熊の悪戯(いたずら)?が至福に思える森づくり
午後の足尾・松木渓谷入口、雨雲の切れ目から覗く青空が美しい。舎人の加賀さん、小川さんそして鎌田スタッフと立ち話し。4日以降、本日(8日)までには強風が吹き荒れたという。みちくさの入口屋根の波トタンが吹っ飛び、池には濁った水に混じって泥が堆積していたという。「みちくさ」オープンから7年経ったが、初めての被害であった。
透きとおった秋の青空がと雨上がりの風にのってツクツクボウシの鳴き声が聴こえてきた。帰り支度をしながら再来週18日の育樹・育苗作業の準備の話し、獣害用柵の置き場などの検討をしていると、鎌田スタッフは近くのウワミズザクラの折られた枝を見て、「熊の仕業が嬉しい!」とほほ笑んだ。至福の瞬間であった・・・。
足元ではコオロギも立ち止まり、スタッフ達の立ち話に首を傾けているようであったが、その言葉に3人は頷いているようだ・・・。このような瞬間を大切にしたいし、多くの森ともと共有していきたい。(理事 高橋佳夫)
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