暮らしの基盤を元気にする一助に育つ足尾の森
厚労省は、12月24日に「2019年は512.000人が「人口自然減」(13年連続)したという年間推計を公表した。未来を生きる孫たちの事を考えると、経済や技術の発展だけを優先する「今だけ・金だけ・自分だけ」の目先対策ではその心配と不安は消えない。
私たちは、「すべての生物は森に生かされている」ことを15年間の森づくりで実感している。それは暮らしの基盤は森であるということではないかと思う。その基盤が想定外の異常気象によって衰弱している。それは全世界へ拡がっている。「今だけ・金だけ・自分だけ」というスローガンによる政治潮流は世紀末の生存基盤を不安定にさせることは間違いないと思う。
“持続的に・暮らし(命)のための経済を・地球の全ての生きものたちのために”のスローガンへ政治の舵を切るべきだと思う。たった15年間の森づくりですが、足尾の「ふるさとの森」はその一助となっている気がしている。
年末を迎え、世界の一部国々の首脳が命の基盤を衰弱させている中で、その基盤(地球)を元気にさせる一助になる森を育てている森びとの皆さんに心から感謝を申し上げます。(東京事務所所長 大野昭彦)
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