地球温暖化にブレーキをかけたい、台風一過の森作業。
9月22日(火)、台風25号が関東を通過し、広い範囲に大雨を降らせました。河川が氾濫し市街地では内水氾濫で浸水被害が発生しました。土砂崩れに巻き込まれ亡くなられた方もおり、ご冥福をお祈りするとともに、小さな力ですが地球温暖化にブレーキをかけなければと森作業に向かいました。
足尾ダムは勢いよく落水しており、松木川は増水しているのではないかと心配しましたが、いつもより少し水量が多いくらいでした。森の様子も変わらず安心しました。
「松木郷」は台風一過で青空が広がり、作業小屋の9時の気温は22℃、午後には気温も上がり28度になりました。
作業打ち合わせを行い、森作業責任者の永島さんから、今日の森作業は「民集の杜・北」の草刈りと、杜の中に「岩のベンチ」づくりが提案されました。
刈り払い機8台を準備し、クマスプレー、ハチスプレーを携行して「民集の杜・北」に向かいました。通路、西側のヤシャブシの林、ツツジを移植したエリアに分かれ草刈りを行いました。
西側のヤシャブシの林は、鳥や動物たちがフンをして林内にタネをまき、発芽したサクラやモミジ、クリなどの幼木が伸びた草やツルに覆われています。幼木を傷つけないように注意しながら刈り払い機で草を刈りました。このエリアは初めて草を刈るため、ヨウシュヤマゴボウが紫の実をつけていました。この実が衣服に着くと洗っても色が落ちないので、気をつけながら刈り進めました。
刈り終えると柵の外にジャンダルムが見えるようになり、幼木の生長も確認できました。
大田原市の秋本さんから提供していただいたツツジを移植したエリアは7月21日に草刈りを行いましたが、草とツルが伸びるのは早く、ツツジに被さったツルを取り除きながら草を刈りました。整地で積み上げた岩場も草に覆われているため、濡れた岩で足が滑らないように気をつけながら草を刈りました。
ヤシャブシの林の草刈りを終えた班も合流し、通路の草刈りと谷の北側に植えたドウダンツツジとレンギョウの周りを刈りました。
気温も上がり汗が流れます。杜を吹き抜ける風が気持ちよく水分補給の休憩を取りながら作業を進めました。12時に草刈りを終了し、作業小屋に戻り昼食をとりました。
午後は、杜の通路脇に岩のベンチづくりです。岩を動かすためのバールとロープ、カケヤを準備し「民集の杜・北」に向かいました。
台風接近で19日~21日の“みちくさ”を閉舎としたので、「彼岸入り」にお墓の草刈りが出来ませんでしたので鎌田さんが草刈りをしてくれました。
岩のベンチづくりは、通路の脇にある大きな岩をバールで動かしながら、並べていきました。平らな面が上になるように動かしますが三角のとがった方を下にするために土を掘り、出てきた岩をどかしたりと力がいる作業です。複数人で行うため、手や足を岩で挟まないように声を出し、息を合わせながら岩を組んでいきました。
出来上がったベンチでひと休み。杜の中にはツクツクボウシとアブラゼミの鳴き声が響き渡ります。虫たちの音楽祭のようです。目の前には、樹々の上にカラミの斜面と青空、雲が広がります。一服の絵画を見ているようで、疲れも和らぎます。
道具を忘れないように確認し14時45分に午後の作業を終え、森びと広場に戻りました。
今日は矢野スタッフ家族が杜の生長観察、散策に来てくれました。2022年10月に「りんねの杜」植樹に家族で参加し、植えた苗木が当時3歳の息子さんの背丈と同じくらいでした。4年ぶりに見たシラカバは4m程に生長しており「息子と植えた木が大きくなって感動しました。」と感想を伝えてくれました。また「民集の杜・西」を散策し、「森がカーテン代わりになっていて涼しかった。森林浴が良いと言われていますが、確かに気持ちが良かった。」と私たちは森に生かされていると実感した気持ちを伝えてくれました。
昆虫好きの息子さんは虫取り網を持ってトンボを追いかけていました。虫たちも歓迎してくれたようで、「道先案内人」のハンミョウや「赤とんぼ」に体の色を変えたミヤマアカネが顔を出してくれました。
本日のスタッフは鎌田さん、加賀さん、坂口さん、山田さん、田口さん、永島さん、筆者・清水でした。森作業には舎人の深津さんが応援に来てくれました。お疲れ様でした。
(報告 清水 卓)




































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