多くの方を迎える為に、今年の森作業スタートしました。
2024年1月17日、今年初めての森作業です。「今年もよろしくお願いします。」と皆さん集まってきました。昨日、足尾地方は10数センチの積雪があったようで、山は雪化粧していました。「森びと広場」に到着すると、動物の足跡もない雪の中に車を乗り入れると、自然界の素晴らしさの爽快感を味わいました。天気は雲ひとつない快晴、気温は9時15分現在マイナス2℃とかなり寒い朝です。
今日は、打ち合わせの前に「みちくさ」前の朽ちてきた土留めの杭を交換する新しい杭の受入れ作業が行われました。
杭降しの作業後に、本日の責任者大野さんの提案にそって、「民集の杜・北、東、西」の獣害防止策の点検を行うことにしました。鎌田先輩からは、東と西は柵の外側は獣道で狭く、今日は雪のために崖から転落の恐れがあるので、必ず柵の内側から点検する等の注意点がアドバイスされました。私は、さすが百戦錬磨の真の森びとだと感服しました。
昼食には、鎌田さんが正月気分を再度味わってもらいたいと「クルミもちときな粉もち」を振舞ってくれました。また、今回も柳澤さんから立派な葱のプレゼントがあり、皆さんから喜ばれていました。
午後の作業は、先日大谷石で作ったベンチとテーブルのある「苔テラス」と命名した場所の通路を作ることにしました。石を並べて通路を作るので、まずは石集めを行い、ベンチに誘導するように並べて通路を作りました。
最後に、周りに放置されていた以前の重い「みちくさ」の看板の柱を、全員の力で片づけました。
作業終了後、ミーティングを行い今年の作業の説明が大野さんからありました。今年12月NPO法人森びとプロジェクト委員会発足20年、来年2025年は臼沢に植樹をしてから20周年を迎えること。今年はその準備の年。そのために、「エコ散歩in足尾」を本格的に実施していくこと。それを実践する「森の案内人」を担う人、案内する森の育成、整備、環境づくり、森の管理、散策路の整備などを行う「森の番人」を担う人、それぞれをやれるように頑張っていきましょう、と提起がありました。
10年振り位に参加してくれた宇都木さんからは、「10年前に大きく成長した木々にびっくりしたが、今日は初めて雪の足尾の雄大な景色を見て、緑とは違う景色でとても感動しました。また、参加したいと思います。」と感想が述べられました。
本日の作業者は、鎌田さん、松村宗さん、大野さん、済賀さん、坂口さん、清水さん、柳澤さん、山田さん、山内さん、宇都木さん、深津さん、筆者加賀でした。(報告:加賀春吾)
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