エゾハルゼミの鳴き声の響く松木の杜、気持ちをあわせた架け橋づくり
今日は5月31日(日)、松木渓谷は曇り空です。
新型コロナウイルス感染拡大防止の「緊急事態宣言」が解除された後の日曜日は、中倉山や松木渓谷へのハイキング、ジャンダルムでのロッククライミングなど自然を求める方々で久しぶりににぎやかになり、新緑の足尾の森を満喫しているようでした。
森びと広場の9時の気温は14℃、午後には20℃となりましたが、エゾハルゼミの鳴き声が響き渡るなかでの森作業となりました。
作業小屋に到着後、朝のコーヒーを飲みながら作業の打ち合わせです。本日の森作業は昨日に引き続き、松木の杜に架け替えている単管パイプの橋の補強と歩行足場の取り付けです。ツルハシやスコップ、ラチェット、単管パイプをつなぐ継手などの道具を準備して松木の杜に向かいました。
橋の補強箇所や歩行用足場板を載せる単管パイプ取り付け箇所など、現場での作業打ち合わせを行い組み立て作業に入りました。
単管をつなぐ継手(クランプ)取り付けなど、慣れない作業なので、ナットを締め付けているのか緩めているのか分からなくなるなど、笑いがおきる作業となりました。
歩行用足場は橋の中央に針金で縛り付けました。これで松木の杜側への材料の運搬が楽になりました。
軽トラックが乗り入れる橋の端はU字溝を逆さまにして埋め込みました。松木の杜側にU字溝を埋める穴を掘るためスコップを入れると石にあたりました。組み立てた単管パイプの下に大きな石が埋まっており、取り出すのに一苦労でした。バールを石の脇や下に入れ、少しずつずらし、最後は手でゆすり掘りだしました。U字溝の高さを調整しながら埋め込み設置が完了しました。
軽トラック用の足場板は後日取り付けとなりますが、脱輪防止と森作業参加者の転落防止のために手すりを取り付け本日の作業を終了しました。木製の「三治橋」が鉄製に生まれ変わりました。ひとまず、松木の杜への架け橋が完成したことを祝い、記念写真です。「架けたぞー!」
昼の休憩時に“みちくさの庭”を観察しに行くと、色とりどりの花が咲いていました。野イチゴも鈴なりです。熟す時期が楽しみです。虫たちも待ち遠しいことでしょう。
コメント