人知を超えた自然のエネルギーを侮るな!
「北海道胆振東部地震」で北海道は停電が続いている。北電は緊急事態に本州から電力を融通してもらう仕組をつくっていたが、今回はそれが機能しなかったという。融通してもらった直流電気は交流に変換する必要があるが、変換させるための電気が停電で用意できなかったからだという。また、北電は火力発電所の3基が停止するとは思っていなかったらしい。
これが日本基幹産業の経営陣の姿勢だ。自然の脅威を甘く見ていた「想定外」の3基停止、緊急時に発電に欠かせない発電機も用意していない利用者軽視。その上、経営のためには電力料金値上げを押し付けるのが基幹産業経営陣の姿なのかと情けなくなる。地震で犠牲になった方々にお悔やみ申し上げ、行方不明の方々の早期発見を祈る。
私たちは森(自然)に生かされていること、そしてその力は無限であることを改めて考えさせられ、森(自然)に寄り添って暮らしていくことの大切さを実感している。(理事 高橋佳夫)
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