継続は力「もう一度行きたいなぁ」と思う森づくりを決意
11月 15日(土)、足尾に向かう途中の日光市内は紅葉がまだ綺麗でした。
足尾「松木郷」に着くと、「ジャンダルム」は真っ青な空にそびえ立ち、臼沢の紅葉はそろそろ終わりに近づいているのかと思われますが、下のカラマツの黄色と相まってとても綺麗でした。
8時20分、天候は晴れ。気温は3℃ですが日差しがあるので気温よりは暖かく、作業と散歩日和になりそうです。今日は、JRの労働組合(JR東労組)大宮地本OB会の27名を迎えて「りんねの杜(赤土エリア)」の草刈りボランティア活動と「民集の杜北・西」の散歩の案内をします。先に入った済賀さんが早速、軍手と鎌の準備をしてくれていました。その後、森びとスタッフで、会場づくりや昼食の場所、椅子の配置などの打ち合わせを行いました。
10時00分、時間通りに皆さんが揃いました。大宮地本OB会・福田会長より挨拶をいただき、森びとプロジェクト田城運営委員から歓迎の挨拶を行いました。その後、本日のスケジュールを筆者・加賀より説明しました。
早速、「りんねの杜」赤土エリアに向かいました。深津スタッフのレクチャーにより参加者が横一列に並び、草刈りを始めました。「りんねの杜」改良地エリアのヤシャブシが伸びており、3名にお願いしてヤシャブシを抜いてもらいました。
今年は人数が多かったので、草刈りは45分の予定通りに終了しました。エリア内のヤマボウシの木にスズメバチが巣を作り、熊が壊したとみられる巣の残骸が残っていましたが、大野さんが取り除いてくれ、蜂は姿を見せませんでした。
昼食後は森の散策です。先ず「森びと看板」の前に集合し、旧松木村の歴史や森びと活動20年を振り返りました。臼沢を眺め、階段づくりや土を運んで汗を流した経験のある人も居り、「もう二度と来たくないと思っていたが木の成長を見てやって良かった。」と話していました。
次に「民集の杜・北」に行きました。銅の精錬滓・カラミの残る「過去」、ヤシャブシ(写真右の木)が生えている「現在」。そして、私たちが育てている森・「未来」。皆さんは、将来世代まで引き継いで「母なる森」に育てていくことを誓い合いました。
次に、「民集の杜・西」のモミジを観に行きました。紅葉のピークは過ぎ、かなりの葉は落ちていました。それでも林内を紅く染めるモミジに「わぁ、綺麗だと」感激し、今日の参加者で唯一の子供であるKちゃんはモミジの葉を拾って喜んでくれました。
小屋に戻った後の意見交換では「落ち葉のカサカサの音、苔のフワフワ感と初めての草刈りは楽しかった。仲間にも体験させてあげたい。」、「酷暑の中の仕事ではファン付きベスト等の配布があるが、それは小手先の対策でしかない。酷暑等の気象の根本に向き合うことを考えるには個々の場所は最適な場所だ。」、「孫ができた。大きくなった時、益々温暖化になっていたら、爺ちゃんは何してたの?と言われるかも。大人はもっと考えるべきだと思った。」、「日本はCOP30に消極的。ガソリンが価格が下がる。しかし、車を動かすとCO2を出す。生活スタイルを考えさせられた。」等々の感想や意見が述べられ意見交換会は活発に行われました。
その後、森びとプロジェクト20周年記念の「森びと手拭い」を参加者全員にプレゼントされ、意見交換を終了しました。
最後に「臼沢の森」をバックに記念写真を撮り、本日の森の手入れと散策は終了しました。
本日の森びとスタッフは、田城さん、大山さん、橋倉さん、大野さん、済賀さん、坂口さん、深津さん、筆者・加賀でした。(報告:加賀春吾)















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