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2025年2月の6件の記事

2025年2月25日 (火)

久しぶりの森作業に心わくわく、筋肉痛も久しぶり。

 2月25日、足尾に向かう途中で見た日光連山は雪化粧でした。久しぶりの足尾森作業日です。前回(2/9)は大雪の影響で中止になり、約1か月ぶりに会う森ともに「お疲れ様。久しぶりです。元気でしたか?」とのあいさつでした。寒い日が続きましたが、今日は9:30、気温は2℃と比較的暖かです。雲一つない快晴です。思わず、携帯カメラで動画を映していました。下のほうでは、ピューと鳴き声がしたので見るとシカが出迎えてくれていました。

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Img_0006 今日の責任者大野さんから作業の説明がされ、午前中は、以前の苗床に植えた桜の木の幹ガードを補強と福原さんから伝授されている獣害柵の補強をする事にしました。午後からは、「りんねの杜改良地」の桜が猿か鹿に樹皮を食べられてしまっているので、幹ガードで保護することになりました。

打ち合わせ風景

Img_0009_2獣外柵のスカート部分を運びます。

Img_0010スカート部分を5枚つなぎ合わせます。突起部分を引っ張り上げて繋ぎますが、結構力技です。

Img_0026出来上がった幹ガード

Img_0020巻いてある古い幹ガードを外します。

Img_00123本鉄筋を打ち込み、5枚繋げたスカートを縦に使い木を囲みます。

Img_0037針金で鉄筋と金網を結び付けて出来上がりImg_0019 Img_0050最後にみんなでジャンダルムをバックに記念写真。

Img_0071 桜の木10本、イチョウの木2本の補強を完成させ、11:30頃に終了しました。皆さん、「今日はあったかいなぁ」と口々に言っていました。

 作業小屋に戻ると、先日小柴さんと友人たちがCハウスを取り壊してくれましたが、ビニールが凍り付いて剥がれませんでした。今日は暖かく土が緩んでいるので一部を除いて剝がすことが出来ました。Img_0074 午後からは、「りんねの杜土地改良地」の桜の樹皮が食べられて幹が裸状態になっているので、幹ガードで守っていきます。桜の木は美味しいのか、ほかの木よりも被害が多くなっています。

Img_0079こちらも鉄筋を2本打ち込み、幹ガードを針金で止めて出来上がりです。

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 56本の木に幹ガードを取り付けました。終了後、来年度(4月)からの「エコ散歩IN足尾」を中心とした森びとプロジェクトの取り組みの大まかな内容が大野運営委員から提案され、意見交換をした後に解散となりました。

本日の作業者は、大野さん、松村宗さん、本間さん、山本さん、橋倉さん、田村さん、柳澤さん、坂口さん、林子さん、田城さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)

2025年2月19日 (水)

山(森)の権利は人が行使する!

2025023 NZのタラナキ山が人間と同等の権利を法的に有するということを当欄(2/16・「森びとオピニオン&アーカイブ」)で知った。背景には、植民地時代の政府が行った土地没収やマオリの権利侵害に対する先住民への権利と文化を尊重する政府の姿勢だと言われている。要するに、タラナキ山の自然保護とか、資源保護とかという考え方ではなく、精神的文化的な存在としての山ということらしい。2025025 先日(2/13)、『襤褸の旗』というDVDを観た。描かれていたのは、鉱毒被害に苦しむ農民と田中正造の足尾銅山操業停止を求める闘い(1900年)で、健康被害と命を守る農民の請願闘争だった。しかし、官憲の弾圧(1900年2/13)と、その後の行政の強制執行で村民は村を追い出されてしまい、操業は続いた。ちなみに、今月24日は足尾銅山が閉山(1973年)した。2025024 南半球の先住民マオリの世界観には、「真の文明は山を荒らさず 川を荒らさず 村を破らず 人を殺さるべし」(1912年6/17・田中正造の日記)という精神が貫かれているように感じた。この精神は、未来社会を生きていく次世代の心にも宿ってほしいと願っている。  (アドバイザー・高橋佳夫)

2025年2月16日 (日)

自然物の権利を考えてみる

ニュージーランドのタラナキ山は法的に人間と同等の権利が認められているのだそうだ。山などの自然にいのちを見る先住民マオリの世界観が認められたのだとか。こうした流れはまだ主流ではないけれど、インドやエクアドル、ボリビアなどといった国でも同様の例があるらしい。

R0002929伊豆の鎮守の森にあるイチイガシ

いっぽう今の日本を考えてみる。「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)」をたたえる文化はあるけれど、果たしてその実はどうなのだろう。神宮外苑の杜もあれだけの反対があっても伐採は止まらない。太陽光が必要だと言えば山を削る。虫や他の生き物は邪魔だから気持ち悪いから殺せという。環境に悪いとわかっていながら農薬を大量に使い、便利だからと安いプラスチック製品を買ってしまう。そして困ったことに、ほとんどの人々が都市で生まれ育つことで、自然を軽んじる風潮がさらに進むのではないかと言われている。

ほとんどの人は善良である。すべての命は大切だと言う。でもどういうわけか、深く考えることなしに自然に優しくない選択をしてしまっている。それはたぶん、これまではそれが当たり前だったからだろう。冒頭の、山が権利を持つ、そんなことは多くの人にとって思いもよらないことに違いない。でも、樹木や花、石ころまでにも何らかの権利があるのだとしたら、そしてそのうえで新しいテクノロジーがうまく使われるのであれば、それはきっと今よりずっと良い世界になるに違いない。と思うのである。(運営委員 小黒)

2025年2月 7日 (金)

「冬の森作業」は、楽しからずや!

 今朝(2月7日)の足尾・松木沢、気温はマイナス3℃で曇り空。6日に降った雪が残り、ダムゲートを過ぎると道路は凍っていました

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Dscn3570  今日は濟賀スタッフの呼びかけで、3人での森作業です。①午前中はビニールハウス・Bの整理と、作業詰め所入り口のすべり止めの設置。②午後は「エコ散歩in足尾」で使う銘板(樹木の名前が分かるような)作製を行いました。

Dscn3573  雪が時々降る生憎の天気の中、普段の森作業ではあまり経験しないような作業でしたので、楽しい体験ができました。①の作業では、西側にあるビニールハウス・Cが間もなく撤去されるので、風雨を直接受けるようになる事を意識した修繕でした。作業詰め所の入口のコンパネ部分がガタつき、雪で滑りやすいので緑の亀甲金網を張りました。ガタつきもビスで止め安全に出入りが出来るようになりました。

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 午後の銘板つくりはとても楽しいひと時でした。3人で意見を出し合い、より良いものを創り出すという当たり前の手法ですが、その事を思い出させてくれた森作業でした。

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 作業的には、バーナーで焼いて布で拭いた後、紙やすりを木片に巻いてこすりあげたシンプルなものです。写真のように渋さを感じますし、腐食防止にもなります。出来上がりを見て3人とも大喜び、氷柱(つらら)が下がる作業小屋を達成感が埋め尽くしました。

Dscn3577  今日は、梅沢(水源の沢)の工事をしている大川建設の駒形さんが、工事進捗状況を伝えに寄ってくれました。今日から新しい排水路の掘削が始まったとのこと、工事車両の駐車で「もりびと広場」の利用は無くなった事などが伝えられました。ありがとうございました。

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 1日中氷点下の天気でしたが、帰るころには青空が見えてきて、やりがいを感じる心を弾ませ家路につきました。今日の森作業は、山田、済賀、橋倉でした。 (報告は橋倉喜一) 

2025年2月 5日 (水)

「みちくさ」の楠のように生きて立つ!(カルタ調)

  2月3日は立春、1月はアッという間に過ぎてしまいました。各県ファンクラブの皆さんに新年のご挨拶も出来ず申し訳ありません。栃木県ファンクラブを代表して、本年も宜しくお願いいたします。

Dscn3558 足尾では、2月2日に5cm位の積雪がありました。松木を訪れる皆さんとの交流の場「みちくさ」も雪化粧です。その入り口に楠(クスノキ)が緑の葉を輝かして生きています。楠はその字の通り、関東以南の比較的暖かい地域に生息しています。このクスノキには北限で標高700㍍程の地で生きています。昨年まではワラや寒冷紗の囲いで冬を乗り切ろうとしましたが、すべて枯れてしまいました。しかし、故・宮脇先生の言う「木は根、根は土がいのち」の教えの通り、暖かくなると新しい芽を吹いて数年間も生きてきました。

 今シーズンは枯れることも覚悟して防寒対策を止めました。根元にもみ殻を撒いただけですが、写真のように今も元気です。これを見たスタッフたちからは、「温暖化で気温があがったから」「木も生長して寒さを克服することを学んだから」「日光を浴び光合成ができるようになったから」等々いろんな意見が飛び交いました。いずれにしてもクスノキの自然環境への適応に驚きながら、私たちは観察を続け、「松木郷」のシンボルツリーになれるように願っています。

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 東北のファンクラブの皆さんは今、大雪と闘っていることと思います。このクスノキと共に頑張ってください。さて今年は、「森びと20周年記念」を迎えました。運営委員会からいろいろな催しや取り組みが出されてきました。それらの取り組みを進めていく大前提は、「森びとを今日まで支えてくれた、全ての人々に対する感謝の気持ち」だと思います。そして、「それに報える取り組みをみんなで作り出し、これからの20年の出発点にする」ことが必要だと考えています。

Dscn3556 栃木県ファンクラブはそんな思いを胸に、この1年を歩みます。具体的には①4月の足尾町民を招いた松木の花見会、②5月から始まる「エコ散歩in足尾」③田中正造の半生を描いた「襤褸の旗」(らんるのはた)の上映会④日光・板橋の城山植樹地の整備(地元の大和木材・福田社長が杉・檜の山を伐採し広葉樹の森を作りたいと、森びとに土地を貸してくれ、約1、000本の苗を植え今年は5周年)などの取り組みを予定しています。こんな活動を経て次世代の森びとへバトンタッチ出来ればと思っています。                     森びと栃木県ファンクラブ  代表 橋倉喜一

 

2025年2月 1日 (土)

「温暖化」は止まらない

 1月19日の日経新聞1面に「集中豪雪」という言葉が出ました。集中豪雨という言葉は最近では残念ながら頻繁に見聞きしますが、集中豪雪は初めて。年末年始には青森県を中心に大雪が降り、落雪、除雪などに関連して7人の方が亡くなっています。

 日本列島の冬の降雪は、日本海の水蒸気を含んだ西風が、脊梁山脈にあたり雪を降らす仕組み。温暖化により海水温が高くなると水蒸気の量も多くなり、雪の量も増えます。

1 日経新聞1月の記事

 私の住んだことのある降雪地域は、北見、帯広、札幌、日高、山形、日光、長野の7カ所。場所ごとに特徴のある冬を過ごしました。帯広では家の中でコンセントが凍り、札幌では電信柱に車が登り、北見では2004年1月の「北見豪雪」。3日間で113㎝も積雪が増え、最深積雪は171㎝。市民生活は完全に止まりました。

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室内で凍り付くコンセント 爆発しそう

 また、山形の雪は特別で、なんといっても重たく、粘つく雪が降ります。普通、道沿いのガードレールは車がぶつかり曲がりますが、山形では支柱の間で縦に曲がります。粘る雪が解けるとき、その沈降力で引き下げられるのです。ちょっと想像しにくいでしょ。残念ながらその写真はないのですが、雪の粘りがわかる写真を。

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軒先でカールする雪 粘りが強いので軒先から滑っても落ちない

 千葉へ来てからウインタースポーツはご無沙汰していますが、スキーができなくなるとかの問題ではなく、まさに生物の生存の脅かされるのが、地球温暖化問題なのだと思います。

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1月の日経新聞記事 海の生態系はかなり危ない

(運営委員・井上康)

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