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2021年1月の17件の記事

2021年1月29日 (金)

未来の命をつなぐ日光板橋「城山の森」の苗木たち

 森びと県ファンクラブの皆さん、森ともの皆さん、今年もよろしくお願いします。

 昨年10月17日、私たちは日光板橋・「城山の森づくり」で苗木1,000本を植えました。それから3ヶ月が経ちましたので、先週23日(土)、栃木FCメンバー4人は現地を見てきました。

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Photo_8201017 上の写真:昨年の植樹の様子

城山に着くと、あいにくの曇り空で日光連山は雲に隠れていました。雨や雪もチラついていました。こんな天気は苗たちにとっては嬉しい恵みの雨のようでした。

Img_1046 晴れているとご覧(下の写真)の素晴らしいロケーションです。

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Img_1050 苗木を見ると、冬芽らしきものが芽吹き、根もしっかり張っているようで安心しました。心配していた動物による被害も無いようです。5年後の花や紅葉を地域の方々と楽しめることを願いました。その上、癒し効果ばかりでなく、土砂流出を防ぎ、二酸化炭素吸収にも頑張ってくれることを願いました。これからもそんな活動を継続していくことを決意しました。

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Img_1032 稜線を登っていると、日光森林組合が植えたモミジとサクラの苗木に付けていたピンクのリボンが花に見えていました。息を切らしながら登って約15分、城山頂上443.3ⅿに到着。ハイカーの方が弁当を広げくつろいで休憩していました。

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Img_1039 この地はかつて板橋城があった城跡です。登山道入り口にあった案内板を見ると、1500年代に武蔵国豊島郡板橋(現在の東京都板橋区)から板橋将監親棟(いたばししょうげんちかむね)という武将が北条氏の命で派遣されてきたことから、この地が板橋と呼ばれるようになったそうです。まさか東京の板橋と関係があったとは思いませんでした。頂上にはあずまやがあり、石垣の遺構なども見えます。晴れた日には雄大な日光連山や反対側には宇都宮の古賀志山も木々の間から見ることができます。

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Img_1047 今回の参加者は、橋倉さん、小川さん、弘永さん、加賀でした。下山後、名物の蕎麦屋さんの「ソバがき」が絶品でした。

Img_1056 (報告:栃木県ファンクラブ 加賀春吾)

2021年1月28日 (木)

久しぶりの足尾森作業にさわやかな汗を流しました

 本日(28日)の足尾ダムに流れる込む水は少なく、久藏川は流れが見えませんでした。松木沢の気温は1℃、空はどんよりとした曇でした。作業小屋に置いていたポリタンクの水も凍っていませんでした。ストーブとコーヒーで暖を取りながら作業打ち合わせをしました。本日は、臼沢西の森の階段づくりと土留め作りをすることにしました。

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Img_1064 階段と土留め作り用資材の甲羅板と鉄筋、ハンマー、万納鍬などの道具類を軽トラに積み込み、臼沢西に運びました。

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Img_1070 階段づくりと土留めづくりに分かれて作業開始。階段は、囲い柵の上に作った出入り口まで残っていた5段を作りました。土留めは、まず甲羅板を運び入れるところから始まり、一列分5か所を完成させました。

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Img_1088 午前の作業が終了し苗木を見ると、兎にかじられたようで、木がナイフで切ったようにスパッと切れていました。また、引っ張られたようで苗木が土から浮いていました。午後の作業は、これらの苗木を植え直すことにしました。

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Img_1080 午後、現地に向かう途中で金網が破られた穴を発見し、金網と針金で補修しました。

Img_1084 以上で本日の作業は終了しました。帰宅準備をしていると、松村健さんからおすそ分けがありました。

なんと、鹿肉の燻製をいただきました。今晩のつまみができたと、皆さんは大喜びでした。

Img_1065 本日のスタッフは、鎌田さん、松村健さん、山本さん、橋倉さん、加賀でした。松村健さん、ありがとうございました。(報告:加賀春吾)

2021年1月24日 (日)

足尾・松木沢はモノトーンの世界!

 朝、目覚めると一面が銀世界。なんとなく気持ちが落ち着きませんでした。アパート周辺の雪かきを済ませ、松木沢へ出けました。

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 松木沢の草地は頭に描いていたように、雪を踏む足音だけが聴こえる静寂さ、周りはモノトーンの世界でした。時々、「ドス!」と音がしますが、風に揺られて雪の塊が枝から落ちていました。墨絵のような中でジィー!としていると、寒そうなモズ一羽と鹿3頭が私を見つめているようでした。

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15cmの積雪は今シーズンで最も多い日になりました。

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静寂の中に身を置いていると、コロナ、コロナで明け暮れて疲れている心が洗われます。明日への元気をもらった一日でした。

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 足尾・松木沢の雪景色に感謝でした。(森づくりサポーター・橋倉喜一)

脱原発・2050年排出ゼロへ地域市民の役割を探したい

 森とものみなさん、今年も森へ集いましょう。新生「森びとプロジェクト」福島県ファンクラブの齋藤 章です。どうぞよろしくお願いします。

Photo      南会津の森作業

 気候変動による地球温暖化にブレーキをかけるために、私は仕事の合間に会津の国有林の一部の木々を元気にしてきました。暮らしから排出される汚染物質で弱った木々の幹に虫が穿孔して枯れているのではないかと、木々が吸い上げる土壌改良をしようと粉炭を蒔いてきました。

Photo_2   熊棚が作られる元気な森に

 この10年間に学んだことを素に、世紀末に生存が不安定にならない土台(地球)をなんとかしたいと思っています。地域の政治家の皆さんの知恵もお借りして、地域から温暖化にブレーキをかけていきたいと仲間たちと話し合っています。

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Photo_3  南相馬市では「いのちを守る森の防潮堤作り」を応援しています。8年間になるこの活動も市民の皆さんと継続していきます。活動しづらいコロナ禍ですが、工夫と希望をもって森づくりをすすめていきたいと思っています。

Photo_4 (森びと福島県FC・斎藤章)

2021年1月20日 (水)

大寒の日 今年最初の森作業(足尾)

今日の足尾は、気温-3℃(9:40)雲一つない快晴です。

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Photo_3 コーヒーとストーブで暖を取りながら、作業打ち合わせ。臼沢の森ネット点検、JR貨物労組植樹会場のネット補強、松木の杜ネット点検修理、流し台の排水ホース交換、桜の幹ガード補修と盛りだくさんですが、手分けして作業開始。

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Photo_5 臼沢の森を登るとネットにあなが ・・・ 早々に修繕。

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Photo_9 JR貨物労組植樹会場のネット補強も終えて、戻る途中で落ち葉に、けもの寝床発見。また、ネット点検中では、ウサギの糞を発見。臼沢の森に動物たちが帰って来ているのは、嬉しいですが ・・・

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Photo_11 松木の杜には、ネットを飛び越えたり、体当たりして壊れていました。修繕しネットを高くしました。

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Photo_14 昼食に、松村健さんが猪汁を作ってくれました。皆さん、おかわりをしていました。橋倉さんからは、干し芋の差し入れがありました。

Photo_15午後には、森びと広場の桜に幹ガード補修、松木の杜の桜も補修。

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Photo_17 食害の木にも幹ガードをしました。

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Photo_19 大寒の日。橋倉さん、山本さん、松村健さん、福原さん、加賀さん、弘永さん、お疲れ様でした。(報告小川)

2021年1月19日 (火)

早春に森びとの産声をあげたい山形県

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  10年前に植えた苗木(上と下の写真)

 森びとの皆さん、はじめまして山形県の佐々木です。新生「森びとプロジェクト」の山形県ファンクラブ結成を準備しています。

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 久しぶりの森づくり活動ですので、どんな活動をしていくのかが不安です。森づくりは10年前に体験した鉄道沿線の森づくりだけです。何をやってよいのか分かりませんので、とりあえず現場に立ってみました。写真(16日)はご覧の通りです。

2021116  雪深い地域ですので苗木の生長は遅い感じがしますが、通勤途中の車窓からは春の新緑が、秋は紅葉が私たちを楽しませてくれています。

2021116_2  春までにはファンクラブを結成し、各県の森ともの皆さんと、“山と心に木を植える”活動を創りたいと思います。皆様のアドバイスをよろしくお願いします。(山形県・佐々木一志)

2021年1月18日 (月)

木々も私たちも我慢の足尾の森作業

 栃木県にも「緊急事態宣言」が拡大されました。森づくりチームは月一回の森づくり作業集中日について、当日参加予定の足尾サポーターの気持ちを伺い、町民の感情等も配慮しながら作業の準備をしています。

1 コロナ禍の森作業では色々な事を配慮しながらすすめていかなくてはならないということを改めて学んでいます。この時季は木々の獣害が心配ですが、その対策をすすめるスタッフやサポーターの健康を害してはなりません。

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4  現場に立つ私たちは、15年間に育てた木々は少しぐらいの獣害でも枯れるリスクは小さい、さらには、枯れたらまた植えようという気持ちになって森作業をすすめます。

2  今年も「我慢と自粛」の森づくりのスタートですが、1年間のコロナ禍社会で見つけた森づくりの知恵を活動に活かしていきたいと思っています。(写真:林子さん、報告・高橋佳夫)

2021年1月14日 (木)

足尾・松木沢で陽射しの力をいただきました

Photo 足尾キャニオン方面

 久しぶりに暖かい日だったので、昨日、足尾・松木沢に入りました。昼頃の気温は7℃でした。苗床のポット苗の底は凍っていましたが、苗木は寒さに耐えているようでした。

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Photo_3  松木沢一面は薄茶色に染められていました。その中で目に付いたのが「みちくさ庭園」内の緑色した彼岸花の葉だけでした。背伸びして陽差し受け入れていました。

Photo_5  沢には水が流れていましたが、作業小屋の蛇口から水は出ませんでした。各所の戸締りをチェックし、「松木の杜」に侵入していた鹿に“喝!”いれました。

Photo_6  久藏川にかかる橋の下で餌を探していたシラサギも陽射しから元気をもらっているようでした。

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Photo_8 赤倉地区からダム方面

 コロナ禍の暮らしで息苦しい日常が続きますが、足尾・松木沢の自然の力を受けると気持ちが軽くなり、元気が湧いてきそうでした。(足尾サポーター・橋倉喜一)

草木の不思議な力を感じて森づくり構想

森びとの皆さん、お元気ですか。森びと千葉県ファンクラブの武田です。今年もよろしくお願いします。

Photo  千葉県内ではコロナ感染者が毎日増えていますので、気持ちを引き締めて仲間たちと情報交換しています。雪国の皆さんの大雪対策やコロナ禍で気持ちが暗くなりがちですので、ちょっと明るくなるような写真(上)をお届けします。南房総のFC会員・相川さんからストックとカーネーション等の花が贈られてきました。独り占めで申し訳ありませんが、花の甘い香りと色の鮮やかさが家族の気持ちを和ませてくれています。

Photo_2  近くの稲毛海岸を散歩すると、写真のように富士山が威風堂々とそびえています。生ぬるい海風を浴びて富士を見ていると、何か元気をもらえます。山や花の不思議な力が私の気持ちを動かします。自然は有難いものです。

Photo_3  通勤途中では、椿の花の香りとナンテンの息づかいの変化をみることができます。花の命、ナンテンの実の恵みに少しでも何か気づくことができればと思っています。今年の森づくりは、こんな身近なところから活動を考えて行ければと思っています。

Photo_5 Photo_4  足尾町や南相馬市で皆さんと会えることを楽しみにしています。(森びと千葉県FC・武田芳明)

2021年1月11日 (月)

ホッとする!足尾の生きものたちのいつもの営み

 日の入り時間が少し延びています。コロナ禍での日常では気づきませんか。

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1  昨日、「足尾ダム駐車場は車が多く、中倉山登山者が多かったのではないか」と、宙ガール・林子さんから報告がありました。写真も一緒に送られてきました。

Photo 足尾ダムの水辺には水鳥がのんびりと泳ぎ、草地ではキジが餌を食べていました。いつもの見かけるキジは一匹もしくはつがいなので雄が3匹で餌を食べている様子は珍しい。

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Photo_2  水鳥はのんびりしている様子ですが、空にはトンビが舞っており、この写真はトンビから遠ざかっている様子だそうです。

3_2  足尾から銀山平キャンプ場へ向かう船石峠の途中、トンビが群れになって木々に止まり、眼下の餌を探しているようでした。(広報スタッフ・高橋佳夫)

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