“猛暑”の「松木郷」も、木々は秋の準備を始めています。
8月30日(土)、日本各地で猛暑日の予報が出されています。9時の“みちくさ”の温度計は30度。広場を風が吹きぬける作業小屋は28度でした。足尾「松木郷」は青空が広がっていました。
今日は舎人担当2回目の永島さん。午前中の応援に橋倉さんが来てくれました。オープン準備を済ませ、放射線量測定を兼ねて「りんねの森」を歩きました。
「赤土の植樹地」に入るとヤマボウシの生長が目につき樹高を測ると2.8mでした。
私たち人間は「暑い暑い、早く秋が来ないかなー」と言っていますが、モミジやサクラは葉が紅くなりはじめ、トンボの“アキアカネ”や“ミヤマアカネ”も体が徐々に赤くなり、秋の備えをしています。
「湿地の植樹地」を眺めると水が流れ落ちるエリアの生長が良く、カツラが生長頭です。永島さんに立っていただき比べてみました。3.6mありました。
樹高を測っているとカツラの葉に蝶が飛んできたので、「オオムラサキか!」とカメラを向けると、なんと白に黒い縁取り、裾が赤い“アサギマダラ”でした。松木郷を飛ぶ“アサギマダラ”の話は聞いていましたが見るのは初めてでした。
海を越え1000km以上の長距離を旅する蝶が「松木郷」に立ち寄ってくれる。「道の駅」ならぬ「蝶の駅」になったのかと感慨にふけりました。
「土壌改良地」と「砂地」の南側にヤシャブシの木が2本生えており、そのタネが両植樹地に活着しました。「土壌改良地」は植樹したサクラやモミジ、ヤマボウシなど落葉広葉樹を覆いつくしたため、植樹木の生長を促すために取り除きましたが、「砂地」にはヤシャブシを植栽しているので、他のヤマハンノキやシラカバとの競争を見守っています。上から眺める両植樹地の生長過程の差が一目瞭然です。「砂地」のヤマハンノキで大きいものは7mを越えました。
大型化する台風やゲリラ豪雨によって松木川の河川敷きが大きく削られるようになりました。源流には砂防ダムもつくられていますが、木の根で河川敷が崩されるのを押さえられないかとその土地にあった樹種を植えています。かつて松木村に生息していた昆虫や生き物たちが命をつなぎ、立ち寄ってくれる「母なる森」に生長するよう手入れを行っていきます。
“みちくさ”に戻り、橋倉さんと交代。12時20分頃、登山者のグループ10名が小休憩で立ち寄ってくれました。東京から登山ツアーで足尾入りし、テント泊して松木川源流の山を楽しむそうです。気を付けていってください。
続いて12時40分頃、山登り4人組が“みちくさ”の前を通過、後ろ姿を見送りました。気温は34度に上昇していました。熱中症に気を付けてください。
9月20日~26日は「秋の彼岸」です。15日にお墓と祠周りの草刈りを行います。永島さんが「上の墓」に行ったことがないと言う事で、場所の確認に向かいました。
お墓のある高台から整備が進む松木川上流の砂防ダムを眺めました。双眼鏡で見た岩山のジャンダルムが目の前に迫り「おー!」と声が出ました。
河川敷に降りるとバッタが飛びますが姿を見つけられません。着地場所を確認して近づき目を凝らします。河原の石と同系色の“カワラバッタ”です。これも初めて見ました。下の写真の中から見つけてみてください。舎人2人による、ミニ「森は友だち」探しになりました。
9月も暑い日が続くようです、“みちくさ”ではコーヒー、お茶の他、「冷たい水」も準備しています。皆様のお越しをお待ちしています。
今日の舎人は、永島さん、橋倉さん、筆者清水でした。
(報告 清水 卓)
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