« 2020年3月 | メイン | 2020年5月 »

2020年4月の25件の記事

2020年4月 4日 (土)

10年目の遊働学舎・みちくさがスタート

 今日は、2020年の舎人スタートの日。足尾・松木沢の天気は快晴でした。20200404_090750_3 新型コロナウイルス感染で不要不急の外出が控えられる中、細心の注意を払いながら集まった舎人たちはマスクをし、みちくさの窓を開け、ミーティングを開催しました。

20200404_091707_2 冒頭、高橋副理事長から「自分のいのち、家族のいのち、仲間のいのち、世界人類のいのちを守るために慎重に行動をしよう」「ウイルスをやっつけようなんて思わないこと。他の人にうつさないよう自分で守るしかない」「コロナウイルスと気候変動は、自然界からのしっぺ返しである」「(私たちのフィールドは)栃木県の土砂流出防備保護林になっているので、考えを聞いて、管理をしていく」などと挨拶と問題提起があり、その後意見交換をしました。

20200404_104716_2 みちくさは2011年にオープンし、今年は10年目です。舎人の皆さんも、得意分野をブラッシュアップする方や新たなことにチャレンジをする方がおります。今年は明るく・楽しく舎人を訪問される方も、私たち舎人も元気になる場を提供していきますので、来舎をお待ちしております。

20200404_135911_2

20200404_140145_2

20200404_140225_2

20200404_140249_2 今日の参加者は、高橋、清水、松井、鎌田、橋倉、小川、武田、加賀、小柴、塚崎、そして筆者でした。(報告:小林)

房総の“森とも”から命を守る警告

 千葉の森びと・相川さんから写真が届いた。

Photo  地域の人々が楽しみにしていた花見のために間伐材でベンチを作った相川さん。ところが千倉で新型コロナウイルス感染が確認された。地域では、感染拡大防止のために不要不急の外出ができなくなった。

Photo_2  「近くの草地ではニリンソウも可憐な花を見せてくれているのに、残念だ」という相川さん。昨年は台風19号でビニールハウスが壊されて、がっくりきていた彼。そんな気持ちを花見で吹っ飛ばそう!と思ってベンチを作ったという。

Photo_3  「異常気象の猛威とコロナウイルスの猛威を甘く見るなよ!」と房総市からの警告でした。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 3日 (金)

コロナ感染に目配り、気配りをしつつ、「みちくさ」オープン準備

Photo          下野大沢駅~今市駅間

 今日から足尾の森づくりの始まり。いつものJR日光線は宇都宮駅から日光駅間のドアは乗客がボタンを押して開け閉めする。今日は車掌がドアの開閉をしていた。コロナ感染対策として各駅で外気を車両に入れていた。外気が入ってくる毎に気持ちが楽になって有り難かった。

Photo_2 下野大沢駅~今市駅間

 足尾・松木沢ではしだれ桜が蕾を膨らませ、マンサクが西陽に輝いていた。

Photo_3

Photo_4  柳の枝にはヤマガラが止まり、蕾を舐めていた。

Photo_5  松木沢の夕方は頬が冷たくなります。そんな春です。明日はミ―ティングに集う舎人に目配りと気配りをしながら、「みちくさ」オープンを迎える。(報告 髙橋佳夫)

2020年4月 1日 (水)

素晴らしい宝物・財産を継承しよう!

Dsc_0256516

 本日、手洗い、換気、机など消毒を行った後、15年間の森づくりの宝物探し編集会議を行いました。高橋副理事長からは現代人の暮らしのひとコマとして紹介されました。「通学通勤の必需品がテレビで毎日紹介され、コンビニの食材で不足した栄養はサプリメントで補給し、衰えた筋肉はお金を出してジムで鍛えるという暮らしのデータは人口知能が基になっている。暮らしが企業の大量生産大量消費戦略上にある現代人。人間が持っている素晴らしい知恵が暮らしに活かされていない。現代人は五感を磨き、人工知能の素晴らしい部分のふるいと知恵というふるいにかけて流されてくる情報を見極め、人間らしい暮らしを描いていくことが求められている。そのヒントは15年間の森づくりの中で教えられている。それらを発見して、次世代を生きる若者に伝えるべきではないか?」と提起がありました。

Dsc_0797517  
 私たちの合言葉は”山と心に木を植える”です。森は15年間に育てられましたが、その森を育てた森びとスタッフの心にはどんな木を植えられたのか、その木を探しあてるのが本日の会議でした。

 木々が自立できるまでの草刈りをめぐったスタッフの話が森を育て、鹿や猿から幼木を護る様々な失敗や議論が森を育てました。会議では、このような15年間の森びとスタッフの心に木を植えてきた現実を、活字にしていくことになりました。インターネットや著書ではつかみきれない「宝物」を探していくことになりました。(報告・松井富夫)

気候変動とウイルス感染の猛威に向き合う

 オリ・パラ延期が決定した途端、新型コロナウイルス感染が首都圏で広がった気がする。それはともかく自分の命と健康維持のためには感染予防と感染を拡げない「目配り、気配り、心配り」(「三配り))の実行が大切だ。

202004012     足尾ダムから精錬所(2019年)

 そのために、感染気配の察知と防御を心得ておきたい。そのひとつは、感染気配は味覚と嗅覚を効かせて、味や臭いの微妙な変化を見逃さないようにしたい。変化を感じたらためらわずに医療機関に行って検査することだ。「三配り」は家族や親族、そして友人・知人さらには世界の人々にもできることを配っていきたい。

20200401   足尾町の星空(写真:林子さん)

 ウイルスに国境はなく、人間の作ったグローバル市場経済のスピードに乗ってウイルスは世界を駆け巡っている。地球が「灼熱の地球」になってしまうと、凍土や氷柱内の見えない新型ウイルスが動き出すかもしれない。

202004013  私たちはこのような地球上に生きている一員として、生活現場と労働現場を見直す岐路に立たされているのかも知れない。そのヒントは生態系サービスが持続可能な平穏な地球と暮らし方(政治と経済)への変革なのかもしけない。(理事 高橋佳夫)

森びと検索

最近のトラックバック