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2023年3月の8件の記事

2023年3月27日 (月)

鎮魂復興市民植樹祭応援隊第9回総会&勉強会を開催!

 3月26日、13時より南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊第9回総会を南相馬市民情報交流センターにおいて開催しました。会員ならびに市役所職員(植樹祭担当の経済部農林水産課)の皆様にも出席をいただき成功裏に終了することができました。

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 冒頭、3.11東日本大震災、東京電力福島第1原発事故、津波から12年、亡くなられた皆さまのご冥福をお祈りし黙とうを行いました。今だ行方不明者もおり、復興は道半ばであります。私たちは絶対にこの事実を忘れることなく、原発に依存しない暮らし、避難者が帰還できる故郷の復興を目指すことをお互い心に誓いあいました。

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 総会は、小川事務局の司会で始まり、議長に松本スタッフが選出されました。渡部代表からは、「これまでの応援隊の活動を通じて会員相互の絆と信頼が深まり、木の生長と共に私たちも大きく成長させていただきました。今後も継続して森づくりに頑張っていきましょう。」とあいさつがありました。高野光二県会議員からは応援隊総会への祝辞メッセージが届けられ岩橋事務局より披露されました。

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 南相馬市役所からは、植樹祭担当の経済部農林水産課長・佐藤英典様からご挨拶をいただきました。「応援隊と共に6月11日の第11回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭を成功させていきましょう」と力強い決意がのべられました。

 引き続き議事に入り、2022年度活動報告、2022年度収支決算、会計監査報告を行い、異議なく全体で承認されました。その後、2023年度活動計画、2023年度予算案が提起され異議なく決定されすべての全ての議案が承認、可決され第9回総会は無事終了しました。

 総会後、第2部では東城スタッフが中心となって、参加者全員での「気候危機、脱炭素社会Q&A」の資料を活用した読み合わせの学習をしました。森づくりには、体力や気力が大切であるがこれからは知力も大事であることから発想し、積読でなくみんなで読み合わせながら理解を深め広めていきましょうと目的が話されました。

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 参加者からは、活字が小さくて読みずらかった面があったが音読することによって理解することができた。今後も機会があればいいですねとの意見が聞かれました。

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 櫻井勝延応援隊顧問からは、「脱原発と再生可能エネルギーをめぐる状況と課題」についてわかりやすく話されました。「脱原発をめざす首長会議」の世話人の一人でもあり世界に状況を今後も発信していく決意ものべられました。短時間の学習を兼ねた勉強会でしたが今後もテーマを決めて企画していくことを確認し終了しました。

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 私たち応援隊は、結成からまもなく8年を迎えます。今回総会で、渡部代表から松林新代表にバトンが渡されました。松林新代表からは「これまでの森づくりの経験を活かし未来の子どもたちに語り継ぐために情熱をもって取り組んでいく」決意が話されました。応援隊は、会員相互の絆と信頼を築き、山と心に木を植えていくために楽しい森づくりを誓い合い総会、学習会は無事終了し散会となりました。

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 会場周辺には白いモクレンの花が春雨に濡れて寂しそうな様相でしたが、集まった会員スタッフの笑顔と元気さで寂しさは吹き飛んだ筆者でした。出席者は、櫻井顧問、渡部新顧問、松林新代表、菅野副代表、小川事務局、山田事務局、岩橋事務局、小林スタッフ、道中内スタッフ、原田スタッフ、松本スタッフ、岩橋恵美スタッフ、東城睦子さん、筆者(東城)でした。市役所の佐藤英典様ありがとうございました。出席された皆様大変お疲れさまでした。

(報告 東城敏男)

 

無言の語り木「孤高のブナ」のDNAを後世に残したい

 本日3月26日(日)の足尾の天気は、昨日から降り続く生憎の雨でした。森びと広場の9時30分の気温は8℃と肌寒い1日となりました。10時前には中倉山調査とベースキャンプ担当のスタッフ・サポーターの皆さんが、遊働楽舎“みちくさ”に集合しました。高橋顧問が一足早く“みちくさ”入りし、薪ストーブに火を入れ、やかんにお湯を沸かしてくれました。ドリップコーヒーを淹れ、コーヒーを飲みながら本日の作業打ち合わせを行いました。

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 当初の予定は中倉山の無言の語り木「孤高のブナ」保護と子孫を残すための植栽地の確認登山でした。足尾銅山の煙害に耐え、松木村廃村の歴史を見続けたブナの実を松村宗雄さんが拾い、幼木に育ててくれました。

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 ブナは300年ほど生きるといわれていますので、この先も100年、200年と生き続けてほしいと願っていますが、気候変動による自然の猛威は年々激しくなり豪雨になると北斜面の土砂流出が続きます。   ブナがいつまで生きられるかわからない中、ブナのDNAを持つ子孫を後世に残したいと願い林野庁日光森林管理署に相談をさせていただきました。本日は日光森林管理署・徳川署長に同行いただく予定でしたが登山道での滑落なども想定し、来週に変更しました。木々を失った松木川源流の山に雨が降ると岩を崩しながら斜面を流れてきます。今日も松木川は茶色い水が流れ、足尾ダムの落水も茶色になっていました。Dsc00216

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 打ち合わせ後、まず最初に中倉山に移植するブナの幼木の根回しを行いました。「みちくさの畑」に植えられたブナの幼木の根を痛めないよう慎重に根の周りを掘り上げました。根回し用の“わらこも”(藁を縦横に編みこんだ敷物)の上にブナの幼木を置き樹高と幹回りを調べると、樹高130cm、根元の幹回り直径が2cm、根の長さは60㎝でした。根を痛めないように“わらこも”を巻き、前日に掘り上げるよう埋め戻しました。

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 南側の「みちくさの庭」のミツマタは間もなく開花です。黄色い小さな蕾をつけた花が数珠なりです。

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 その後“みちくさ”に戻り、4月29日の「中倉山のブナを元気にする恩送り」に向けて、北斜面の崩壊地に張り付ける植生袋と黒土の他、ブナ幼木植樹に必要な保護資材、荷揚げに協力してくれるボランティアへの呼びかけなど準備の打ち合わせを行いました。

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 打ち合わせに熱が入り、12時30分に昼食をとりました。昼食後は、4月から始まる“みちくさ”のオープン日、舎人(みちくさ担当)体制について打ち合わせを行いました。

 2020年12月以降、新型コロナウイルスの感染拡大から、松木渓谷を訪れるハイカーの減少と、感染予防のため、栃木県・群馬県のスタッフ・サポーターで舎人を担当してきました。政府から「緊急事態宣言」が出されている期間は“閉舎”としてきました。今後、マスク着用の緩和(個人の判断)や2類から5類への移行など、大きく人の流れが変化していくことが予想されます。コロナ前は、多くのハイカーやクライミング、釣り人が松木渓谷を訪れてくれました。訪問者がコロナ前に戻るかはわかりませんが、気候危機に対する関心は高まっていると感じます。

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 これまで土、日、祝祭日に遊働楽舎“みちくさ”をオープンしてきましたが、桜の開花時期、シロガネスミレやヤマユリなど花咲く時期、新緑や紅葉、オオルリやキビタキ、ホオジロの鳴き声が響く時期、エゾハルゼミ、ヒグラシ、アブラゼミの鳴く時期など、松木の里に生きる動植物の息吹を感じる時を発信し、その時期に合わせたオープンができないか、舎人(スタッフ・サポーター)の意見を聞きながら検討していこうなど、熱い話し合いが出来ました。

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Dsc04553(2022年4月16日 みちくさ東側のしだれ桜)

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 本日の参加者は、高橋さん、松村宗雄さん、橋倉さん、済賀さん、林子さん、筆者清水でした。

(報告 清水 卓)

2023年3月25日 (土)

アカゲラの声を聴き、春を感じながら雨の中の森作業。

3月25日、雨の足尾、足尾ダムに流れる水の量も多く、堰堤から落ちる滝は雄大でした。8:30、気温は6℃、少し肌寒く感じます。今日の責任者、大野さんから作業の提起があり、①森びと広場の周り西側斜面にミツマタとアセビを植えるための穴を掘る。②広場下のハウスとハウス周りに果樹とお茶の苗木を植えるための穴を掘る。ことにしました。

 ミツマタとアセビの穴は、一人2~3個掘り、1穴に黒土を2袋入れていきました。30分ほどで34個の穴を掘り終えました。以前に10個を掘ってあり、全部で44個、ミツマタ15本、アセビ29本を植える予定です。

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Img_5037_2 次に広場下のビニールハウスに移動し、ブドウ5本、ブルーベリー6本、ラズベリー6本、みかん3本、ゆず2本、お茶20本分の穴を掘ります。みかんとユズはハウス内に植えます。敷いてある防草シートを穴を掘る分だけの大きさに切り穴を掘ります。石が多く、土も固く苦労をしながら、久しぶりの大汗をかきながらの作業でした。

Img_5039 Img_5038 Img_5042 Img_5040 Img_5044 Img_5043 穴は全部掘れませんでしたが、雨が強くなり、昼の時刻になったので作業は終了しました。

午後は、今後の森づくりや今後行う「エコ散歩in足尾」、4月29日に実施予定の「中倉山のブナを元気にする恩送り」について話し合い、心を一つにしてきました。また、過日設置した大水を流すためのホースがずれて、水が脇に漏れているためヒューム管に水が落ちるように直しました。最後に中倉山に「孤高のブナ」の子孫を植えた後、獣害や強風から守るための幹ガード、鉄筋などの資材を準備しました。

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Img_5055雨も強くなってきたため、少し早めですが今日の作業はこれで終了しました。本日のメンバーは、鎌田さん、松村健さん、松村宗さん、山本さん、高橋さん、大野さん、福原さん、済賀さん、弘永さん、筆者加賀でした。お疲れ様でした。(報告:スタッフ加賀春吾)


2023年3月16日 (木)

雪解けを感じての森作業!

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 本日(3月16日)の足尾・松木は、8℃(8時40分)で風もなく快晴です。薪ストーブに火を入れませんでした。9時30分には本日の作業者が全員集合しましたので作業責任者の加賀さんから森作業の説明です。

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 本日は、春の彼岸が近いのでお墓や祠の草刈りと献花をして松木村のご先祖様に手を合わせます。これまで海外から訪日し、荒廃地の植生回復研修で体験植樹をされた方の木を足尾の広場に移植するための目印を付ける作業。みちくさの畑の獣害ネットに小動物が入らないように金網を張る。広場に整備した土留めに黒土の運搬。果樹を植える場所に目印を付ける作業です。

 鎌田さんがお墓や祠の草刈りを行なってくれました。綺麗になった場所で手を合わせることが出来ました。

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 海外からの植樹をされた方の木を探しに各植樹地に分散して入りました。

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 臼沢の西の植樹地にフキノトウが咲いていました。落石と思われますが土留めの板が一部破損がありました。

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 みちくさの畑の金網張りが終ると丁度昼食の時間でした。

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 昼食後の作業は、黒土を軽トラックに乗せて広場の植樹地に運びました。

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ミツマタとアセビの植樹地の篠竹が30本でしたので黒土を90袋、海外からの植樹をされた方の木を植える場所は3か所で60袋を運び入れました。

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 果樹を植える場所に目印を付ける作業も皆さんテキパキトと進みました。

 山内さんと大野さんからドリンクとお茶菓子の差し入れがありました。ご馳走さまでした。丁度3時になりましたので作業を終了して帰路に着きました。

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 本日の作業者は、清水さん、鎌田さん、大野さん、山本さん、橋倉さん、加賀さん、柳澤さん、山内さんと筆者(済賀)でした。ご苦労様でした。

(報告者:済賀正文) 

2023年3月11日 (土)

震災から12年、忘れまじ、森づくりの大切さを誓うあう

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 本日は3月11日。東日本大震災、フクシマ原発事故、津波被害から12年目を迎えました。南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊は、鎮魂・祈念植樹を行うために第1回植樹会場(鹿島区)に10時に現地集合しました。早速、打ち合わせを行い、東日本大震災による犠牲者に哀悼の黙とうを行いました。

 その後、祈念植樹の3樹種(シロダモ、アラカシ、シャリンバイ)20本を昨年同様に植樹会場の北側の盛土に丁寧に補植しました。

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 渡部代表から、「あっという間の12年が過ぎたがその時の苦しさ、無念さは忘れもしない。生かされた我々が未来の子らに語り継ぎ頑張っていく」と決意が話されました。菅野副代表からは、「この会場からすぐ近くに生家があり、海岸から300メートルの場所でした。津波によって大切な家族が行方不明となり今だ二人が発見されていない。思い出さないことはない。自分が元気でないと悲しむだろうと思って頑張っている。見守っているから。」と胸中を話されました。


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 祈念植樹をしてから森の中を散策しました。2019年に観察会・観桜会をした場所や植生調査で使用した木の名札(アラカシ)も発見され、樹高も5メートル以上となり、木々の生長ぶりにスタッフ一同感動していました。

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 会場のヤマザクラはまだ固いつぼみでしたが、これからが楽しみの一つです。森の散策を終え、スタッフからの感想や意見を出し合い会場を後にしました。

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 悲しみをのりこえ家族に墓前報告する菅野副代表。月日の経つのは早く感じるが応援隊での育樹・植樹活動や相馬野馬追等の取り組みを通じて頑張っていくことを改めて話されました。菅野副代表の自宅からの帰り道、鹿島区周辺の道なりの梅の木にはきれいな花が咲きほころび、私たちを歓迎しているようでほっこりした有意義な一日でした。

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 今日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、原田スタッフ、岩橋恵美スタッフ、東城睦子さん、筆者・東城でした。大変お疲れさまでした。

<お知らせ> 2023年 3月26日(日)第9回応援隊総会 13時 原町情報交流センター

(報告 東城敏男)

2023年3月 9日 (木)

異常な温かさの中で、汗をかきながらの森作業!

 今日の足尾は快晴、9時前にも関わらず気温は9℃を指していました。ダムゲートで仲間の到着を待つ間、旧製錬所方面を眺めると、春霞かスギ花粉か判らないけど淀んだ景色が見えました。

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 本日の森作業、作業責任者の斎賀スタッフから、①「森びと広場」の西側に広がる土留めの補修。②臼沢西(里親植樹)の森での落石と思われるネット破損、その修理、③4月29日に予定している「中倉山ブナ保護活動」に使用する培養土の乾燥準備などです。

 午前中は全員で土留めの補修を行いました。作業はテキパキト進行しましたが、嬉しかったのは、枯草の下からスイセンの芽が顔を出していたことでした。それも何か所も。生き物の強さと春の訪れを感じる事が出来ました。

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 汗をかくほどの作業が続きましたが、それもそのはず12時の気温は19℃に達するほどの陽気でした。

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 午後は、臼沢西の獣害防止柵修繕とブナ保護活動の準備、に分かれて作業を行いました。

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 臼沢西のネット修繕も順調に進みましたが、ウサギの食害が数多くみられ、今後に課題が残りました。一方、ブナ保護に使用する培養土の乾燥は、ハウス内のコンパネ1枚に10リットルづつ4ヶ所に分け計10枚、用意をしました。

 予定の作業が早く終了したので、4月2日にオープンする”みちくさ”の水道管修繕と、広場内の廃材を薪にしました。

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 3月にも拘らず、初夏を思わせる異常な陽気の中で汗を流したメンバーは、

松村(健)、加賀、済賀、福原、のスタッフ・サポーターの皆さん、報告は橋倉でした。

2023年3月 6日 (月)

春が近づいていることを予感させる今日の森作業!!

 本日(3月6日)南相馬市の天候は曇り、気温16℃と割合と暖かい日でした。春が近づいていることを感じる一日でした。3月になり初めての森作業を行ないました。

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  応援隊7名は10時に雫育苗場に集合し、事務局・山田悦子さんの入れてくれた温かいコーヒーを飲みながら作業打ち合わせと、2月27日に開催された南相馬市鎮魂復興市民植樹祭実行委員会の報告を行いました。実行委員会には、清水副代表と東城スタッフと筆者が参加してきました。約1時間程度の実行委員会でしたが、森びとプロジェクトとしての今後の活動について清水副代表から発言されました。 このところ南相馬市は強盗傷害事件で全国的に有名になりました。私の家を含めて一般の家庭でも防犯意識が高まり、戸締りなど気をつけるようになってきています。

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 本日の作業は、育苗場内の環境整備と苗木への水撒き作業、培養土の荷下ろしと貯水タンクへの給水作業でした。このところ南相馬市は毎日のように乾燥注意報が出ているので、苗木たちに十分に補水をしました。

 作業終了後、東日本大震災・原発事故から12年目を迎えるにあたって、被災した私たちも当時のことを忘れそうになっていることを反省し、大震災と原発事故の教訓を後世に語りつぐこと・風化させないようにしていくことを会員で話し合いました。

 第11回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭は、2023年6月11日(日)12時~15時 ※雨天決行 南相馬市原町区北泉地内で植樹面積0.4ha、参加人数約1,500名、植樹本数約20,000本で開催することに決定しました。出来るだけ多くの市民ボランティアや森びとプロジェクト会員の参加をお願いいたします。今年もみんなの力で第11回鎮魂復興市民植樹祭を成功させましょう!!

 3月11日には東日本大震災から12年目となり、第1回植樹会場での鎮魂植樹を予定しています。また大津波により亡くなられた菅野副代表のご家族のお墓参りを行ないます。

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 本日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、小川事務局、道中内スタッフ、筆者・岩橋でした。(報告 岩橋孝事務局)

 

 

 

「民集の杜」の名を刻む石の設置が完了しました。

 桃の節句の3月3日、足尾では(株)山田組様の協力をいただき、緩斜面の植樹地の杜の名前を刻む石の移動・設置を行いました。石の移動には4名の社員が駆け付けてくれました。

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 私たちは、少しでも地球温暖化にブレーキをかけたいと願い2005年から、煙害や山火事によって木々が枯れ荒廃した足尾銅山・旧松木村跡地で森づくりを行っています。

 多くのボランティアや会員の皆さんと植樹してきたこの森を、“負の遺産”から未来の子供たちや森に暮らす生き物たちの“命を守る森”に育てたいと願い活動を進めています。

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 本年は、多くの方々に生長した森・杜を観察していただき、すべての命の源が森であることを体感してほしいと願い、森の育樹と観察の準備を進めています。

 現在の「松木の森」、「新松木の杜」の名称を、多くの皆さん(民)と協力し合い、長い年月をかけて育ててきた豊かな緑の森を「民集の杜」に統一します。そして、杜内にある石を杜の入口に移動し「民集の杜」という名を刻み入れます。

 山田組の皆さんが重機を操作し、手際よく石の移動を行ってくれました。危険を伴う作業に携わってきた長年の経験による職人の技を見せていただきました。

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 早春に開花する木々のミツマタやコブシ、ツツジやサクラなど、昆虫や野鳥が受粉の手助けをします。そのお礼に木々は樹液や実を恵み、命をつなぐ巣の場所と材料を提供しています。林床では菌糸や土壌動物が土づくりを行い土壌を豊かにしてくれます。降り注いだ雨を木々や土壌動物たちが濾過し、私たちに恵みの水を与えてくれます。

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Dsc045861 2022年4月 松木の杜・コブシ

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Dsc047481 2022年4月 民集の杜・サクラ

 木を植えることで変化する生態系・すべての生き物のつながりを五感で感じ、“人間は森に生かされている”ことが実感できるよう杜の案内をしたいと考えています。

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 石の移動終了後に、作業小屋でコーヒーと桜餅をほお張りながら、社員の皆さんと交流を深めました。(株)山田組の皆様、当団体の活動にご理解、ご協力をいただき感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

(報告 大野昭彦)

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