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2008年8月15日 (金)

私たちは自然のエネルギーに感謝を・・・08キャンパスフォーラム~その②

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 フォーラム第一部の二人目の講師は藤原一繪先生(横浜国立大学教授)でした。藤原先生は講演の前段、地球で起こっている人間による森林破壊の現状報告、続いて、自然災害や人災から命を守る森林の役割を歴史的に実証しました。その上で藤原先生は、人間が生きていくうえで人間と森林とのつながりの重要性を提起しました。
 横浜市内の気温が33度であれば横国大キャンパスは30度、校内の森の中では29度です。これは30数年前にはじめた横国大の森の力です。この森は火事にも強く、避難場所でもあり、人間の命が救われる場所です。勿論、この森は炭酸ガスも吸収しています、と藤原先生は述べ、私たちにとって重要なことは、自然が素晴らしいと感じた時を忘れないことです、と訴えていました。さらに藤原先生は、自然は自分の力で未来に向かって生長していくことができるエネルギーをもっています。今、できることをからはじめていくことが大切です、と訴えていました。
 感じたことを実践していくこは簡単なようで難しいことです。実践するには時間とお金もかかります。しかし、地球が私たちに求めていることは、自分のできる範囲からはじめていかなくてはならない、ということではないでしょうか。
 千年の森のエネルギーを感じ取った「親子自然教室」の子どもたち。未来の子どもたちのために、千葉県一宮市から孫と孫の友達を連れて「親子自然教室」に参加した斉藤さんの心は、藤原先生の訴えに応えているようでした。

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コメント

capricornusこの前新宿の高層ビルから大きな森が見えました。明治神宮の森です。新宿御苑や代々木公園、みんな人工の森ですがけっこう東京にもあるもんですね森が。鬱蒼としたもののけの森や雑木林のトトロの森もあるといいですね。

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