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2025年6月の5件の記事

2025年6月22日 (日)

森づくり20周年記念「松木郷の森」案内を開催しました!

 森びとの植樹活動が始まってから、今年で20年目。節目の年を記念して、6月22日(日)足尾・松木郷にて、森づくり20周年記念「松木郷の森」案内の会を開催しました。
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 当日の朝は雨が降りそうな空模様でしたが、次第に雲が晴れ、まるで真夏のような青空が広がりました。散策には少し暑い一日でしたが、晴れやかな気持ちでスタートできました。

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 集合前にはスタッフでミーティングを行い、「来てくださった皆さんが楽しく、『来てよかった』と思える会にしよう」と気持ちを共有しました。

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 参加者の皆さんは、それぞれの予定に合わせて少しずつ集まり始め、久しぶりの再会に笑顔があふれました。

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 11時半からは雲集亭にて大野スタッフの進行でオリエンテーションを実施。副代表の清水より、これまでの森づくりの成果と感謝の言葉が述べられました。
「木を植えることで多くの命が育つ森になった。人の都合だけではできない森づくりに、多くの人の想いが重なってきた。これからは100年の森を、次の世代に手渡していきたい」と語りました。

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 実は、雲集亭の隣の建物の下では、このところお腹の大きなアナグマの姿が見られていて、まさにいま、森が命を育む場所であることを実証している場所であったのですが、残念ながら今日は姿を垣間見ることはできなかったようです。

 参加者からの挨拶では、NPO時代からイベントではいつも便宜を図って頂いた旧足尾町出身の新井様から「自然から奪った分、返していくことがいまは必要。心を紡ぐことが大切です」との深いお話を頂きました。

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 お昼は足尾の町内にある子ども食堂のお弁当を皆で頂きました。地元の味を楽しみつつ、午後からは3班に分かれての森の観察会へ出発。

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 臼沢に登ったグループでは、20年かけて育った森を前にさまざまな感慨があったようです。短い散策時間でしたが、澄んだ空の下、楽しく自然と触れ合うひとときとなりました。時間もあり「一番上」まではいけませんでしたが、それぞれが体力に合わせて臼沢の急坂も楽しんで頂きました。

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 その後は雲集亭に戻り、参加者から感想やメッセージをいただきました。いくつか抜粋してご紹介します。

森戸さん
「久しぶりの仲間に会えてうれしい。小さな苗がこんな立派な森になって驚いた。森びとの精神を地域や子どもたちに伝えていきたい」

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村田さん
「自分が植えた3本の木がまだ元気に育っていてうれしい。地道に続ける皆さんに感謝。足尾は自分の原点です」

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跡部さん
「オオムラサキが育つ環境も整い、本当にすばらしい森だと感じた。うれしすぎてショック死しそう!人と生き物が共に生きられる地域を目指したい」

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三ツ木さん
「子どもたちと植えた苗が、こんなに大きくなるなんて。森の“踏みしめた感触”で、森になったと実感しました」

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平賀さん
「足尾にはもう来られないと思っていたけど来られて本当に良かった。心にたくさん木が植えられた。人との出会いが本当に大切です」

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仁平さん
「夫より先に活動に関わり、夫が夢中に。今日は久しぶりに足尾に来られて、夫が本当にうれしそう!」

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高橋よし子さん
「現在の自宅からは初めての参加。足尾に来ることの遠さや大変さを改めて感じた。民衆の杜が本当に別の場所のように成長していて感動。必ずまた来たい!」

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 そして、参加してくれた七芽ちゃんは「来年、木を植えにくる!」と約束してくれました。苗木を準備して待っています!

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 長年「森びと」を支えてきた前アドバイザー・高橋からは、「人は森に生かされている。森は友だち」という言葉とともに、参加者への感謝と、次の100年を担う人たちへの期待のメッセージが届けられました。

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 最後は全員で記念写真を撮影し、「森は友だち!」の掛け声で無事に閉会となりました。

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 ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。今日は本当に参加した方々の笑顔が印象的な一日でした。これからも「森びと」は、森を育み、人をつなぎ、未来へ命をつないでいく活動を続けてまいります。どうぞ引き続きご支援・ご参加よろしくお願いいたします!

(運営委員・小黒)

2025年6月20日 (金)

森びと強者のおもてなし

20250620 森の手入れをするには暑すぎた今日。数年前から「みちくさ庭」をつくり、3年前から「心の園」を手入れしてきたが、草が伸び放題の様子では訪れる方々の気持ちに応えることはできない。

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20250620_4 庭と園には日光市民、足尾町民、そして森ともたちの様々な気持ちが宿っている草木が育っている。草木は四季折々に花や実を私たちに恵んでくれる。その様子を見ていただきたいと、今日の森の手入れには急遽応援を頼んだ。今日はそれに応えてくれた森びと強者たちが草刈りを行った。20250620_5

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20250620_8  東から吹く涼しい風を受けて強者たちの気分は爽快だった。これが森びと強者たちのおもてなしだ。

20250620_9 その喜びは帰宅して倍になった。福原さん手打ちの蕎麦をご馳走になり、蕎麦の香りと強者の心配りが身心に沁みわたった。森の手入れは、本間さん、加賀さん、福原さん、橋倉さん、そして報告・髙橋でした。20250620_10

2025年6月17日 (火)

6・22「森の案内」の準備に汗だく!

 本日(6月17日)、「梅雨の晴れ間」なら喜ばれるが、誰もが逃げたくなるような暑い日が続く松木郷です。

空は快晴、しかし気温は、30度を超えています。白いヤマボウシの花も少し元気がない気がします。

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Dscn2723 今日の森作業の「集中日」は、森びとを今日まで支えてくれた大勢の皆さんを迎える準備の日です。打ち合わせで、①案内する森の草刈り、②お迎えする「みちくさ」「雲集亭」の整備の2班に分かれ作業開始です。

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 梅雨で雨の心配ばかりしていましたが、熱波続きが予想され、日陰を作るターフ張りを行う事になりました。「雲集亭」の軒先にブルーシートで大きな日陰を創ることが出来ました。

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Dscn2741  他方、草刈り班も武田、田口さん達の奮闘で、案内通路等のかなりの部分を刈ることが出来ましたが、残された箇所もありました。

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Dscn2737  今日は一日汗のかきどうしでしたが、珍しいトンボや奇麗な蛾を見たとき、僅かな時間暑さを忘れることが出来ました。

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Dscn2736_2 汗だくで頑張った皆さんは、田口、武田、加賀、済賀、橋倉、田城、大野、清水の皆さんでした。お疲れさまでした。 報告は橋倉喜一でした。 

2025年6月10日 (火)

恵みの雨の中の森作業

Dscn2703_2  本日(6月10日)の足尾・松木は、曇りで12℃(8時30分)です。今にも雨が降りそうな空です。Dscn2708  朝の打ち合わせでは、作業責任者の清水副代表から午前中は、「臼沢西の植樹地」の草刈り(左上の4列:前回の草刈りの未実施地)と「臼沢の植樹地」にある「JR貨物労組の植樹地」の草刈り。午後は、「果樹園」の草刈りを実施しますとの説明を受けて、雨が降ることを想定して雨カッパの着用をして作業に入りました。Dscn2687 「臼沢西の植樹地」に着くと小雨が降って来ましたDscn2688 草刈りを進めるとハチの巣を大野さんが教えてくれましたのでその場所を避けて草刈りを進めました。

Dscn2692 草に負けずに元気に生長してほしいと願いながら、約30分程で草刈りを終了出来ました。

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Dscn2689 次の草刈り場所の「臼沢の植樹地」の手作りの階段を登っていくと湿気が強くて体力を消耗します。

Dscn2694 途中何度も水分補給をしながら「JR貨物労組の植樹地」に到着すると下段の鉄製のネットが地上に着いていてクマ等の獣害の出入り場所になっていましたので、慎重に鉄製のネットを持ち上げて張り上げました。

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Dscn2695  昨年は、苗木に幹ガードを付けましたので苗木の生長を確認することが出来ました。しかし、草の伸びがすごいので下段から上段に向けて草刈りを行いましたが、植樹地の傾斜は30度位あり雨で足元が滑らないように注意しながら草刈りを進めましたが、全てを行う事が出来ませんでした。

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Dscn2700 獣害ネットを点検すると尾根の頂上付近が地面からめくりあがり、大きな穴を発見しましたので、それを塞ぎました。

Dscn2702 尾根の上段の獣害ネットの上部に亀甲の金属のネットを張らなけらばなりません。また、植樹地の傾斜で足元が滑りますので更に階段を設置しようと話になりました。

Dscn2698 12時を回りましたので「JR貨物労組の植樹地」を後に下山して、昼食にしました。

食事中に雨が強くなり食事が終わっても益々雨が強まりましたので、午後の作業を中止にして帰路に着きました。

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 本日の作業者は、松村宗さん、橋倉さん、大野さん、加賀さん、清水さん、坂口さんと筆者でした。雨の降る中の森作業ありがとうございました。

(報告者:済賀正文)

2025年6月 9日 (月)

第13回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭に参加しました

昨日、福島県南相馬市で「第13回目南相馬鎮魂復興市民植樹祭」が開催され、森びとからはJR貨物労組から17名、神奈川県ファンクラブからも10名を含め総勢51名で参加してきました。

Screenshot_20250609_111305_x4日から植樹祭会場で前段準備に携わっていた南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊(通称:応援隊)の皆さんと合流し、森びと桜井代表が歓迎のあいさつをしました。

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ご存知のように、福島県南相馬市では2011年3月11日の東日本大震災にて636名の方が犠牲に遭われました。震災を風化させることなく、今後も市民のいのちを守る森の防潮堤づくりを継続していく決意を新たにして、献花台で祈りを捧げました。

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実行副委員長の応援隊・松林代表から力強く開会あいさつがされました。20250608_120153

宮城県ファンクラブ・林代表が皆さんで丹精込めて作った苗木を無事に嫁がれました。
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応援隊が入ったグループの植樹リーダーには、第1回(2013年10月6日開催)の植樹祭で、相馬農業高校の農業クラブの理事長を勤めていた山田くんが市役所の職員になって堂々と参加者に指導していました。

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全体で15,000本の苗木にいのちを吹きこみました。来年は、応援隊と相談して草刈りや観察などを含めた泊まりがけの企画を考えたいと思います。応援隊の皆さん、連日暑い中での前段準備ありがとうございました。JR貨物労組の皆さん、ファンクラブの皆さん、来年もよろしくお願い致します。(運営委員・小林敬)

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