ミシガン大学生達と田中正造の生き方を探りました・・・その①
今日は朝からスタッフたちに緊張が漂っているようでした。アメリカ・ミシガン大学生を迎えての環境学習サポートがうまくいくのかと真剣な顔でした。そんな雰囲気の中で朝の打合せ、早速、歓迎の八重桜の下でその準備に入りました。
2016年5月、私たちは同大学の学生たちのサポートを行い、20本の幼木を植えて頂きました。今日の学生たちも昨年同様に、レスリー教授の研究室に集う自然環境と人間のつながりを研究している学生です。日本の場合には、田中正造の精神と農民と連携した闘い等を学習しています。
12時に森びと広場に到着した学生の昼食中に、私たちの自己紹介。その後は、足尾銅山の歴史を簡単に振り返り、その現場を見ていただきました。
続いて、同大学先輩が3年前に植えた森を散策しました。当時は60㌢程だった苗木が3㍍程に生長していることに、学生たちからは驚きの声があがりました。
森びと広場に戻ってからは、「足尾isハートランド」訪問記念にサクラの苗木を植えました。穴を掘り、土を混ぜる、苗木の根の気持ちになって丁寧に植える、最後に沢山の水をあげました。その前で全員集合、お互いに素敵な桜の花を見せてくれるように願って記念写真をとりました。
15時から1時間は討論、そこでは田中正造が貫いた闘いの精神力や考え方を探りました。その中では、自然環境破壊は人間の暮らし方の「毒」にある、その毒とは何か、地球温暖化防止のアイデアがテーマとなりました。討論を通じて“連帯感の大切さ”を実感する討論がつくりだせたようでした。
最後は、自国ですすめる運動の共通スローガンを互いに考えよう、となって討論は終わりました。残念でしたが、交流時間が無くなり、学生たちと再会を願って別れました。報告は続きます(報告 高橋佳夫)
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