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2025年7月の13件の記事

2025年7月 7日 (月)

足尾「松木郷」のお盆を迎える準備に汗を流しました。

 7月6日(日)、「松木郷」の天気は晴れ。「遊働楽舎(愛称“みちくさ”)」に到着した9時の気温は28℃でしたが、10時には33.5℃に上昇しました。室内の清掃、湯沸かし、冷水の準備などオープン準備をし、打合せを行いました。足尾のお盆は7月13日(迎え)~16日(送り)になるので、午前中は「松木郷」入り口にある「下の墓」周りの草刈りと墓石の清掃をすることにしました。

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 熱中症予防のため飲み水を多めに準備して向かいました。小柴さんが刈払い機で草を刈り、小黒さん、清水で墓石周りの草刈りを行い、松木村民のご先祖様を偲びながら、墓石の文字をブラシとタオルでやさしくなぞり清掃しました。

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 草刈りをやっていると玉粒の汗が流れ目に沁みます。体感温度は35℃を超え、水分を摂りながら作業しました。

 清掃後、墓石を水で清め手を合わせました。「祠」と「上の墓」は10日に「森の番人」のシニアスタッフと行います。

 

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  “みちくさ”に戻り、体の火照りを鎮め昼食をとりました。

 12時30分過ぎに3名の登山者が立ち寄り、何と、福原さんご一行でした。中倉山に登った帰りに仲間を誘い来てくれました。

 「NPO法人太平山南山麓友の会」の皆さんで、親子ブナの様子を伝えてくれました。4月29日のブナ保護で張り付けた「植生袋」(草の種の入った袋に黒土を入れたもの)から草が生えだしていたことや、「希望のブナ」が葉を広げ生長していたことなど、嬉しい話を聞かせてくれました。

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 太平山の麓ではブドウ栽培が盛んで、巨峰やデラウェア、シャインマスカットなどが栽培されています。「ブドウが収穫できるようになるには植えてから5年程かかる」ということを聞き、帰る際に「果樹園」を見ていただきました。福原さんが張ってくれたロープに沿って蔓が伸び、何本かのブドウの木に房がつきました。「おおー、房がついているじゃないか」と喜びの声を上げてくれました。「房が多くついているものは間引きした方がいい」などアドバイスもいただきました。福原さんの指導を受けながら育てていきたいと思います。

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 「みちくさノート」にお二人が感想を書いてくれました。

 「中倉山のブナの木に会えて幸せ。こんな頂上にまでの保全活動大変お疲れ様です。以前見た山が緑になり、見違える山に感動。「森びとG」でのおもてなし、ありがとうございます」(Nさん)

 「冷たいお茶を出していただきありがとうございました。素敵な休憩時間で楽しい会話をさせていただきました。また機会がありましたら立ち寄らせていただきます。(Sさん)

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 午後は、小黒さんが「みちくさ」の番をし、小柴さんと筆者で「みちくさの庭」の草刈りを行いました。小柴さんは松木川沿いの「アジサイ」エリアの草刈り、筆者は入り口のコオニユリ周りを刈りました。腰を下ろし鎌で刈ると伸びた葉が顔をこすり、かゆくなります。汗を拭きながら刈り進め、風通しがよくなったせいか、コオニユリが風に揺れていました。

 アジサイエリアも、絡みついた「ヤブカラシ」の蔓が取り除かれスッキリとしました。

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 間もなく夏休み、家族で「松木郷の森」の散策はいかがですか。皆さまのお越しをお待ちしています。舎人は小黒さん、小柴さん、筆者清水でした。

(報告:清水 卓)

 

 

2025年7月 2日 (水)

植物の生きる強さを目に焼き付けて!

 今日6月29日(日)は、晴れ、9時の気温は31℃。暑い日が続きます。

 森作業の最初の作業は「水源の確認」です。取水口に砂が詰まると、空気がホースに入り込み水が出なくなってしまいます。

Dscn2767 森作業に出かける前に、外気温を記録している武田スタッフ。熱中症予防は、今の季節最も大切なことです。Dscn2770 今日の森作業は前日の作業の続きで、民集の杜(東)で幹ガードの取り付けです。

 動物の食害で表皮が食べられ枯れてしまったネムノキ。しかし、その切り株や根から芽を吹きだし、50㎝程に成長しました。宮脇先生の「木は根、根は土」の言葉を思い出します。 

Dscn2772 ヤマユリの花芽ですが、周囲の木々が育ってきていて日光が届かなくなってひ弱な感じがします。ただ、今まで2か所だけでしたが、3か所目に育っているヤマユリ苗を発見しました。

Dscn2776 枯れてしまったサクラの切り株からも、新たな枝が芽吹いてきました。「みちくさ」のクスノキやネムノキ、そしてこのサクラなど、木々達の「生きる力」を見習わねばと思いました。 

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Dscn2774 「みちくさ」で日向ぼっこしているのは、カカシの「仁平村長さん」。「日陰に入れてくれよ!」と叫んでいるようです。

Dscn2769 今日、「みちくさ」を訪れてくれたのは埼玉県・加須市から来られたAさん。朝、「みちくさ」へ向かう途中一度お会いしています。てっきり、中倉山を目指していて、間違って松木沢に来てしまったのかと思い、声をかけたのでした。「大丈夫です!松木渓谷を歩きたくて来ました。」との返答でした。「帰りにお寄りください!」と伝え、オープン準備中にまたお会いして、松木渓谷の情報を色々お伝えしました。Dscn2783 13時過ぎに来舎されましたが、入り口に立ち止まって「お金を持ってきていないので入れないわ!と言います。「無料ですよ!」と伝えると、おいしそうに冷えた水をのんでいました。

 山歩きが大好きな方で、足尾・日光の山々に魅せられ、今、通いだしているそうです。森づくりの話にも興味を持ってくれていました。特に「緑が増えましたね!」という話から、「土地本来の木々の緑ではないこと」について関心を持たれ、山を見ながら論議が弾みました。「次は紅葉の時期にまた来てください!」と再会を求めてお別れしました。


 今日の舎人は、武田芳明と橋倉喜一でした。

2025年7月 1日 (火)

松木郷は夏を迎える準備万端

 6月28日、朝9時の天気は晴れ、気温は28℃。松木郷は吹き抜ける風が爽やかで、とても気持ちの良い朝でした。

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 「みちくさ」をオープンさせて作業小屋にて、本日の作業者5名とともに打ち合わせをしました。

2 午前中は6月22日の森の案内に参加した小学校5年生と約束をした「モミジ」の植樹を「民集の森・東」で、ここに植樹して欲しいと願っているように空いた場所がありました。橋倉スタッフ指導の下、植樹の仕方を丁寧に伝授していただき、額にたっぷりの汗をかきながら植樹を行いました。

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(足元しっかりと気を使いながら)

4 (本当にここだけぽっかりと陽の光が(^_^)v)

5 (やっぱり石だらけ つるはしを持ってくればよかった、と反省)6

7 (腐葉土を入れ、掘った土を戻ししっかりとまぜるまぜる)

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(いよいよモミジの苗木を準備をして…)

9 (植樹完了!! いのちを吹き込みました)

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(根元に落ち葉をかぶせて、乾燥を防ぎます)

11_2 (獣害対策用として作成し設置した囲いを倒れないように太い鉄筋を打ち込む)12 (しっかりと水やりをします)

13 (植樹完了?元気に育って欲しいです。秋には紅葉する姿をを見にこーよー(笑))

 気温が33℃を超える中、午後はりんねの森の草刈りをしました。かがむと草の中に隠れてしまう背丈の草を、丁寧に時間をかけて草を刈りました。

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 午後の「みちくさ」には、ハイキングで足尾の地を訪れた3名のご家族が立ち寄ってくれました。5年ほど前に、インターネットで現在の森の緑が戻ってきた足尾を知り、年に数回訪れるようになったとのこと。今日も「東京から日帰りで、足尾に訪れました」と少しの時間でしたが、私たちと動物の写真を眺めながら楽しい会話と、冷えた水を口に含みながら「疲れが取れました」と、ノートに書き留めてくれました。また足尾に来ますと、一緒に写真を撮って帰路につきました。ありがとうございました。

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16 (「みちくさ」での素敵な出逢いに感謝です。)

 最後に片付けをして、みちくさを閉め、本日は終了となりました。本日の森作業者は、大野・済賀・坂口・田口・清水。舎人は橋倉・山田(筆者)でした。 

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