應義塾日吉キャンパスの「日吉の森」には1300種近い多様な生きものが棲息しているようです。フォーラムはこのような周辺地域にとってかけがえのない貴重な森に溶けこんでいけるように創りだしたいものです。

 シンポジウムでは“かけがえのない私たちのいのちと森とのつながり”、その恵みの母たる森の嘆きや怒りを聴いた私たちが“その囁きにどう応えていくべきか”を共有し合い、そもそも私たちと森は家族ではないか、年に何度か故郷の家族へ帰省するように“生きものみな家族ですから故郷(森)へ帰って家族(木)を元気にしなくてはならないのではないか”ということを質疑・討論していきたいと願っています。

 今、大切なことは机上で議論することでなく森の中に入って森の家族の一員になることではないでしょうか。皆さまの参加と討論に期待しています。

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2010年11月 7日 (日)

森の家族の一員になりませんか

Dscf3852  今日は第2回理事会が開かれました。会議は1週間後に開催するキャンパスフォーラムの最終審議をしました。会議の冒頭ではフォーラムで上映するDVD「森の女王」(第8回世界自然・野生生物映像祭ノミネート作品)を鑑賞しました。このドキュメンタリー映画は、NPO法人地球映像ネットワークのご厚意で上映されます。映画は100年前から生きている一本のイチジクの実や幹から恩恵を受けている生きものたちが生物社会を営なんでいる様子が描かれ、とても感動的なものです。その上、撮影技術的にも素晴らしいものが感じられる映像です。是非多くの皆さんに観ていただきたい映画です。

 フォーラムはDVD上映前に主催者を代表して岸井成格理事長からのあいさつ、その後、林野庁長官・皆川芳嗣氏のご来賓のあいさつを受けます。さらに林野庁からは研究保全課森林保護対策室室長・中村毅氏からの講演があり、会場からの質問にも応えてくれることになっています。日本の森を元気にしていこうとする私たちにとっては心強いものです。フォーラムを通じて私たちは森を愛する皆さんと森の家族をつくりだし、森の地球(くに)の一員になりたいと願っています。

話は変わりますが写真のように椎茸が顔をだしてくれました。これは今年5月に開催した足尾・ふるさとの森づくりのイベントで菌を打ち込んだものです。木は切られても私たちに美味しい椎茸を食べさせてくれます。事務局は猿や鹿に食べられる前に自然からの恵みを食べてみたいと思います。

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2010年11月 5日 (金)

いのちの進路は分かち合う心を養うことだ

 14日に開催する「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」のパネラーのひとりである小川眞先生が日本経済新聞(10/30・夕刊)に紹介されていました。その記事を読んで感じたことは、「欲が少なければ満足度は上がる。そんな気持ちになれば自然を見る目も違ってくるとおもいます。」(「少欲知足」という考え)という小川先生の引用は現場の声だとおもいました。それは「林は将来残るから、目先の経済的な価値にとらわれると環境や森林を守る視点を見失います。」と述べていたことは現代社会の批判だとおもいました。

フォーラムでは10年先の間伐材を有効利用するということだけでなく、100年先まで私たちが永生きできる森づくりを、広葉樹の森づくりを創り出すための討論をつくりだしたいと願っています。そのためにも小川先生は、「環境を守るにはかつてを知る世代が子供たちに昔の姿を伝えていくことが重要なのです」と述べていました。先生はPa081113 自然の異変を社会の異変を異変だと感じられるように鈍った感度を磨けあげることが私たちの義務だと訴えていました。

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2010年11月 4日 (木)

人類の進路は“いのちの森をつくろう!”へ

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 今日の夜7時のニュースは100kg以上の熊が罠にかかったことが報道されました。捕獲した地元の皆さんは“これからは人間には近寄るな!”と爆竹を鳴らしてこの熊を離してやったそうです。冬眠を前にして多くの熊をはじめとした動物たちが人里で餌を食べているニュースが報じられています。森に異変が起きていることは確かなようです。

 P8130545 14日に開催する「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」のテーマは“日本の森を元気にしよう!”です。フォーラムのシンポジウムで活動の報告と提案を行う日本熊森協会は、「自然界のことは私たち人間の浅知恵ではわからないことだらけです。・・・日本の森の生態系の頂点に位置するクマを失うことは、取り返しのつかない損失であり、森のためにも、人のためにも、何があってもクマなどの大型動物を守り残したいと思います。」(「くまもりニュース」より抜粋)と述べています。

昨日、その提案者の日本熊森協会・中本菜々さんからレジュメが送られてきました。そこでは「行き過ぎた奥山の人工林を、本来の植生である広葉樹の天然林に復元していく」「広葉樹林復元は、税金を積極的に投入して公共事業として行う」等を訴えています。森を愛する皆さんのフォーラム参加とご意見をお待ちしています。

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2010年11月 1日 (月)

小さな森が大きくなって動物たちの楽園に

 Pa311684 冬を間近にして鹿、熊たちが栄養を求めて必死なっているようです。その上、間もなく狩猟解禁になりますので日光戦場ヶ原周辺の鹿たちは禁猟区の足尾に移動し始めるでしょう。足尾・臼沢の森や松木の杜は禁猟区内にありますので、若木が食害に遭わないように柵をチェックすることが毎年の作業です。昨日はその作業を950㍍付近で行いました。

 Pa311643 今年は熊やイノシシが各地で出没しているニュースが目立ちます。先月、ブログで「キツネが歓迎」と人間の都合に合わせた表現をしましたが、キツネの都合から考えてみると“食べ物が少なくなって何とかしてくれよ”、と言っていたのかもしれません。足尾でキツネが棲息できる環境になってきたことは大事な自然の財産が蓄積されていると思いますが、奥山がテリトリーの動物にとっては冬を生き抜く食糧が少なくなっているかもしれません。あるいは木の実に元気がないのかもしれません。

Pa311669 足間のクマ、キツネはアキグミを食べますが、今年はそのグミが少ない気がします。キツネの気持ちになってみると前述したような気がしました。日本の森を元気にさせなければと願い、そんな討論を14日に開催するキャンパスフォーラムで行いたいと思います。臼沢の森も色づきはじめました。

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