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2009年10月の16件の記事

2009年10月 9日 (金)

雲上の命の森を目指して、来春の土壌づくり

Cimg0026  みちのく事務所は10月3日と4日、来年春の植樹(第6回八幡平ふるさとの森づくり)用の土壌づくり行いました。気まぐれな秋の天気の中で2日間、角岸所長を先頭にしてJREU、JR貨物労組の組合員、OB会員の皆さん51名が汗を流してくれました。作業に使った重機は仙建工業の組合員のご支援をいただき、その力が発揮されて予定した植樹会場ができあがりました。
 Pa031712 作業は、まず植樹場所のススキの原っぱの草を刈り、その後、バックホーンで表土を剥ぎ取り、そこに木の皮、炭、ホタテ貝の粉末を撒きました。その上に黒土、バーク堆肥、熟成した自前の腐葉土を撒き、ローターで攪乱させました。畝は20m×4mを6ケ所、10m×4mを2ケ所作りました。
 みちのく八幡平では樹木や草の葉が色づき始め、その堆積場では重機3台がウィーンウィーンとうなる音が響き、機械とボランティァが一体となって作業がすすみました。作業の合間に手を休めると、真っ赤に熟しているコナシとアキグミが目に入り、秋の深まりを感じました。
 みちのく八幡平は間もなく長い冬を迎えます。汗を流してくれましたボランティアの皆さんお疲れ様でした。

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2009年10月 7日 (水)

芋煮を囲んで心に木を植える豊富を語り合う

Pa042588  昨日はJREU大宮の皆さんが臼沢の森の草刈りをしました。作業後には事務局が芋煮を用意し、群馬県、栃木県、神奈川県のOBスタッフの皆さんと会食しました。昨日は雨が心配でしたが、殆ど雨が降らない中での作業と芋煮会でした。
 大宮の皆さんは今年7月に植えた若木の周りの草を鎌で刈り、刈った草は冬を越す苗木の周りにマルチングしました。OBの皆さんも含め18名の草刈りでしたので2時間で作業は終わりました。Pa062713 芋煮の具材は山形県の荒川会員から直送していただき、仕込みは5日の晩から行いました。料理人は山形出身の平賀会員とその友人の田村さんでした。昼食も兼ねた芋煮会でしたので、混ぜご飯も作ってもらいました。
 「はじめて芋煮をご馳走になった。美味しい」、「本物の芋煮を食べさせて頂き有り難い」等の声が出て、芋煮はあっという間に完食しました。会食では事務局から将来の「森びと広場」構想が紹介され、それを聞いたOBの皆さんからは様々な豊富が語られました。

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2009年10月 6日 (火)

5年間の森づくりを振り返る

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 昨日は臼沢の森の植生調査を行いました。調査は先月17日の事前調査に基づいて、国際生態学センター研究員・矢が崎朋樹さんの指導を受けて数十種類の植物を採取することができました。その後、事務局は「どくだみ荘」に持ち帰った植物の種を調べ、新聞紙に挟んで保管しました。種の判別の結果、採取した植物にシナダレスズメガヤ、オッタチカタバミ、イタチハギ等の外来種が目立ちました。今後は宮脇昭先生が以前に行った植生調査結果との比較を行い、その結果を公開していくことににしています。Pa052610
 4日は秋晴れの中、第15回「足尾・ふるさとの森づくり」を行い、主役のNTTビクソルの皆さん22名は150本(コナラ、ヤマザクラ、ヤマモミジ、クヌギ、クリの種)の若木に命を吹き込みました。松木の杜に植樹した後は、この間植えてきた樹木の生長を確かめようと臼沢の森に入りました。05年に植えたクリが実をつけるまでに育った様子をみて、感動しているようでした。皆さんは4年前から毎年森づくりに参加し、社員や家族の心に木を植えています。NTTビクソルの皆さんありがとうございました。
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2009年10月 3日 (土)

明日も元気に森づくり!生きていることに感謝です

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 明日は第15回「足尾・ふるさとの森づくり」です。主役はNTTビクソルの社員の皆さんです。皆さんの長年の地道な森づくりは森の神に通じて、明日は絶好の秋晴れです。
 今日はその準備に汗をかきました。事務局員とスタッフは気持ちの良い朝早くから苗木の選別、腐葉土運び等を午前中に行い、午後は松木の杜の草刈りをすべてやりきりました。NTTビクソルの皆さんは松木の杜に植樹を行います。明日の植樹は、強いに風や寒さに耐えて冬を生き抜く環境づくりがポイントです。主役の皆さんには心に木を植えながら、丁寧な植樹をしてほしいと願っています。Pa032576
 刈った草は若木の周りに敷き、ユキツバキやヤブツバキ、アカガシ等のカシ類の常緑樹が元気に冬を越してほしいと願って汗をかきました。写真のようにツバキの葉の色は鮮やかで、中には赤い花のつぼみをつけいる樹もありました。新潟の竹内アドバイザーが探してくれたユキツバキは、冬に向かって太陽のエネルギーを独り占めにして、大きく育っていくことでしょう。
 夜空には星が輝いています。中秋の満月は周囲が山に囲まれているので見えませんが、東の空が明るくなっていますので、多分満月でしょう。明日の森づくりは自然に感謝する心をもってNTTビクソルの皆さんをお迎えします。

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2009年10月 2日 (金)

季節の移り変わりを目に焼き付けて

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 今日の足尾・「森びと広場」は1日雨でした。朝8時の気温は13度、無風でした。今日の作業は昨日の続きです。事務局スタッフと事務局員が加わって松木の杜の草刈りを行いました。
 松木の杜は草の根が固く蔓延り、2~3種の草以外の草を寄せ付けませんでした。その草の根を掘り返し、土壌に空気を吹き込み植樹しました。他の草にとって見れば命が吹き込まれた環境になって、一気に芽を出しました。その上、黒土や腐葉土が混ざった栄養豊かな土壌となったため背丈が2メートルもある草が生えました。この草を刈り、この草を冬用の毛布代わりに苗木の周りに敷きました。防風用に植えたユキツバキが草に隠れていましたが、はっきりとした緑色の葉を付けていました。早く大きくなって強い西風を防いでほしいと願いました。Pa022547
 雨の中での草刈りでしたので、雨具から染み込んだ雨と汗で身体が濡れ、肌寒さを感じました。昼食時には、冷え込んだ身体をカップラーメンやコーヒーで暖めました。午後4時頃には小雨になり、ひと雨毎に秋が深くなっていく松木の山肌を見ながらゲートを閉めました。7月に撒いたヒマワリの花が何となく寂しい感じがしました。
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2009年10月 1日 (木)

若者が創りだす森と生きる文化

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 先月29日、早稲田大学キャンパスを歩きました。目的は、第2回「森と生きるキャンパスフォーラム2009in早稲田」の会場である「井深大記念ホール」の下見です。早稲田大学校内を歩いたのは20代に早稲田際を見に来たとき以来でした。学生運動が盛んな当時の雰囲気とは違って、学生達のゆったりした表情には驚きました。            
 会場の下見をした後は早稲田大学平山郁夫ボランティアセンターを訪れ、フォーラムへの参加をお願いしました。話し合いの結果、フォーラム第2部の活動報告には「一学一山運動」実行委員会から出場してくれることになりました。事務局長の外川さん、森林インストラクターの和田さん、ありがとうございました。
 これで活動報告者全員が確定しました。学生は早稲田大学の学生、学者は農学博士の小川眞先生(大阪工業大学)、森びとからは宮下正次理事です。この3人からは、衰退している日本の森を元気にするための問題提を受けます。若者たちが森と付き合って生きていくことのできる環境づくりを目指して討論を創りだします。今日の足尾は爽やかで、草刈りがはかどりました。

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