森の中で若者たちと意見交換・交流の準備
8月10日(日)の足尾は、朝9時の気温が20℃。松木渓谷のジャンダルム方面は深い雨雲に覆われていました。朝からザーザーと音をたてて雨が降り、いままでの猛暑、酷暑が嘘のような一日となりました。
森びと広場に行くと、先日「本坪の鈴」を取り付ける支柱を設置した所にキジが散歩に来ていました。
参加者全員が揃ったので、責任者の清水スタッフから、「今月23日、松木郷の森に樹徳高校や那須拓陽高校の先生、生徒、保護者24名の皆さんが「森は友だち探し」に来ていただけるということになりました。」その準備を行いますと話がありました。
午前中は、全員で「民集の杜北」の散策通路の整備を行ないました。刈払い機、鎌などを持って、森内を安全に散策が出来るように点検、草刈り、枝払いなどを行いました。森内での作業では、蒸し暑く汗をびっしょりかきました。朝のミーティングで「民集の杜北」に「白い花が咲いている」と話題になったので、草刈り終了後に見に行きました。それは「ボタンヅル」であることが分かりました。
昼食後は、うんしゅう亭内の整理整頓を行う組と意見交換の場所とベンチの設置組に分かれて行動しました。
ところが、「うんしゅう亭」内の垂木や甲羅板などを整理していると、黒い帽子を被って作業をしていたスタッフにスズメバチが体当たりで攻撃してきました。天井を見上げると約30cmのボール状の巣があり、スズメバチがブンブンと巣に行き来していましたので直ちに「うんしゅう亭」内の作業を止めました。その場から離れたのでハチに刺されないで済みました。
一方のベンチ設置組は、甲羅板と丸太杭をあっちこっちに置いては座り、苔が茂る森内で心地良く意見交換ができるようにイメージを作りました。若者たちが、安全で希望が持てる森の観察と意見交換・交流にしていくために準備を行うことにしました。
その後、2組が合流して、森びと広場の桜の幼木に取り付けてあるビニールの幹ガードが窮屈になってきたので金網の柵に取替えを行いました。
本日は雨のため「みちくさ」は閉舎にしました。雨が強くなってきたので、作業小屋でミーティングを行い、本日の「森の手入れ」を終了しました。雨の中スタッフの皆様お疲れ様でした。
本日の森の手入れは、松村宗、福原、加賀、田口、坂口、田城、永島、清水、そして筆者大野でした。
<報告者:大野昭彦>
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