今年も地球と寄り添う暮らしを求めていきます
あけましておめでとうございます。
昨年は、皆様のご理解・ご協力を賜り、「事業業計画」が無事に終了することが出来ました。東京事務所一同厚く御礼申し上げます。
「キープ・オン・ゴーイング!(前に進み続けよう!)」を合言葉に、“山と心に木を植えて”きた1年間でした。振り返ってみると、人類は地球からの警告に十分応えられていなかった一年でした。
想定外の異常気象は自然を破壊し、いのちを脅かす重大な災害を世界中で引き起こしています。この原因のひとつは人間の暮らし方であることは言うまでもありません。命よりも各国の経済が優先され、または、ひとり一人の幸せ観の違いによって人類の喫緊の課題とはなっていないようです。世紀末の生存を安定させていくには、地球温暖化対策は“待ったなし!”なのですが・・・。
国連や多くの学者、研究者、知識人は、「今後も気温が1.5度~2度上昇し続けると地球の気候は『ホットハウスアース(灼熱地球)』という新しいステージに変わる。」と予測しています。人類は、「文明の岐路」に立たされているのではないでしょうか。
人間は自然を破壊することは出来ても、いったん壊した生態系を甦らすことは不可能です。私たちは生物社会の一員であることを再認識し、経済・政治・暮らし方の大転換を図らなくてはならないのではないでしょうか。
森びと設立15年を迎えた2019年。事務所一同は、これからも森づくりを継続し、温暖化を調整してくれる世界の森に寄り添う暮らしへ進路を向けたいと思っています。
「生物社会の一員にすぎない私たち、海や森に寄生しなければ生きられない“人間”」という冷厳な事実を受け止めて、未来の子や孫のために私たちは一歩踏み出し、温暖化防止運動が暮らしのひとつだということを日本に広めていきたいと願っています。森びとの皆さんのご支援をお待ちしています。
皆様のご多幸をお祈りします。(所長 大野昭彦)
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