震災から12年、忘れまじ、森づくりの大切さを誓うあう
本日は3月11日。東日本大震災、フクシマ原発事故、津波被害から12年目を迎えました。南相馬市鎮魂復興市民植樹祭応援隊は、鎮魂・祈念植樹を行うために第1回植樹会場(鹿島区)に10時に現地集合しました。早速、打ち合わせを行い、東日本大震災による犠牲者に哀悼の黙とうを行いました。
その後、祈念植樹の3樹種(シロダモ、アラカシ、シャリンバイ)20本を昨年同様に植樹会場の北側の盛土に丁寧に補植しました。
渡部代表から、「あっという間の12年が過ぎたがその時の苦しさ、無念さは忘れもしない。生かされた我々が未来の子らに語り継ぎ頑張っていく」と決意が話されました。菅野副代表からは、「この会場からすぐ近くに生家があり、海岸から300メートルの場所でした。津波によって大切な家族が行方不明となり今だ二人が発見されていない。思い出さないことはない。自分が元気でないと悲しむだろうと思って頑張っている。見守っているから。」と胸中を話されました。
祈念植樹をしてから森の中を散策しました。2019年に観察会・観桜会をした場所や植生調査で使用した木の名札(アラカシ)も発見され、樹高も5メートル以上となり、木々の生長ぶりにスタッフ一同感動していました。
会場のヤマザクラはまだ固いつぼみでしたが、これからが楽しみの一つです。森の散策を終え、スタッフからの感想や意見を出し合い会場を後にしました。
悲しみをのりこえ家族に墓前報告する菅野副代表。月日の経つのは早く感じるが応援隊での育樹・植樹活動や相馬野馬追等の取り組みを通じて頑張っていくことを改めて話されました。菅野副代表の自宅からの帰り道、鹿島区周辺の道なりの梅の木にはきれいな花が咲きほころび、私たちを歓迎しているようでほっこりした有意義な一日でした。
今日の参加者は、渡部代表、松林副代表、菅野副代表、山田事務局、岩橋事務局、道中内スタッフ、原田スタッフ、岩橋恵美スタッフ、東城睦子さん、筆者・東城でした。大変お疲れさまでした。
<お知らせ> 2023年 3月26日(日)第9回応援隊総会 13時 原町情報交流センター
(報告 東城敏男)
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