第11回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭終える
昨日、第11回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭が開催され、1,500名(主催者発表)が参加し、18種類20,000本の苗木にいのちを吹き込んできました。2011年3月11日に発生をした東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により、南相馬市では636名の方が犠牲になり、今回の植樹祭は13回忌の意味を持つものであり、単に11回目の植樹祭ではありませんでした。高盛土にはがれき等を活用した海岸防災林に被災した方々の一人ひとりの思いや祈りを込めて植樹を行い「鎮魂の森」をつくり、震災の経験や教訓を忘れずに後世に継承する場をつくるために、「いのちを守る森の防潮堤」の実現を目指しています。
開会宣言に立った実行副委員長である森びとプロジェクト桜井代表からは、鎮魂復興市民植樹祭の意義、未来を生きる子どもたちのための森づくりであることが語られ、参加者の心に響く開会宣言がされました。
朝から恵みの雨が降る中、植樹会場に移動をし、植樹リーダーである市役所職員とそのサポートをした私たち森びとは、心構えとして一つひとつの作業(植樹説明・苗木運搬・植樹・マルチング・ロープ張り・集合写真撮影)を区切り、参加者の協働作業で最後まで丁寧に植えよう!を徹底してきました。
コロナもだいぶ収まってきましたが、植樹祭への参加者が少なくなってきていると感じたのは私だけではないと思います。今までの延長戦上での植樹祭ではなく、どう多くの市民に“いのちを守る森の防潮堤づくり”に参加をしてもらおうとするのか植樹祭実行委員会では検討していただきたいと思います。
(報告:運営委員 小林敬)
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